親友の彼女と過ごした6日間[前編]

この体験談は約 8 分で読めます。

俺は大学生で、彼女の名前はユキ、友達はKにしておきます。
Kとユキちゃんは高校の時からもう4年以上付き合ってるカップル。
俺とKは同じ学科で住んでるアパートも一緒。
だからいつの間にかいつも3人だったり、もう1人の友達Nも誘って遊ぶような仲になって、本当に4人仲良かった。
ユキちゃんが俺の部屋で寝ちゃった時は、俺とKはKの部屋で寝る・・・みたいな事もよくあって、俺は相当Kにもユキちゃんにも信頼されてると思う。

だけど、俺は自然にユキちゃんに惹かれていった。
Kとユキちゃんはすげーラブラブだから、俺なんかが入る隙間はないの分かってるんだけどさ。

だけど年末についにチャンスが来た。
Kは実家に帰るが、ユキちゃんはバイトで正月はこっちで過ごすと言う。
俺も正月はバイトのため実家には戻らず。
寂しがりのユキちゃんは、毎日俺と過ごすって、Kがいない間のスケジュールを組み始めた。
Kも俺のことを信頼してるから、「ユキを頼むわw」とか言い出すし。
ユキちゃんが俺のことを見てないのはよく分かってたし、Kとの友情も相当大切だから、その時点では俺はユキちゃんとどうこうなろうなんて一切思わなかった。
その時点では・・・。

Kが実家に帰ってる期間は6日間。
まず1日目は車で外出。
すげー遠くまで行った。
夜はユキちゃんが俺の部屋で寝ちゃって、俺はKから預かった鍵でKの家に行って就寝。
もうこの時点でユキちゃんは俺のことを男として見てないのがよく分かるだろ。

2日目。
映画観に行く予定だったけど、俺もユキちゃんも寝坊して、お互いバイトがあったから結局会わず。
夜も昨日の反省を生かしてユキちゃんは自宅で寝る。

3日目になってやっと映画を観に行く。
その後、車でドライブに。
俺はバイトあったんだけど1時間遅刻した。
とにかくユキちゃんと一緒に居たかった。

で、ついに3日目の夜から俺達はヤバい方向に向かう事になる。
ドライブ中にユキちゃんは、昨日チャルメラ作った時の失敗話をしたんだけど、それがすげー笑えた。
ユキちゃんは最近バイトが忙しくて自炊しなくて、バイト終わったら大体Kか俺の部屋来て、「ご飯作って」とか言い出す子なんだよ。
料理出来ないわけじゃないけどしない、みたいな。
上手に甘えてくるもんだから、俺もKも料理作ってあげてた。
Kは、「ユキはもっと料理しろ」って怒ってたけど。

チャルメラの失敗話っていうのは、普通チャルメラって麺を茹でて粉を入れて出来上がりじゃん?
世の中で一番簡単な料理だよ。
っていうかこんなの料理の内に入らない。
だけどユキちゃんは違う。

「ぼんやりしてた」って言い訳してたけど、なぜかチキンラーメン風の作り方しちゃったらしい。

丼に麺入れてその上に粉かけて。
その時点で気づいて急いで麺をお湯の中に入れたらしいけど、とにかくそんな可愛い失敗ばかりする子なんだよ。
すげー童顔でわがままの言い方も可愛いし。
すげー好き。

話が逸れたわ。
とにかくそのエピソードを語り、「もうユキ料理ダメだ~」ってヘコんでたから、「じゃあ今日何か作ってよ、リハビリ代わりに」って言ったんだ。
そしたらユキちゃんは少し嬉しそうにして、「じゃあ何作ろっか?久しぶりに料理するから手の込んだものを作るよ」って言ってくれた。
俺は前にユキちゃんに作ってもらったロールキャベツの味を思い出してリクエストした。

「ロールキャベツは手間がかかるから嫌だ」とか言い出すユキちゃん。

「じゃあ肉じゃがで」って言ったら了解されたから、バイト終わってユキちゃんの家に行く時は肉じゃがが出てくると思ってたんだよ。

ユキちゃん家に入るとまずユキちゃんの匂いでクラッときた。
何か甘い匂い。
シャンプーか?
分かんないけどすげーいい匂い。

ユキちゃんは、「まだできてないから・・・」って言う。
肉じゃがさえ満足に作れなくなってしまったのか?と思って台所見ると、何かキャベツの葉が茹でられてる。

(え?え?まさか?)

