どす黒い欲情と愛する妻ゆかり[後編・第2章]

この体験談は約 17 分で読めます。

Kのマンションまで戻る道は混んでいて、少し時間がかかりました。

近くまで来ると、私は車をメーター式のパーキングに止めて、Kのマンションまで歩きます。
Kのマンションは高い塀に囲まれていて、塀には長いツタが絡まっていました。
Kの部屋の明かりも、外からは見えません。
私は暗い道で、しばらくキョロキョロとしましたが、やがて、塀の一角に目立たない小さな扉を見つけました。
おそらく庭師などが出入りに使うのでしょう。

鍵を差し込むと、扉はギーッという音を立てて開きました。

私の胸はドキドキ高鳴っています。
足を踏み入れると、そこはちょうどKの部屋の目の前でした。
足音を立てないように庭を横切って建物に近づきます。
そして、ベランダをよじ登りました。
私は自分のやっていることが自分でも信じられませんでした。

部屋は真っ暗でしたが、小さな明かりが漏れてくる一角があります。
こっそりと近づいていくと、驚いたことにカーテンの隅が開いていて、中が覗けるようになっているではないですか。
耳をそばだてると、小さな話し声も聞こえてきます。
私はそこへしゃがみ込むと中を覗き込んだのです。

思った通り、そこはKのベッドルームでした。
そして妻とKが行為の最中だったのです。
Kは二人の行為を見せつけようとして私を呼び寄せたのに違いありません。
目が暗闇に慣れてくると、次第に中の様子が分かってきます。
二人は全裸になり、ベッドの上で向き合って座り、お互いの体をさすり合っているのでした。
チュッチュッという音がするのは、Kが妻の体のあちこちにキスの雨を降らせているからなのでしょう。

時おり、Kは妻の可愛らしい乳首にも吸い付いているようです。

「あぁ・・・」という妻の切ない声が聞こえます。

やがて、Kは妻を押し倒すと、脚の間に入り込み、蜜壷を舐め始めたようです。
ピチャピチャという音に混じって、妻の「やだぁ・・・、もぅ・・・」という甘くKをなじる声や、くすくすという抑えた笑い声、「あっ、あっ」という喘ぎ声が聞こえます。

やがて、Kは妻のすらりとした両脚を持ち上げて、自分の肩に担ぎ上げます。
妻の丸いお尻がベッドから浮き上がると、Kはアナルにも舌を這わせ始めました。
妻は「あん・・・」という甘えるような声を出して身を捩ります。

しばらくすると、今度はKが下になりました。
上になった妻はKの唇に自分の唇を重ねます。
何度も、何度も唇を重ねては、Kを見つめています。

そして、Kの厚い胸、乳首、下腹部という具合に入念に唇で奉仕していきます。
いよいよ、そそり立つ肉棒を口に含みます。
妻は喉の奥深くまで肉棒を咥えたり、一旦口から離して、肉棒の裏筋を下から上に入念に舐め上げたり、先端だけを咥えて、口の中で舌を使って刺激を与えたりしています。

ときには、ずっと下の方、つまり睾丸を包む袋の部分をチロチロと舐めたり、袋ごと口に咥え込んだりもしています。
睾丸を包む袋を口で刺激するときには、妻はその細いしなやかな指で肉棒の部分を優しくしごいたりもするのでした。

Kは一心不乱に奉仕する妻の髪を撫でながら、「ゆかり、いいぞ。随分、上手になったじゃないか」と、満足そうに声を掛けます。

妻は、咥えていた肉棒を一旦口から離すと、「全部、あなたが教えてくれたのよ・・・。悪い人ね・・・」と言って、Kを甘く睨みつけます。

そして、また、Kへの奉仕に没頭するのでした。
やがて、Kは妻のサービスに十分に満足したのか、ベッドから身を起こすと、「ゆかり、もう我慢できないよ。一つになろう」と声を掛けます。

