満員の地下鉄で私は毎朝犯されていました[後編]

この体験談は約 7 分で読めます。

左手の中の男も、先端の丸い部分がパンパンになっていて、今にも破裂しそうだった。
男から出た透明な液体が、ヌルヌルとして気持ちがいい。
不規則にビクッビクッと痙攣を繰り返し、先端からみっともなく精液を撒き散らす男の姿を見ることができるのはもうすぐだった。

私の真ん中を貫いていた男がすべてを放出し終えて、硬さを失った。
私からソレが引き抜かれたと同時に、私の左手からは男がいなくなった。
男は私の後ろに回り込み、さっきの男と同じ姿勢を取った。

(中に、出すつもりだ・・・!)

私の体はもうぐちゃぐちゃで、簡単に男を受け入れるようになっていたし、入れられたらたぶんもうダメだ。
男の考えを想像した私は、その場にしゃがみ込み、男のモノにしゃぶり付いた。
電車の揺れと勢い余って口から離れたとき、先端からぴしゅっと飛び出した。
大急ぎで咥え直した。

「ぉぉ・・・」

ざわめく男たち。
ここぞとばかりに私の頭を押さえる男。
喉奥に挿し込まれ、射精が続いた。
気管にも流れ込みそうになったけど、なんとか飲み込んだ。

「ふー間に合った」
「もうすぐ終点だよ」

男たちの声を聞いて慌てる私。

(降りなきゃ)

まだ頭を押さえられていたけど、無理やり顔を横に向けて男を口から吐き出した。
先端から精液を垂らしながら、もう一度咥えさせようとしてくる男。
抵抗したら顔中に塗り拡げられた。

(くそっ、化粧がぐちゃぐちゃだ)

私がしゃぶっている顔を見ながら1人で激しく扱いていた別の男。

(どうするんだろう?)と何気なく顔を向けた。

苦しそうに男が私に一歩近づいた。
目の前10センチでのオナニーショーだ。
少し可笑しくなって男を見上げた。
その男と目が合った途端、ブシュッと音が聞こえた気がした。
ソレは私の右目を塞ぎ、その白い筋は背中まで飛んだ。
すぐに口元に付き立ててきたが、申し訳ないことに、いきなり過ぎて手で押さえてしまった。

ドアが開いた。
私を憐れむような目で見物人が降りていく。
いつも私が痴漢されているのを見物していたくせに。
その視線に耐えながら立ち上がる。
下着も何も着けていないことを思い出し、慌ててスカートを元に戻す。

(そうか・・・私のここも全部見えてたんだ)

絶望に似た気持ちと、ここはもう使わないからという開き直りに似た気持ち。
写メとかは撮られないようにしてくれたらしいけど、確実じゃない。
化粧も直さないと・・・顔中精液だらけだ。

(とりあえず降りないと)

電車を降り、目立たないホームの端に行って顔や服の精液を拭う。
顔はいいけど、服にはすっかり染み込んでしまった。
服は着替えるからいいけど、髪に付いたのは諦めるしかない。
だんだんイライラしてきた。

(髪の、取れないんですよ)

正直、誰が私にこうしたのかは覚えていない。
目の前で私を囲む男たちを睨みながら作業を続けた。
無造作に伸びる手が私の胸を揉む。
まだアノままになっている股間に群がる男たち。
それを無視して作業を続ける。
まだ射精を終えていない男たちが、股間から自分のモノを取り出して扱き始めた。

(ヤルならとっとと済ませて欲しいけど、ここでヤルつもり?)

離れたところにあるカメラがこちらを見ている。
男たちは気付いていないのか、私を壁に後ろ向きにして押し付けた。
またスカートを捲り上げられる。
誰もゴムを付けていない。

(なんか、もう、疲れてしまった・・・)

脚を開かされた。
左の尻を掴まれ、広げられる。
反射的につま先立ちになってしまった。
男を迎え入れるための格好。
いつも夫を迎え入れるときと同じ。
そのまま入れられた。

「すげえ・・・すげえ・・・」

男がしきりにそんなことを呟いていたが、どうでもいい。
どうでもいいのに、男の動きに勝手に合わせてしまう自分の体に腹が立った。
相変わらず全身を這う男たちの手、手、手。

