可愛い妹を女として見始めた俺の狂気[第6話(終)]

この体験談は約 11 分で読めます。

・・・麻美への気持ちの変化が全ての始まりでした。
・・・思い返すと、女として見始めたときから、俺の中に黒い欲望が巣くっていた気がします。

麻美が俺の部屋に涼みに入ってきたとき・・・。
あれがスタートでしょう。
麻美とのことが始まってなかったら、瞳ちゃんとも始まってなかったでしょう。
瞳ちゃんにデパートでの試着室でのことを目撃されなければ・・・。
ついさっきまでは、それを悩んでいた俺がいました。
でも、今は違います。
救ってくれたのは瞳ちゃんでした。

「女として見てしまったのが、たまたま麻美だった」

それを言われたときに心が軽くなった気がしたんです。
瞳ちゃんには本当に感謝です。

・・・でも。
それゆえに、清算しなければならないものも多く残されています。

・・・俺の、麻美への対応の仕方。
・・・瞳ちゃんとの、今後。
・・・麻美がこれ以上のことを望んでいない場合(そっちの方が、可能性大)、今までのことをどうやってトラウマとして残さずに、ケアできるか。

すべて、早く答えを出していかないといけません。
この答えを出していかない限り、麻美は気付かなくても、俺が麻美に対して酷いことをやりっぱなしということになります。
今日中に、今日中に麻美と話をして、クリアにしておかないと。
・・・それが、俺のやるべきことでした。

「おーい、麻美、いるか?」

麻美の部屋をノックすると、部屋にいません。

(・・・あれ?どこへ行ったんだ?)

下に降りると台所から母親の声が。

「麻美が、『図書館に来てくれ』って言ってたわよ」

「ん?どういうこと?」

「宿題が残ってて大変だから、手伝いに来てくれってさ」

(???どういうこと?)

すると母親が台所から出てきて、福沢諭吉のブロマイドを出してくれました。

「一万円?お使い?」

「違うよ、麻美がアルバイト代だって。宿題見るための」

・・・ますます訳がわからん。

「・・・何か浮かない顔してたよ。お兄ちゃんなんだから、少しは妹のストレスも解消してやんなよ」
「え?様子、変だったの?」

「なんだか疲れてるみたいだったよ。せっかくバイト代貰ってるんだから、それで美味しい物でも食べさせてやんなよ」
「・・・お、おう」

なんだか出鼻をくじかれたようで、拍子抜けしてしまいました。
車を出す用意をして図書館へと向かいます。
ふと、思い出したことがありました。

(・・・宿題、終わらせてなかったか?)

さすがに夏休みも月末近くになると、学生で溢れかえります。
なんだか高校生の頃に戻ったようで変な気分になります。
小学生や中学生も多く来ているようで、静かな雰囲気と言うよりは、ちょっとした雑談場になっています。
子供を持て余した主婦達がテーブルを囲んで喋っている所もあります。
・・・おばちゃんは家で座談会をしろよな。

・・・さて。
麻美、麻美・・・。
いた!
一番奥の席で本を開いて座っています。
でも、宿題をやっている雰囲気じゃありません。
対面の席が空いていたので、そこに座ります。
麻美は俺に気付いたようで、顔をあげて「よう」とだけ言いました。

「どうした?宿題、全部終わったって言ってなかったか?」

麻美は目の前の本を閉じ、俯いてしまいました。
顔を覗き込むと、目を閉じて考え事をしているみたいです。

「・・・どうした?」

「・・・兄貴さ、瞳とはうまくいってんの?」

・・・なんか雲行きが怪しいぞ。

「ああ、うまくいってる方だと思うぞ。それがどうかしたか?」

何かを言いたいのに、それが言えないもどかしさに捕らわれているようです。

「いや、そんなことが言いたいんじゃなくて・・・」

まるで独り言のように俯いたまま喋り続けています。
しばらく麻美は黙ってしまいました。
周りは学生でいっぱいなので、静寂に包まれているわけではありません。
でも、俺と麻美の周りだけは、無音でした。
・・・俺も、麻美に話をしようとしたことを思い出しました。
今までのことを清算しないと。
俺の耳には、学生や主婦の喧噪より、蝉の声がうるさく聞こえていました。
突然、麻美が口を開きました。