それでも妻は、しばらくKの肉棒を咥えたままでしたが、Kに肩を叩かれると、やっと口を離します。
そして、Kと体を入れ替えて下になると、Kの挿入を待つ姿勢を取ったのでした。
Kがじわじわと肉棒を挿入すると、妻は「あぁん」という声をあげて、身を仰け反らせます。
私は、妻に向かって「一つになろう」というKに、殴りつけたいほどの怒りを感じましたが、頭の中はどす黒い欲情に完全に支配され、肉棒をはち切れんばかりに怒張させていたのでした。

妻とKの二人は正常位で結合した後も、しばらくじっと動かずに、お互いを見つめ合っています。
そして、長いキスの交換の後、Kはゆっくりと腰を動かし始めました。

「はぁっ」という熱い息が妻の口から漏れます。

でも妻は、Kのゆっくりとした腰使いに焦らされたのか、「あん、もっとぉ~」などという甘い催促の声を出しています。
それは、私たち夫婦の行為では聞いたこともないような声でした。

私は「あの妻が・・・」と思いながら、妻をここまで仕立て上げたKに激しい憎悪を感じないわけにはいきませんでした。

やがて、Kの腰の動きが次第に早くなると、妻は「そぉ、そぉ、それなの・・・」などと口走りながら、自分も腰を動かし始めたようです。
ギシッギシッとベッドの軋む音がします。
時折、チュッチュッという音がするのは、二人が腰を動かしながらキスをしているからなのでしょう。

やがて、二人の腰の動きが早くなると、妻は「あぁっ」という切羽詰まったような声をあげて、体をがくがくと痙攣させ、Kの肩に腕を回してしがみついたのです。
Kよりも先に最初のアクメに達してしまったのでしょう。

Kは妻がアクメの余韻から冷めるまでの間、その華奢な小麦色の体をきつく抱き締めたまま、身動き一つしません。
やがて、妻は、もう一度ブルッと震えると、体の力が抜けたのか、Kの肩に回した腕をほどいて、がっくりとベッドに横たわりました。

するとKは、妻に長い口づけをして、再び腰を動かし始めます。
しばらく、Kの動きに身を任せていた妻も、ゆっくりと腰を振り始めました。
妻の腰の動きは次第に早くなっていきます。
今度はKが体を反らせ始めました。
押し寄せる射精感に堪えているのでしょう、Kの両足はピーンと突っ張ったようになっています。

おそらく射精の直前まで行ったところで、Kは動きを止めました。
そして訝るようにKを見上げる妻に向かって、「今度は、ゆかりが上になるんだ」と声を掛け、その太い両腕で妻をひしと抱きました。
すると、ふたりは、もう手順がよく分かっているかのように、きつく抱き合ったまま一回転して、体の位置を入れ替えました。
Kの肉棒が妻の蜜壷に挿入されたまま、今度は妻が上になったのです。

その様子は、こうやって体の位置を入れ替えることが、二人にとっては、もはや慣れ親しんだ段取りとなっているかのようでした。
私の妻とKとの間では、私の知らない愛のルールが出来上がっているのです。
妻は上になると、愛しそうにKを見下ろします。
そして、ゆっくりと腰を上下に動かし始めました。

たしかハワイに行って間もないころ、プールサイドでKと交わったときは、妻は恥じらうあまり、Kの上でほとんど動けなかったはずなのに・・・。

今の妻は、口元に微笑を浮かべ、恥じらう様子もなく、腰を振っているのです。
腰を動かしながら、時折、長い髪を掻き上げる様子に、私の怒張しきった肉棒の先端からは透明な液体が出始めていました。

妻が腰を動かすたびに、形の良い乳房が上下に揺れます。
乳房の先端では、ピンク色の可愛い乳首がツンと上を向いて屹立しています。
Kは下から手を伸ばして、その乳房を揉みあげたり、乳首を弄ったりしています。