「中に出すぞ・・・!」

1分もしないうちに男が言い放った言葉。
それを聞いて私は逆らえなかった。
背中の腰の辺りからその言葉が脳に響き、全身に鳥肌が立った。
夫に対してと同じく、そのままぎゅうぎゅうに締め付け、私の体は男に射精を促していた。
その証拠に、私を犯す男の形がどんなモノなのか、はっきりと分かったのだから。

「ぐぅぅぅぅ」

思い切り腰を打ち付け、その動きを止めた男。
私が望む形で男が終わった。
体の奥に広がる熱。
つま先立ちからへたり込みそうになる。

(やっちゃった・・・)

後悔が襲ってくる間もなく次の男が素早く私の腰を抱えた。
よほど興奮していたのか、この男は入れた瞬間に射精した。
入れたというか、入口に押し当てただけ。
そのほとんどは私の内ももを伝い、床にこぼれ落ちた。

(まだ2人いる)

その体勢のまま待つ。

「こっちはいいか?」

私のお尻に宛てがい、聞いてくる男。
経験はあるけど、ローションがないと無理だろう。

「無理だよ。ヌルヌルがないと入らない」

そう答えたのに押し入ってこようとする男。

(え、ちょっと、無理だって、え?)

ボコンと先端が入った音が響いた。
そのまま、ぎゅ、ぎゅ、と侵入してくる。
すぐに根元まで収まってしまった。

(うっそ・・・)

正直、気持ちよくはない。
何度か夫にせがまれてやってみたけど、違和感だけ。
普通じゃないことをしているという興奮はあったけど・・・。

「ローション代わりになるもんだろ?」

(そんなに私は濡らしてた・・・?)

そのときはそう思ったが、今考えるとさっきの男の精液を使ったのかもしれない。
そのまま内臓を押し上げられる感覚に耐えていると、男が私の場所と向きを入れ替えた。
監視カメラが見えたが男たちの体で隠されていて、きっと私の顔くらいしか映っていないだろう。
集まって何をしているのか不思議がられはするだろうが、私が叫ばない限り助けに来ることもないだろう。
多少安心したが、男の出し入れで跳ね上がる体は、どこからどう見ても女が犯されている画じゃないの?
やっぱり通報されるのではと気が気ではない。

(早く・・・)

残った男も同じことを考えていたのだろう。

「な、前にも・・・」

「いいよ、入れて」

男が言い終わる前に答えた。
硬度が落ちていた男のためにしゃぶってやった。
お尻を貫かれながらだと自由があまり効かなかったけど、必死になってしゃぶった。
急に芯が通った・・・と思ったら、乱暴に口から引き抜かれた。
後ろの穴は使われたまま片足を持ち上げられた。
監視カメラでは私が何をされているかは分かるかもしれない。
でも、はっきりとは分からないだろう。
まさか痴漢からレイプされ、生で中出し、アナルまで好き放題にやられているとは思うまい。
そして今、前後の穴を同時に犯される。
そんなの夫とも経験がない。
以前こっそり観た動画のように本当に私にも入るのだろうか。
心臓が飛び出しそうだ。
後ろの男が動きを止めた。
前から男が狙いを定めた。
そのまま膝を下ろされた。

「あっ」

思わず声が出てしまった。
すぐに口を塞がれる。
半分ほどだけど、確かに入ってる。
自分の体に感心したが、後ろの違和感の方がある。
たまらず身を捩って腰を前に突き出した。
(もっと奥へ!)というお願い。
前の男も同じだったのだろう。
私の右膝・・・その裏を抱えて私を持ち上げた。
左足も浮き気味になってバランスを崩す私。
慌てて全員が私を持ち上げる。
結果、宙に浮いたまま大きく足を広げ、前の男の首に抱きつく形になった。
そのまま2度3度と突き上げられる。

(・・・悪くない)

後ろの違和感も気にならない。
与えられる快感に没頭する私にリズミカルに出し入れが繰り返された。
その出し入れされる様子をしゃがんで見ている男もいる。

(私のそこはどんなになっているんだろう)