「アタシ・・・兄貴のことが好きだよ」

・・・蝉の声が、いっそううるさく聞こえました。
麻美の顔は、もう俯いてはいませんでした・・・。

「ああ、俺も好きだぞ。お前、殴ること以外はイヤなところなんて」

「そんなんじゃない!」

小声でしたが、麻美の声には俺を止める何かがありました。

「・・・どうしたんだよ、麻美?」

不意に麻美の目から涙がこぼれ落ちるのを見ました。

(ヤバい!)

なぜか、この場を逃げ去りたい衝動に駆られました。
でも麻美をこのままにしておけない。

「麻美、出よう」

傍に寄るとギュッと袖を掴まれました。

「兄貴・・・。どうしたらいいんだよ・・・」

自分の感情と理性が、無意識の中でぶつかっているようでした。
初めての感情に心がついていってないのでしょう。
痛いほど麻美の苦しみがわかりました。
それは俺が抱えているモノと大差なかったからです。
・・・とりあえず麻美をこんな人の多いところに置いておけない。

「麻美、とりあえず出よう」

麻美の腕を取ろうとすると麻美はそれを避け、図書館の奥まった所へと行ってしまいました。

「麻美!」

学生の何人かが俺を見ましたが、すぐに自分の課題に眼を戻していました。
俺は麻美を追って奥まった所へと行きました。
一番奥で麻美はこちらを向いて立っていました。
・・・顔は、涙でグシャグシャでした。
胸が締め付けられました。
俺を睨んでいるようでもあり、助けてくれと手を伸ばしているようにも見えました。

・・・どうしてやったら、麻美は楽になる?
・・・どうしたら・・・。

俺が立ち尽くしていると、麻美が震える声で静かに話し出しました。

「最初はね、小さいときだった。小学校5年生くらいかな?兄貴が、アタシをいじめた男の子を仕返ししてくれたことがあったよね?それからだよ。アタシは、兄貴が兄貴として好きなんだと思ってた。でも、最近、違うことに気付いたんだよ」

・・・麻美の言葉が、俺をナイフに切り刻む感覚を生んでいました。
・・・まさか、そんな昔からだったなんて・・・。

「最近、色んなことがあったよね?兄貴といると、楽しかったし、充実してた。でも、それ以外に・・・エッチなこともいっぱいあった」

ハンマーで殴られたような衝撃。

「アタシ、全然イヤじゃなかった。それよりも感じているアタシがいたのに気付いた。それを教えてくれたのは瞳だった」

俺の中では全てが一つになろうとしていました。
・・・瞳ちゃんが、麻美に教えたモノ?
・・・それが、性技による快感?

「・・・兄貴。アタシ、おかしいかな?変かな?兄貴のことが、欲しくて欲しくてしょうがないんだよ。どうにかして欲しいんだよ」

いきなり麻美が詰め寄ってきました。
動けなかった俺は急に胸ぐらを掴まれて、こう言われました。

「・・・アタシの心。お願いだから、受け止めてよ」

・・・そのとき初めて、妹の唇も柔らかいんだということを知りました。
・・・きつく抱き締めました。
俺は静かに麻美の手を外しました。
誰かに見られて、ここにいられなくなるとマズいと思ったからです。
両腕を外された麻美は、泣きじゃくった顔を見せまいと、顔を横に向けようとしました。
・・・俺の後ろを誰かが通り、明らかに他人を捉えた麻美の表情が混乱で戸惑っていました。