やがて、Kも下から腰を突き上げ始めました。
妻の動きも早くなります。

妻の小麦色の体に光沢が増してきたのは、全身に汗がにじみ始めたからなのでしょう。
やがて、もう妻は体を起こしておくことが出来なくなり、Kの上に突っ伏します。
まるで、さっきと逆のように、Kが妻の肩に腕を回してきつく抱き締めます。

二人は、もう止めることの出来ない列車のように、「あっ、あっ、あっ」とか、「うぅっ」という声をあげながら、激しく腰を振り続けます。
妻には、もう髪を掻き上げる余裕もなく、その美しい長い髪は乱れるままです。

二人の汗は溶け合って流れ、ベッドに大きなしみを作っているのに違いありません。
そして遂に、Kが「おおおぅ」という獣のような声をあげ、その怒張した肉棒をどくどくと脈打たせながら大量の精液を妻の子宮に浴びせかけると、妻も激しく身悶えして全身を痙攣させ、Kの体の上で絶頂に達したのでした。

その夜、私の妻とKの二人は、さらに何度も交わりました。
文字通り、二人は一つになって、体液を交換し合ったのです。
妻は何度となく、その蜜壷や口の中にKの白濁した体液を受け入れ、また、Kは妻の秘密の花園で分泌される甘い蜜を、たっぷりと舐め上げたのです。

妻の体が上になり下になり、際限もなくKの醜悪な肉棒で突き上げられるのを、また、二人がお互いの唇でお互いの体を貪り合うのを、私はじっと窓の外から見ていたのでした。
二人が疲れ果て、全裸のまま重なり合うように深い眠りに落ちてから、ようやく私はその場を離れました。
妻とKの愛の行為は五時間にも及んでいたのです。

家に着くと、私は妻が帰ってくるのに備えて隠しておいた例のCD-ROMを引っ張り出しました。
自分で自分を慰めずにはいられなかったのです。
さすがにKの庭では自慰に走ることのできなかった私は、家に着くなり、たぎる欲望を自分の手で慰めたのでした。

翌朝、私は寝過ごしました。
前夜、家に戻るのも遅かったし、何度も自慰をしたことで、私は寝坊をしてしまったのです。
すでに約束の十時になっていることに気づいた私は、ベッドから飛び起きて、妻の携帯に電話しました。
妻がハワイにいる間は、絶対に繋がることのなかった携帯です。
何度かベルが鳴って、ようやく妻が出ました。
画面表示で私からと分かったのでしょう。

「あなた・・・、今どこ?」と細い声で尋ねます。

「ごめん、今、起きたんだ。昼ごろ、そっちへ行くよ」

「うん、いいよ・・・」と言いながら、妻が上の空なのに、私は気づきました。

妻の声が途切れます。

「もしもし・・・」と私が声を掛けても返事がありません。

驚いたことに、電話の向こうから「あぁっ・・・」という声がするではありませんか。
私が、もう一度「もしもし」と声を掛けたとき、遠いところから、微かに妻の荒い息遣いが聞こえました。

私は愕然としました。
二人は朝から交わっているのです。
妻は電話には出たものの、Kから突き上げられている最中だったのに違いありません。
妻は、とても電話を持って話すことができず、取り落としたのでしょう。
だから、妻の荒い息遣いは遠いところから聞こえたのです。
私は暗い気持ちになりました。

でも、今日、妻は私の家に戻ってくるのです。
Kにしてみれば、ハワイにいた時のように、妻をいつでも思うままに弄ぶことはできない。
だから、妻を激しく求めているのだと私は思いました。
情けないことに、そんなことで、私は小さな勝利感を味わっていました。

Kの家についたのは12時を少し回ったところでした。
チャイムを鳴らすと、妻が一人で荷物を持って現れました。
心なしか疲れているように見えるのは、時差の影響なのか、それとも昨晩からの激しいKとの愛の交換のせいなのか、私には分かりませんでした。
Kはまだ寝ているとのことで、出てきませんでした。

