洗剤の匂いとシャンプーの香り

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やっと仕事が終わった。
彼と会える。
帰宅したらすでに彼は準備万端だった。
私たちはその時は雰囲気を出すためにバスローブを着る。
抱きついたらふわふわのバスローブから洗剤のいい匂いがした。

耳がくすぐったい。
これは彼の癖で、決まって行為の前に耳に息を吹きかけてきた。
次に、舐めてくる。
初めての時は、「汚いからやめて」とお願いしたけれども、構わず彼は続けたから、それ以降これもお決まりになっている。
最近はこれだけでゾクゾクするようになってしまった。
私もお返しにギュッと抱き締めると、彼のがっしりした温かい体を感じる。
永遠にこうしていたい。
そしてこのままベッドに倒れたいところだが、残念ながら今は服を着ているからここでしばしのお別れだ。

「ちょっと待ってろよ、ご主人様は用があるからな、いい子にしているんだぞ」

シャワーを浴びた後、バスローブに身を包んで、鏡の前でお気に入りのシャンプーの香りが漂う髪を少し乾かしていると、待ちきれなくなった私のわんちゃんが抱きついてきた。
洗剤のいい匂い。
そのまま唇を交わす。
いよいよ本番だ。

抱き合ったままベッドに倒れこむと、彼はまた耳を攻めてきた。
同時に私のバスローブの紐をほどき始めたので、私も手伝う。
彼はそのまま首筋、胸、お腹に進み、私の大事なところに至った。
もちろん胸の先っぽを触りながら私を喜ばせるのも忘れないでいてくれた。
私の大事なところは少し毛深い気がするので、彼に見られていると思うと恥ずかしくてたまらない。
でも彼はそんなことは気にせず、どんどん攻めてきた。
刺激のポイントが、赤ちゃんが出てくるところを中心にぐるぐる回っているのがわかる。
快感が身体の中を波打ってヒクヒクしてしまう。

(だめっ、ずっとこうしていたい)

気が付くと彼の舌と私の肌が擦れ合う音が大きくなっていた。
濡れてきてしまったのだろう。
恥ずかしい。
シーツにあまり滴らないといいけど。
彼の指に負けて、胸の先っぽも気が付くと立っている。
声が抑えられない。
やばい。
止まらない。
シーツを思わず握ってしまう。
お隣さんはまだ帰ってなかっただろうか?

何かが入ってきた。
恐らく彼の指だろう。
私の中はヌルヌルしているのかとてもスムーズに入ってきた。
そして彼は出し入れをし始めた。
そんなことをしてはダメだ。
そう思いながらも腰が浮いてしまう。
特に上の方を押されたときが一番くる。
どんどん波が大きくなってきて、それに比例して声も止まらなくなってくる。

(あんっ。そこを押したらだめ。でも押して)

だんだん昇りつめている気がする。
いつものように奥の方がムズムズしてきた。
もうどうにでもなれ。
そう思っていると、そんなこっちの気配を察したのか彼の指がぴたりと止まった。

(なんで?もっと欲しいのに)

そう心の中で思っていたら、彼が何をして欲しいか聞いてきた。
そんなの恥ずかしくて言えるわけない。
でももっと欲しい。
欲しい。

「ください。私の大事なところをいじめてください」

思わず口から出てしまった。
彼はスピードを速めて突いてきた。

「あんっ」

感覚に身を任せてみると、体の中の神経という神経が心地よい状態になってもう昇りつめるしかない気がした。
もう壊れてしまいそうだ。
ああっ、体が跳ねるのを抑えられない。
でも、もっと困ったことに、おしっこにも似た液体が少し出てしまったようで、とても恥ずかしい。
そんなあられもない姿を彼に見られてしまったのだ。