・・・マズい。
ここにいたら、イヤでも他人の注目を浴びる・・・。

図書館という場所でも、俺と麻美には何の障害もありません。
しかし衆人環視の中で、麻美を人目に晒すわけにはいきません。
・・・近親相姦を告白しようとしていることを考えると、尚更です。
麻美は、妹として俺への気持ちを塞いでいた過去があって、もう我慢が出来なくなって、告白した。

・・・なぜ図書館なんだ?
・・・俺は、まだ麻美に気持ちを言っていない。
麻美が語ったのを聞いていただけだ。
・・・今、言わなければ。
今言わないと、俺が麻美にウソをつくことになる。
そう・・・、ウソをついちゃいけない。

「麻美・・・。ちょっといいか?」

麻美は泣きじゃくった顔を上げました。

「・・・何?」

ゆっくりと麻美の肩に手を置くと、俺は落ち着いて喋ろうとしました。

「とりあえず、外に出よう。ここだと他に注目される」

麻美はそれでもここで話したかったようですが、俺から肩を抱かれると、ゆっくりと中庭へと移動を始めました。
テーブルに残した麻美の手荷物と本を持って。

中庭には、幸いに誰もいませんでした。
ちょっとした公園くらいの広さなので、子供達が大勢いるかと思ったんですが、遊具らしき物が一切ないため、今日は一人もこの広さに魅力を感じなかったようです。
・・・俺と麻美が、二人で広めの空間を貸し切っている状態でした。

木製のベンチに座り、麻美は黙ったままです。
俺はその隣に座り、横にある灰皿に意義を与えようとタバコに火をつけました。
・・・今回ばかりは、麻美もタバコのことをうるさくは言いません。
麻美が黙ったままなので、俺から静かに切り出しました。

「俺は、お前とは違って、つい最近・・・。お前を女として見るようになった。・・・妹じゃなくて、だ」

黙って聞いている麻美。
秋が近づいているのか、夏の青さよりも空の高さが目立っていました。

「そして、そのお前を、どうしても俺のモノにしたくなった。・・・細かく言うとちょっと違うんだが、完全に間違ってるわけじゃない。・・・そして、俺はお前に色々なことをしてきた・・・」

それからは、俺が考えて行動してきた陵辱の全てを語りました。
俺の部屋での、強制視姦。
ファミレスでの、間接露出。
デパートでの、衆人羞恥。
瞳ちゃんとの、ファミレスでの強制愛撫。
自宅での、瞳ちゃんとの共同猥褻。
そして、盗聴。
俺を看病しているときの、口唇奉仕。
・・・全てを告白しても、麻美は取り乱したりしませんでした。
むしろ、一つ一つを呑み込んでいったような気がします。

「・・・これだけのことを、俺はやってしまったんだよ」

麻美は、もう泣いていませんでした。
静かに、俺の言葉を聞きながら、考え事をしているようでした。
ゆっくりと、振り向きました。
その目は、初めて見る目つきでした。
麻美が俺を見る目つきは、どうしようもない兄を軽蔑しているような目ではなく、一人の男として俺を見ているようでした。

「・・・それでもな、麻美。俺も、お前と同じように、一人の女として、お前・・・。麻美のことが好きだ」

突然の俺からの告白。
ジワッと麻美の目に再び涙が浮かびました。

「ただ、ただな?俺とお前では決定的に違うところがあるんだ。それは、俺がお前を“辱めたとき”に感じたんだけど、どうやら俺は、お前のことを恥ずかしい立場にするのが好きで、そうすることでしか、お前を愛せないかもしれない。・・・それでも俺がいいのか?」

麻美、即答。

「アタシが望んでいるのも、それだよ。・・・いや、それかもしれない・・・だから、言い出せなかったんだ」

(・・・え?)

「兄貴・・・。アタシに、もっと恥ずかしいことをしてくれないかな・・・。そして兄貴の女にして欲しいんだけど・・・駄目かな・・・」

・・・。
・・・まさか!
こうも俺と同じ内容で結びついていいのか?