妻は「Kさんが、あなたに宜しくって」と、伏目がちに私に伝えました。

もうお昼になっていたので、私たちは中華街へ向かいました。
妻が久しぶりに中華料理を食べたいと言ったのです。
私たちはお気に入りの飲茶の店に入りました。

次々と運ばれる料理を品定めしながら、私たちは、ぽつぽつと言葉を交わします。
会ったら、話したいこと、聞きたいことがいっぱいあると思ったのに、思うように言葉が出てきません。

私は妻がいない間に日本であった出来事をいくつか話します。
妻は興味深そうに聞いていましたが、私は自分が一番大事なことに触れていないことが分かっていました。

これから、私たちはどうするのか・・・ということです。

私には、Kは妻を愛していない、妻はKと一緒になってはいけない・・・という確信がありました。
でも、私には妻がどう考えているのか分からないのです。

私たちは食事を終えると、店を出ました。
車を駐車場に残したまま、あても無く歩きます。
やがて、私たちは山下公園へ出るとベンチに腰掛けました。

右手に氷川丸が見えています。
よく晴れた素晴らしい日でした。
午後の太陽はさんさんと輝いています。
子供達の走り回る声がします。
そして、海からは爽やかな風が吹いて、妻の長い髪をそよがせるのでした。

妻の髪からは甘い香りがします。
私たちは、しばらく黙ったまま座っていました。
先に沈黙に耐えられなくなったのは私でした。

「これから、どうするの」

私が聞くと、妻は怪訝そうに私を見ます。

「今日は、もう、おうちに帰りましょう」

私は言いました。

「いや、そうじゃなくて・・・」

妻は「なに?」という顔をします。

「僕達のこれから先のことさ」

妻は、やっと、私が今日のことではなく、これから先、将来のことを言っているのだということが分かったようです。
そして、急に下を向いて黙ってしまいました。
私は心配になってきました。
すると、妻がすすり泣き始めたのです。

「あなた、怒ってるよね?私のこと」

「・・・」

「あんまりだもんね・・・。ありえないわ、こんなことって・・・」

私は何と言っていいか分かりませんでした。
私はKには怒っていましたが、妻には怒っていませんでした。
それに、これは絶対に妻には言えないことでしたが、私自身にも、どす黒い醜悪な心の襞があって、妻がKに抱かれる姿に激しい欲情を駆り立てられていたのも事実なのです。

美しい、誰にも渡したくない妻が、他の男たちの欲望のはけ口にされ、思うがままに弄ばれ、汚される姿を覗き見して、激しく興奮していたのは私自身なのです。

「Kさんがね・・・、私はもうすぐ妊娠できるって」

妻は涙を拭いました。

「どういうこと?」
「私の・・・、つまり・・・」

妻は言いよどみましたが、やがて吹っ切れたように、話し出しました。

「私自身も、妊娠しにくい体だったけど、Kさんのおかげでもう大丈夫だって言うの」

私は、X医師が「女性がアクメに達すると子宮が収縮してポンプのように精子を吸い上げる」と言っていたのを思い出しました。

妻がKに性の手ほどきを受けて、より深く長いアクメを得るようになった結果、妊娠しやすい体質に変わってきたということを言っているらしいのです。

「Kさんが、X先生のところで、一度、検査を受けたらいいって言うの」

私も検査を受けることには異存はありません。

「検査を受けて、その結果で、少し工夫すれば妊娠するんじゃないかって」
「工夫?」

「食事とか、睡眠とか・・・」
「とか・・・?」

妻はしばらく黙っていましたが、やがて、「・・・セックスする日とか、回数とか・・・」と言うと、赤くなって下を向きました。

私はいじらしくなって、人目も憚らず、妻を抱き締めました。
そして、私は、それ以上、もう何も言うことはできませんでした。

Kとの関係をどうするのか、はっきりさせたい気持ちはありました。
でも妻は、十分に辛い思いをしてきたのです。
これ以上、何かを言って妻を苦しめる必要があるでしょうか。