「◯◯君のために頑張ってロールキャベツ作ってるんだよ」とユキちゃん。

(やべー、すげー嬉しい)

ユキちゃんちはコンロ1個しかないし、小さい鍋しか持ってないからロールキャベツ作るの大変なんだって。
でもユキちゃんが作ってくれたロールキャベツは本当に美味しかった。
元々料理出来ない子じゃないんだよ。
ただサボってるだけで。

料理食べた後はテレビ観ながらのんびりしてた。
そうこうしてるうちに、外見ると雪が降ってた。
地元では雪が降らないユキちゃんは雪を見て大興奮。

「外に行って雪合戦しよう」って言い出す。

外に出てみるんだけどまだ積もってないし、寒いしで5分も経たずに家に戻る。

「うー、寒い」ってユキちゃん。

じゃあお酒飲みましょうって事で飲み始める俺ら。
Kはいないし、ユキちゃんは雪とお酒でテンション上がってるし。
もう俺は何かを堪えるので大変だった。

「うー寒い」ってまたユキちゃん。

「コタツに潜ってなよ」って言うと、ユキちゃんは何を思ったのか俺のすぐ横に来た。

ユキ「くっついてるのが一番暖かいよ」

もう俺、何も言えない。
黙ってユキちゃんの体温を感じるだけ。
押し倒したいけど出来ない。
俺には度胸がない。
自慢じゃないけど童貞ですよ。
ただ黙るのみ。

そんな俺を見て不安そうにユキちゃんが、「くっつかれたら迷惑?」ってこっちを見る。

顔が近い。
何か暖かいし。

「迷惑じゃないよ。暖かい」って感じの事しか言えない。

それからしばらくは2人で話してたけど、ユキちゃんは眠そうな顔になってきた。
俺が「そろそろ帰るわ」って言ったら、「雪降ってるし泊まってきなよ、ユキはコタツで寝るから」って言い出すユキちゃん。

(おいおい、Kがいるのにそれでいいのか?!)

俺「全く俺を男として見てないだろ」

ユキ「だって◯◯君、絶対ユキに手出さないじゃん?」

俺「そりゃKの彼女だから」

ユキ「信頼してるから。ユキのベッド使っていいよ」

って流れで2人就寝。
4時間ほど経った頃、ユキちゃんが目覚める。
起こされる俺。
どうやらコタツは寒いらしい。

「俺がコタツに入るよ」って動こうとした瞬間、ベッドの中の俺のすぐ横にくっついてきた。

「2人で寝ようよ、暖かいよ」って・・・。

(えーとこれは?!誘われているのか?!よろしいんですか?!)

モヤモヤ考えてるうちにすぐユキちゃんは寝てしまった。
何度も言うけど、本当に俺を男として・・・。
その後、眠かったのもあって俺もすぐ就寝。

4日目、12時頃に目覚める。
すげー、ユキちゃんが隣で寝てる。
とにかく暖かい。
2人とも起きた後に昼ごはん食べてから俺は自宅へ戻る。
夜は2人ともバイト。
かと思いきや、バイト行く前にユキちゃんからメールが来る。

『今日、雪が凄いから客も少ないし、バイトなくなったよー。暇だから今日も料理作るね』

バイト終わってユキちゃん家に行くと、昨日のロールキャベツの残り汁を使って何やら作っていた。
年越しソバも買ってある。
残り物料理はなかなか美味かった。
やれば出来るじゃん、ユキちゃん。

ユキ「紅白つまんない」

なんて言いながらそろそろ年が変わろうとした時、Kからユキちゃんに電話が来た。
2人は15分くらい、年が変わる瞬間を挟んで話してた。
俺がどんだけ辛かったか分かるだろ?
俺が傍にいるのにユキちゃんはまず電話越しにKに、「あけましておめでとう」って言って、Kと電話しながら俺におめでとうって。

電話が終わったところで初詣のために外に出掛ける。
雪の中すげー人。
ユキちゃんは並んで初詣する気はさらさらないらしい。

ユキ「皆寒い中ご苦労だねー」

って言いながらすぐ家に帰って、体が冷えてる所で年越しソバを食べる。
ソバも食べてテレビ見ながらしばらくしてると、「今日もユキの家に泊まってってくれない?・・・あの、何もしないよね?」ってユキちゃんが言い出した。
何かもう慣れてきた。
俺は我慢強い方だし、何より度胸がない。
その後もしばらく話した後、前日と同じように布団で寝る。
この日も特に何もないんだけど、この2日の夜はユキちゃんの気持ちを大きく変える事になる。

5日目。
昼から2人ともバイトがあって、当たり前のように夜はユキちゃん家でご飯を食べる。
この日はバイトで疲れてたからコンビニ弁当。
コンビニ店員は正月からご苦労様です。
ただ、ユキちゃんの態度が何かおかしい。
ぼんやりしてるし。
何か言いたいことがあるっぽい。
じっと見つめてくるし。

(これは?!いやでも期待しちゃうだろ!)