その時、後ろにあったこの広場への出入り口から、この広場の広さに気付いた親と子供が一人、入ってきました。
母親は若くて、麻美と5歳も違わないだろう。
入ってきてから奥へと子供が走ったので親も一緒について行きました。

(・・・使えるか?・・・どうだろう・・・)

俺は麻美に、麻美が言った言葉の意味を尋ねました。

「麻美・・・。『もっと恥ずかしいこと』・・・『兄貴の女』って意味を分かって言ってるのか?」

麻美はただ黙って頷きました。
・・・それなら。

「わかった・・・。麻美。とりあえず座ろうか」

「え?・・・うん・・・」

俺の言葉の真意が掴めず、麻美は黙って座ったままでした。
俺は当然のように麻美の隣に座りました。
・・・俺の中に再び黒い欲望が・・・。
子供と母親は、俺と麻美の至近距離で遊んでいます。
それを目の前にしながら俺と麻美は座っています。
・・・これだ。

「麻美、お前、恥ずかしいことをして欲しいんだよな?」

麻美はキョトンとした顔になっています。

「・・・言ったけど・・・」

「ここでパンツを脱げ」

驚く麻美。
しかし、今までとは違う恍惚にも似た表情が一瞬現れたのを俺は見逃しませんでした。

「・・・ここで?」

「そうだ。あの親子にバレないようにな」

麻美は少し戸惑ってから、「・・・うん」とだけ返事をしました。
俺は麻美の前に立ち、直接親子からは見えないように壁になります。
それでも麻美は恥ずかしいらしく、顔を強張らせながら俺を見ています。

「兄貴・・・」

「大丈夫だ、麻美。・・・脱いでみろ」

麻美は黙って俯き、スカートの中に両手を一気に入れました。
俺の心臓は、もうどうしようもないくらいに鼓動が激しくなっています。
ゆっくりと、手が引き抜かれる・・・。
徐々に現れる、麻美のパンツ。
親子は、まさか麻美がこんな所でパンツを脱いでいるとも思ってないでしょう。

・・・やっと足首まで脱ぎ去り、後は足首からパンツを抜くだけです。
しかし麻美は顔を火照らせ、瞳はすでに潤んでいます。
心なしか呼吸も荒くなっていました。
そこで、だめ押しをします。

「麻美、今度は足を広げるんだ」

一瞬にして、すがるような目になる麻美。
それでも俺は手を緩めません。

「俺が壁になる。だから、見えたりはしない」

すぐに麻美の膝が視線の位置に来るように振り向いてしゃがみ、ゆっくりと膝を開かせました。

「・・・やだ・・・兄貴・・・」

抵抗はしませんでした。
麻美は、言葉は嫌がっていましたが、カラダは俺に従順になっているみたいです。
・・・ふと、母親の方が、俺達を見ているのに気付きました。
見ると母親の方も顔が赤らんでいます。
・・・気付いているのか。
これを利用しない手はありません。

「・・・麻美」

「・・・な、何・・・?」

「あそこの女の人・・・。気付いてるのかも・・・見るな!」

小声で麻美を諭し、動かないようにさせました。
・・・麻美が、細かく震え出しました。
・・・怯えさせちゃいけないな・・・。

「大丈夫だ、麻美。俺が壁になっている。気付くはずもないだろ?」

「・・・そ、そうだけど・・・」

麻美は、すでに心がどこかに飛んでいるようです。
・・・上手くいけ・・・。

「麻美、今度は座ったまま、右ポケットに手を入れろ」
「・・・手?」

「そうだ。そしてポケット越しにオナニーをしろ」
「え?!」

「当然だ。足も開いたままだぞ」
「そ、そんな、兄貴!」

俺は麻美の側を離れ、親子に近づいていきました。
母親は俺に気付き、子供を連れて行こうと、子供を呼んでいます。
・・・怯えているな。
ゆっくりと近づいたときには、子供は手の届かないところで母親を無視して遊び、声も届いていないようでした。