その夜、私たちは久しぶりに私たちだけの慎ましい小さなマンションで二人きりになることができました。

夕食の後、「今夜、いいよね」と私が言うと、妻は「うん」と頷いてくれたのです。

私が先にシャワーを浴びて妻を待ちました。
たしか、妻がハワイに旅立つ前日に交わって以来のことです。
妻は入念にシャワーを浴びています。
昨晩、そして、今朝、激しく交わったKの匂いを落としているのでしょう。
お湯の音が、絶えることなく聞こえてきます。

やがて、妻が胸から下をバスタオルで隠して現れました。
寝室の明かりは落としてありますが、暗がりでも、艶やかなその肩は眩しいほどに光っています。
妻は、私を見て、微かに微笑むとバスタオルをはらりと落として全裸になり、ベッドに上がってきました。

この六週間というもの、自分のものでありながら、手の届かなかった妻、CD-ROMの中でしか存在せず、私の妄想を掻き立てるだけだった妻が、今、ヴィーナスのように輝く裸体を露わにして、すぐそこにいるのです。

妻がベッドに上がってくると、私たちは暫く見つめあいました。
暗がりの中ですが、妻の体は薄くオイルを塗ったかのように光輝いています。
全身は小麦色に焼けていますが、よく見ると、乳首のまわりと薄っすらとした茂みの部分だけが、白いまま残っています。
その白い部分の面積は全部合わせても、ハンカチ一枚分の広さにもなりません。

CD-ROMの中の妻は黄色い大胆な水着をつけていましたが、ハワイでの滞在の最後のあたりでは、その美しい体のほとんど全てをさらけ出すような、さらに大胆な水着を付けさせられていたに違いありません。

腰は見事にくびれています。
ハワイでも、シェープアップしていたに違いありません。
そして、形の良い乳房の先端にはグミの身のようにピンク色に透き通った乳首が、ツンと上を向いているのでした。
暗がり中で妻は私を見つめて微笑んでいます。

ベッドに寝そべって妻を待っていた私が身を起こそうとすると、妻は手の平で私を押し留めます。
私は何事かと思いながら、ベッドに横たわりました。

妻は、「いいのよ、あなたはそのままで・・・」と言いながら、私に口付けてきました。

長い髪がはらりと私の顔を撫でるとき、甘くいい香りがしました。

妻は何度も私に口付けた後、私の首から胸に舌を這わせます。
そんなことは、今までの二人の性生活では無かったことでした。
妻は私の乳首に吸い付きました。
私は驚いて飛び起きそうになりましたが、妻の手で押されて、再びベッドに横たわります。

ちろちろと私の乳首を舐めながら、妻は私の反応を楽しむように、上目遣いに私を見ます。
私は男の乳首にも微妙な性感帯があることを思い知らされました。
私が思わず「うぅっ」という声を出して身を捩ると、妻は嬉しそうに、ますます、ねっとりと私を責め立てます。
Kと知り合う前の妻は、ただただ、私の下で身を固くしているだけだったのに、何という変貌でしょう。

やがて、妻の唇は私の下腹部を入念に舐め回してから、下の方に降りていきます。
私の肉棒は痛いほどに膨張して天井を向いています。
恥ずかしいことに、もう、その先端から気の早い透明な汁が滲んでいるのが自分でも分かりました。
妻の細い指が肉棒に絡まります。
そして、その舌で透明な汁を舐めたのでした。
私の体には電流が走りました。

妻はその可愛らしい唇を私の肉棒に覆い被せます。
私は思わず身を捩りました。
妻はねっとりと肉棒を吸い上げます。
以前の妻では考えられない行為です。
妻の唇や舌が私の肉棒にまつわりつきます。
そして、妻は頭を上下させ始めました。
生暖かいねっとりとした妻の口の中で、私の肉棒は念入りにしごかれています。