もう俺は昨日一昨日同様ユキちゃん家に泊まる気満々。
ユキちゃんだってその気なはずだ。
でもユキちゃんにはKがいる。
Kは俺の友達だ。
それは2人とも分かってる。
ただ、今この瞬間は、2人一緒にいることがとても自然に思えたし、ユキちゃんもそう思ってると思う。
ユキちゃんが俺のこと恋愛対象として見てない事は分かってる。
ただ、好意を持ってくれてることだって分かる。
しかしユキちゃんのこの俺への好意は、この4日間で大きく嬉しい方向に変化していた。

自然な流れでこの日の夜も布団に入る俺ら。
いつもならすぐ横でぴったりくっついてくるユキちゃんが今日はおかしい。
何か距離を取っている。

(まさか勃起してるのがついにバレた?!)

でもKと4年間も付き合ってるんだ、それくらい分かってても・・・。

俺「どうしたの?」

ユキ「え?あ、あの・・・あの、◯◯君・・・あの」

俺「どうしたー?」

ユキ「えっと、あの・・・」

こんな感じが数分続く。
何回「あの」って言った事か。
しばらくしてがばっと起きるユキちゃん。

ユキ「もうダメだー!!」

半ばキレ気味。

俺「どうしたのユキちゃん?まぁなんとなく思ってる事は分かるんだけど・・・」

ユキ「◯◯君はドキドキしないの?」

やっぱ、そういう事か。
ずっと願ってたけど、そんなのありえないってずっと諦めてた。

ユキ「どうして・・・◯◯君は友達なのに・・・友達だって思ってたのに・・・」

俺「今ここにKがいないから、代わりに思ってるだけじゃないの?」

冷たい言葉だった思う。
でもそれが事実だろ。
諦めろ、俺。

ユキ「Kの代わりは誰にもなれない」

ユキちゃんが言った。
そうだろ。
俺じゃダメだ。

俺「うん、だから今日はもう寝ようよ。明日もバイトだし」

ユキ「◯◯君はドキドキしないの?」

(・・・何で俺が我慢してるのにそう来るんだ)

俺「してるよ。でもユキちゃんはKの彼女だから」

Kに頼まれてるから面倒見てるんだよオーラを発する俺。
度胸ないけどポーカーフェイスなら任せとけ。
Kにもユキちゃん本人にも俺の気持ちはバレてないはずだ。

ユキ「ユキ、今日ずっとバイト中、◯◯君のこと考えてたんだよ」

(だから何で、俺が我慢してるのに・・・)

俺「ユキちゃん、もう寝ようよ。明日バイトだし。ほら、こっち来なよ」

ユキ「うん・・・」

そう言ったきり動かないユキちゃん。

俺「どうした?」

ユキ「か・・・体動かない」

はいいいい?!
どうもドキドキしすぎて体が動かないらしい。

ユキ「ユキ、◯◯君のこと好きになっちゃったのかなぁ。Kがいるのに・・・」

そこで抱き締めた。
ホントに体が固まってる。

俺「ユキちゃん、俺、男だしさ、そんなこと言われたら何しちゃうか分からないよ?」

ユキ「うん・・・大丈夫」

(って何が大丈夫なのか?!)

ユキ「◯◯君は絶対ユキに手出さないから・・・大丈夫」

(・・・やっぱりそういう事か)

ここから先でってところで、俺はそれ以上踏み込めない。
しばらく抱き合ってるとユキちゃんが笑った。

ユキ「やっぱり、◯◯君は安全だね」

もう俺がどれだけ我慢してるのかまるで分かってない。
性欲がない男がこの世にはいると本気で思ってる。

俺「あのさ、俺、我慢してるんだよ?」

ユキ「ふふっ」

もういつものユキちゃんに戻っていた。
でもって、いきなり俺の頬にキスしてきた。
じっと俺のこと見てる。

俺「俺、何するか分かんないよ。挑発してるの?」

ユキ「そうだよー。でも大丈夫。◯◯君絶対ユキに手出さないよ」

そう言ったらまた頬にキスしてきた。
今度は何回も何回も。

<続く>

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