後始末を終えたので、今度は私が恐る恐る彼のを舐めてみた。
少しつんとした匂いが鼻につくけど、そんなのは気にしない。
だってこうして彼と過ごせるのが嬉しいんだもの。
そして口の中に入れると、毎回思うけどあったかくて安心する。
邪魔な髪を掻き揚げたら、首を前後に動かす。
もちろん彼に教えてもらったように舌を使うのも忘れない。
彼のモノの周囲に舌を這わすのだ。
仁王立ちしている彼のモノをまるで犬が骨に食らいつくかのように全裸でおしゃぶりする私。
客観的に想像してしまったらとても恥ずかしかった。

舌べらの後ろの方に何か垂れてきた気がする。
ははーん、さては感じてきたな。
そう思って速く動かしてみる。
予想通り彼は顔を歪ませ始めている。
アプローチを変えて今度は丹念に舐めてみる。
次は吸ってみる。
先端をチロチロしてみる。
そうすると毎回顔を歪める彼がとても可愛いと思う。

彼を可愛がって満足させた後、抱き合っていたら彼が私をベッドに荒々しく押し倒した。
足を開かせようとしてきたので、喜んで彼を受け入れる。
少し待っていると、彼が大事なところとお尻の方を間違えそうになっていたので、ガイドしてあげた。

「ここだよ」

私の呼びかけに応じて温かい彼が徐々に入ってくるにつれて、ゾクゾクしてくる。
実は私はこの瞬間が何よりも好きなのだ。
そして彼に見下ろされながら全裸で貫かれている自分を想像すると、恥ずかしいことに興奮してしまうし、どんどん気持ちよくなってくる。
犬や猫と一緒のことをしているのだ。
この淫乱女め。
そうして彼が動き始めると、やっぱり淫らな声が漏れてしまう。

ふと、いつもよりスムーズに動いている気がした。
恐らく今回はゴムを付けてあげていないせいだろう。
なぜなら目的があるからだ。
そのせいで音がいつもより大きく響いて少し恥ずかしい。
そしてそれを聞いて余計に盛り上がる私自身のことが私はとても恥ずかしい。
そのせいで顔が赤くなってきた気がする。
でも彼も顔を真っ赤にして、こんなどうしようもない私のために頑張ってくれていてすごくホッとする。
とても人には見られたくない姿だ。
いつもよりも感じていて、私も自然に腰を動かしてしまっている。
もっと気持ちよくなりたがっている体をコントロールできない。

「あんっ」

彼が動くたびに感じるし、私が動くたびに声が漏れる。
それはどうやら彼も同じらしい。
こうしてお互いにお互いのためを思って動くのはなんて素敵なことなのだろう。
そうこうしているうちに彼が限界だと言ってきた。
(え、早いよ)といつも通り思いつつ、「私も」といつも通り懸命に応えてみせた。
すると、彼はどんどん強く、激しくなってきて、いつもとは違って私の中の奥の奥の方まで突いてきた。

(あれ・・・)

体の中を快感が駆け巡り、声が一段と大きくなってしまった。
やばい、どうやら私も限界のようだ。
いつもはこんなことはまずなく、彼との行為でイッてしまったことは実は一度もない。
若干戸惑ってしまったが体が止まらず、もっと彼を求めてしまっている。
やばい。
昇りつめそうだ。

あんっ。
彼のスピードが一段と増す。

あんっ。
奥の方がムズムズしてきた。

あんっ。
さっき彼の指で弄られた時と同じ感覚。

あんっ。
その感覚を抑えようとする。

あんっ。
すると突然、彼が私をきゅっと抱き締めてきた。
と同時に、彼のが私の大事なところの上の方を刺激し始める。

「ああっ」

これが決定打となり、私の堤防は壊れてしまった。
得も言われないほどの快感が押し寄せては引き、腰がカクカク動くのを止められそうもない。

「うっ」

どうやら彼もイッてしまったようだ。
私の中で彼のが脈打ち、彼の液体がドクドクと私の赤ちゃんが出てくる場所に注ぎ込まれているのが分かる。
私たちはそのまま抱き合い、私は洗剤の匂いを、彼は私の髪の香りをいつまでも嗅いでいた。

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