私の頭の中は真っ白になっています。
私の腰は無意識のうちにベッドから浮き上がってきました。
そして、妻の頭の動きが激しくなり、私が“まずい”と思った次の瞬間、私は妻の口の中で大量に放出してしまったのでした。
そして、それは、私にとっては初めての経験だったのです。

私が放出したとき、妻は、一瞬、驚いたように動きを止めました。
妻にとっては、予想外に早かったということなのでしょう。
でも、妻はその愛らしい口で私の放出したものを全て受け止めると、私の肉棒を咥えたまま、ごっくんと飲み込んだのです。

そして、私の肉棒を吸い上げ、尿道の中から白い液体を最後の一滴まで絞り出して、ようやく口を離しました。
私の肉棒と妻の唇の間に、幾筋も、糸を引くように粘液が繋がっているのが見えます。

ティッシュで口を拭った妻が、私に添い寝をするように横になったとき、私の息も落ち着いてきました。
私は、思わず「ごめんね」と言っていました。
あっという間に行ってしまったことに、また、妻の口を汚してしまったことに謝りたかったのでしょうか。

「ううん・・・。嬉しかったよ」と妻は言います。

二人の間に沈黙が流れます。
夜の生活では、あんなに控えめだった妻が、こんなにも大胆になったのは、すべてKの仕業なのです。
妻はKに叱られたり、ときには優しくされたりしながら、Kに言われるままに、いくつもの性戯を仕込まれていったのに違いありません。
Kという赤の他人に、自分の妻が唇や舌の使いかた、そして腰の使いかたを厳しく仕込まれている間、私は、ただCD-ROMを見ながら自慰に耽るしか無かったのでした。
二人が何時間も何時間も全裸で過ごしている間、私はぼんやりと妻の帰りを待っているだけだったのです。

妻は黙って横になったまま、天井を見ています。
その目は、どこか遠くを見ているようです。
Kのことを考えているのでしょうか。
私は怒りと嫉妬で頭が破裂しそうになりました。

気がつくと私の肉棒も完全に勢いを回復しています。
私は、跳ね起きると、妻に覆いかぶさり、そのすらりとした脚を高々と持ち上げると、怒張したに肉棒を妻の蜜壷にぶすりと差し込んだのでした。
妻は黙って私を受け入れると、腕を私の肩に回してきました。

こうして、私は六週間ぶりに妻の体の中に肉棒を挿入することができました。
私は無我夢中で腰を動かします。
妻は目を閉じたまま、私の腰の動きに合わせるように「うん、うん・・・」という声を出しています。
やがて、妻の蜜壷が潤いを増し、その体が汗でしっとりと湿り気を帯びてきたとき、私は今までとは違う感触に気がつきました。
妻の甘い蜜壷の入り口が、微妙に動いて私の肉棒を締めるのです。
それは今までの妻との性生活では一度も無かったことでした。

妻は目を閉じたまま、私の動きに身を任せています。
決して、妻は意識して、私の肉棒を締め付けているのではないのです。
やがて、私の動きに抗うように妻の腰も動き始めます。

私が腰を打ち込むと妻も腰を入れ、私が腰を引くと、妻の腰も戻ります。
妻の腰は妻の意思とは関わり無く、勝手に動いて、私の肉棒と妻自身の粘膜の摩擦が最大になるようにしているのです。

私は蜜壷の入り口で肉棒がしごかれるような感触に酔い痴れます。
そして同時に、蜜壷の奥では、妻の粘膜が、あたかも別の生き物のようにうごめいて、私の肉棒に襲いかかっているのです。