(・・・この母親すら、俺の生贄に過ぎない・・・)

俺が近づききった時に、母親は俺の存在に恐怖するようにビクッと震えました。
芸能人で言うなら、紺野まひる。
ハッキリとした目鼻立ちと、巻き上げられたショートカット。
陵辱するには、もってこいだ・・・。
しかし、ここで彼女に手を出しては警察沙汰になりかねない。
俺は慎重になりました。

「こんにちは、お子さん、元気ですね」

「は、はぁ」

・・・明らかに、俺と麻美のことに気付いている感じです。
俺の目を見ようとしません。

「アソコに座ってる女の子。見えます?」

麻美は俺に言われた通り、悦に入りながらスカートの中で自らの秘唇を弄っていました。
足を開いているので、影になりながらも、細い指がスカートの中で蠢いているのは確認できます。
麻美は顔を背け、それでも俺からの命令を忠実に守っています。
母親は明らかに興奮していました。
麻美の方向から目を離すことが出来ず、閉じ合わせた太股を切なそうによじり合わせていました。

(・・・ここで、二人の女が感じている・・・)

俺は興奮の極みにいました。
ここで母親に駄目押しをします。

「・・・あの子をイカせてみたくないですか?」

母親は驚いて振り向きましたが、その顔は大きな快楽の粘液にドロリと絡め取られ、それから逃げることは無理なようでした。
母親の肩を掴み、ゆっくりと麻美に向かって移動します。
子供は一人で遊んでいます。
麻美は顔を背けたまま自慰に耽っています。

麻美に辿り着いたとき、予想外のことが起こりました。
麻美は、やっと気付いて、右手の動きを一瞬で止めていました。
・・・母親は、俺の指示もないままに、麻美のスカートに手を入れたんです!
足を閉じるのも忘れた麻美は、急に入ってきた女性の手をガードできずにいたようです。
・・・突然、麻美の秘唇を自慰以外の快感が襲い、それを甘受してしまった麻美。
母親は麻美を自分の右手で責めながら息を荒くしていました。
太股を擦り合わせながら・・・。
子供は元気に遊んでいました・・・。

「・・・ああ・・・あっあっ・・・はああああああっ!」

「はぁ、はぁ、・・・はっ、はっ・・・う、うううううっ!」

・・・しばらくして麻美がイキました。
そして、母親の方が、軽いオルガスムスを感じたようです。
・・・二人とも、同時に果てました・・・。

それから、あの親子は母親がフラフラしながら子供を連れて帰っていきました。
いくら俺達しかいなかったとはいえ、中の人たちの何人かは見ていたようです。
図書館の中に戻ってから、周りの目が厳しかったからです。
・・・ふん、ゲスどもが。

俺はフラフラする麻美を肩で支えながら車へと向かいました・・・。
帰宅しているとき、ふと思い出したことがあったので、それを麻美に車の中で聞いてみました。

「・・・なぁ、麻美」

「・・・何、兄貴」

惚けた顔の麻美は俺の肩に凭れています。

「バイト代の一万円だけどさ・・・。あれ、何?」

「・・・あの一万円?・・・よく見たの?」

麻美の言葉の意味が分からず、首を振りました。

「見てないよ。何なんだ?あれ?」

麻美はニコッと笑いながら話してくれました。

「あれは、兄貴が初めて貰ってきたバイト代だよ。アタシに、『好きなものでも買えよ』って渡してくれたヤツ」

・・・どうして、今俺に?
麻美は、俺が疑問に思っていることを見抜いたのでしょう。

「そのお金で、アタシの処女を貰って欲しかったんだ。・・・休憩くらいは行けるよね?ホテル」

麻美は笑顔のまま俺に言っていました。

「アタシが『好きなもの』は、・・・兄貴だから」

・・・俺は黙ったまま麻美の肩を抱き、片手運転のままホテル街へと向かって車を走らせました・・・。
・・・もう、麻美を離さない。

おわり。

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