私も見たかったが、さすがに動画を撮ってくれとは言えなかった。
限界まで広がって、私自身を貪らせることで男たちに快感を与えている。
そんな自分を想像すると興奮が抑えられなくなってきた。

「ね、もう精子出して。お願い・・・中に出して・・・」

男に抱きつき、耳元で囁いた。
夫から聞いたことがある。

「お前に『精子出して』と言われると我慢できなくなる」

本当かどうかは知らないけど、この男たちも夫と同じだった。
前の男がキスをしてきた。
その舌が私を抉じ開けて暴れる。
私がそれに応じると、男が出し入れを速めた。

「出、して、いいのか?」

「うん、出して、出して、2人とも、精子、出して・・・!奥に、奥に、精子、出して!・・・ああああああっいっくうぅぅうう!!」

私の絶叫とも言えるイキ声がホームにこだまして返ってきた。
自分の台詞で興奮したのか、いきなり絶頂を迎えた私は声が抑えられなかった。
密かに自慢の私の脚は痙攣し、何度も宙を蹴り上げていただろう。
私の腰は私を犯し続ける男たちを絞り上げたのだろう。
まず前の男がイッた。
私の奥で、その痙攣を伝えてくる。
それを確認した後ろの男が乱暴に私を突き上げる。
ガクンガクンと揺れ続ける私。
もう声は出ない。
男が低く呻いた。
射精を始めたようだ。
男の脈動に合わせてお尻の穴が広がる。
性器ではない穴奥に流し込まれるのを感じながら私は目を開ける。
20m先の向こうのホームでは、電車を待つサラリーマンや学生が大勢並んでいる。
ざわめく構内。
みんな驚きと共に私を見ている。
知った顔がいないか慌てて見渡す。

(ダメだ、分からない)

興奮しすぎて焦点が上手く合わせられない。

「だめ、下ろして。お願い」

男たちも我に返ったらしい。
ばたばたと服を整える。
だけど、後ろの男は私の腰を掴んだまま抜いてくれない。

「ね、もう抜いて。出したんだよね?」

あまり硬さに変化がないのが心配になって聞いてみた。

「イッたけど、締め付けが強すぎて・・・まだ出る」

男はそう言うと、そのまま私を壁に押し付けた。
体ごと押し付けられて動けない。
もうこのままヤラれるしかない。
向かいのホームの乗客は、私がよく見えるように移動してきている。

(早く終わって!)

無遠慮に私のお尻を犯す男を締め付けるため、必死の思いでお尻の穴に力を込める。
打ち付けの速度を上げた男。
突き上げられるたびにつま先が浮きそうになる。
こちらのホームに電車が入ってきた。
怯む男。
そのまま体を捻ると、ズルン・・・と抜けた。
私は2、3歩逃げた。
スカートを戻し、走った。
駅員が駆け寄ってきたけど、それを避けて走った。
何か言っているけど振り向かない。
動くたびに太ももから、ぬっちゃぬっちゃ・・・と行為の印がいつまでも聞こえた。

そのまま地上に出て、近くのビルのトイレに駆け込んだ。
大急ぎで汚されたところを拭く。
顔を洗う暇はない。
乾いた精子を拭い、その上から化粧を直した。
毎日30分前出勤をしていたが、その日は遅刻ギリギリになってしまった。
長年夢見たことが今日、現実になった。
あまり実感がない。
だけど窓口業務をしながら油断すると、男たちに流し込まれたもので下着が汚れた。
その湿り気と立ち上ってくる男の匂いが、今朝の出来事が現実だったと私に教えてくれた。
カウンター越しにまで匂いは届かないはずだけど、少し慌てていたかもしれない。

その日の夜は夫に無理を言った。
もし妊娠していたら困るから。
2度、中に出してもらった。
夫は少し驚いていたが、私の求めを喜んでいた。
結局、妊娠はしなかったし、病気にもならなかった。

夫はずいぶん優しくなった気がする。
あまり露出も強要されなくなった。
私もやはり後ろめたいのか、それまで以上に夫に尽くしている。

“衆人監視の中、夫以外の男達に犯された。それも何人も”

こんなことを夫に話せる日がいつか来るのだろうか?
ただ痴漢の1人が、「奥さん」と呼んでいたことを私は忘れてはいない。

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