「ど、どうしてなんだ・・・」

私は眩暈がするような快感の中で、叫んでいました。
頭の中は、もう、真っ白です。
それも、これも、すべてKの仕業なのでしょうか・・・。

あんなに清楚で慎ましやかだった妻が、Kによって、その体を完全に開花され、その粘膜で私の肉棒を弄んでいるのです。
妻の蜜壷は無意識のうちに反応して、私の肉棒を一生懸命、もてなしているのです。
Kへの嫉妬と怒り、妻の変貌への驚き、そして何よりも、私が人生で一度も経験したことのない、甘美で強烈な刺激の中で、私はあっという間に果てていました。

二回目の放出だと言うのに、私は自分の肉棒が激しく脈動し、尿道の中を大量のどろどろした液体が駆け抜けていくのを感じていました。
放出した後、私は妻の上に突っ伏して、しばらく動くことができませんでした。

私が妻の体の上でじっとしている間、妻は優しく私の背中をさすってくれました。
顔を上げると妻が微笑んでくれます。
でも、妻は息ひとつ乱していないのです。
私は急激に、自分の気持ちが冷え込んでくるのを感じていました。
私は、恐る恐る尋ねたのです。

「よかった?」
「・・・うん」

「・・・ほんとに?」
「ほんとよ・・・。私はあなたがいってくれればいいの」

妻はそう言うと、「ねぇ、シャワーを浴びさせて」と言います。

私が妻の体の上から降りて、その横にごろりとなると、妻はさっと起き上がり、「ちょっと待っててね」と言い、バスタオルを拾い上げて体に巻くと、軽やかな足取りでバスルームに消えていきました。

微かに聞こえるシャワーの音を聞きながら、私は天井を見つめてぼんやりと考えていました。

「妻はいったのだろうか」

きっと、妻はいっていないのでしょう。
私が行ってくれればいい・・・ということは、妻自身はいっていない証拠じゃないか。
私はそんなことを考えていました。

CD-ROMの中の妻は、Kとの交わりで、いつも体を大きく震わせ、その華奢な体を痙攣させていたではありませんか。
Kがいくときには、妻も同時に頂点に登り詰め、Kの体にしがみついて、息も絶え絶えに、大きく仰け反っていたではありませんか。
そして、ベッドに倒れこんで失神したことさえあるのです。
そんな妻が、私との性行為では、息も乱していないのでした。

私はKへの怒りだけでなく、初めて妻に対して獣のように征服したいというどす黒い気持ちを抱いたのです。
私は居ても立ってもいられない気持ちになりました。

とても、ぼんやりとベッドの上に横たわっていられる心境ではありません。

すでに二回、大量に放出しているのに、私の肉棒は熱を帯びて、赤銅色にそそり立っています。
そこへ、妻が、化粧も落とし、ピンクの花柄のパジャマを身に着けてベッドルームへ戻ってきたのでした。

妻はベッドルームのドアを開けた瞬間に、私の熱く勃起した肉棒を見て、思わず凍りついたようでした。
以前の私なら、腰にタオルを巻いてベッドに横になり、ぼんやりと妻がシャワーから戻るのを待っていたからです。

行為の後、妻が先にシャワーを浴びる。
私は腰にタオルを巻いて待っている。
妻が戻るのと入れ替わりに、私がシャワーを浴びる。
私が戻る頃には、妻は可愛い寝息を立てている・・・それが私たちのルールだったのです。
でも、今の私は嫉妬と激しい欲情で、半分、理性を失っていました。

私は凍りついた妻の手を引いて、ベッドに引きずり上げると、自分でもびっくりするくらいの大きな声で、「脱げ!」と命令していたのです。
妻は、驚いて私を見つめましたが、辛うじて聞き取れるような小さな声で、「あなた、大丈夫?しっかりして。あしたは仕事でしょ」と言います。

でも、私が、「いいんだ、はやく脱げ!」と言うと、妻はおずおずとパジャマの上着のボタンに手を掛けました。

「そうじゃない!下から脱ぐんだ!」と私は命令します。

妻はぎくっとなりましたが、観念したように、パジャマのズボンを脱ぎます。
すらりとした脚が剥き出しになったのを見て、私の肉棒ははち切れそうに怒張します。
妻は、しばらく恥じらっていましたが、私が、「パンティも脱ぐんだよ」と言うと、ベッドの上にペタンと座ったまま、腰を少し浮かして、パンティ脱いだのです。
パジャマの上は着けたまま、下半身剥き出しになった妻の姿はあまりにも刺激的で、私はそのまま、むしゃぶりつきたい衝動に駆られました。

しかし、私はぐっとこらえると、妻の顔にどす黒く充血した肉棒を突きつけて、「咥えるんだ」と言ったのです。

妻は下を向いて躊躇っています。
なぜなら、私の肉棒には、妻の体液と私の精液が白くこびりついていたのです。

妻がシャワーを浴びている間に、べとべとしたものは乾いたのですが、二人の体液の混ざり合ったものの残滓が、あちこちに、こびりついているのです。

「これを、舐めるの・・・」と妻は消え入るような声で聞きます。

以前なら、行為の終わったあとの肉棒を洗いもせずに妻に咥えさせるなど、考えもつかないことでした。
でも、今、私は妻を許す気になれませんでした。

(いつも、Kのべとべとしたものを、貪るように咥えてるじゃないか・・・)

私は、辛うじて、その言葉を飲み込みました。
もし、それを言っていたら、全てがぶち壊しになっていたでしょう。

私は、少し気を落ち着けて、「ゆかり、お願いだ。愛してるんだ」と言いました。

すると、妻は、こっくりと頷いて、私のそそりたつ肉棒を咥えたのです。
一旦、私の肉棒を咥えると、妻はもう観念したのか、下から上へ、また上から下へと丁寧に舌を動かします。
二人の体液が乾いてかさかさしたものが全て舐め取られると、妻の舌の動きもスムーズになってきました。

私の肉棒は入念に唾液をまぶされ、ねっとりとしごかれています。
私も二回射精しているせいか、生暖かい感触をたっぷりと楽しむことができます。
でも、私の我慢も限界に近づきました。

私は妻の口から肉棒を引き抜くと、「四つん這いになるんだ」と妻に命じます。

妻はもう、何も言わずに後ろ向きになると、自分から、パジャマの上とブラジャーを脱ぎ捨てて全裸になり、ゆっくりと四つん這いになったのでした。
暗闇の中では、妻の小麦色の背中は黄金色に輝いて見えます。

妻は四つん這いになると、ベッドに頭を押し当て、その丸いお尻を私に向けました。

その時です。
私は妻のアナルを汚そうと思ったのでした。

私が舐めることさえもできないままに、Kに処女を奪われてしまったアナル。
その同じ夜に獣のようなT青年に汚されたアナル。
私が、改めて覗き込むと、妻のアナルは密やかに、でも、私を誘うようにひっそりと息づいています。

私は、猛り狂う肉棒に手を添えると、妻のアナルに押し当てました。
妻は、「あなた・・・」と驚きの声をあげます。
でも、妻はすぐに私の欲望を理解したようでした。

「ちょっと、待ってね、あなたの欲しいものはあげるから」

妻はそう言うと、すらりとした自分の脚の間から片方の手を伸ばし、私の肉棒に添えたのです。

そして、小さな声で「私に任せてね」と言うと、ゆっくりと私の肉棒を自分のアナルに導いたのです。

なんてことでしょう。
妻がKとハワイに旅立つ前の夜、私が妻のアナルに舌を挿し込もうとした時には、妻は飛び上がって号泣したのです。
それが今は、私の肉棒に手を添えて、自分のアナルに挿入したのです。
そして、「ゆっくりよ、そう、そうよ」と言って私をリードしているのです。
これも、またKに仕込まれたことなのです。

私は、目も眩むような締め付けと、気も狂うばかりの嫉妬の中で、あっという間に果てました。
そして、妻の輝くような背中の上に突っ伏したのでした。

<続く>

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