見知らぬ男に夫婦の営みを管理されて[第2話]

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「ただいま」

今朝言った通り、夕方に久美は帰ってきた。

「あっ、そうそう。洗濯しなきゃ!」

久美はリビングにバッグを置くと、すぐに脱衣室へ向かった。
脱衣室のドアを開け放したまま洗濯物を洗濯機に放り込むと、そのまま注水を始めた。
ドキドキしながら観察していたが、洗濯物の変化には気付かなかったようだ。
洗濯機を回した久美は、寝室のクローゼットに上着を掛けると、いつものようにシャワーを浴びるべく再び脱衣室へ入っていった。
今度はドアをきちっと閉める。

軽やかなシャワーの音を遠くに聞きながら、久美の行動について思いを巡らせた。

(久美は、私が洗濯カゴを漁るのを見越して、わざと精液付きのショーツを置いておいたのではないか?)

そう考えると合点がいった。
今まで、どんなにショーツを濡らしていても、精液が付着していることはなかった。
今日に限ってべっとり付着していたのは、私に見せつけるためとしか思えなかった。
たとえ中出ししたにしても、偶然ショーツに精液が付着したりはしない。
行為後、後始末をせずにショーツを穿かない限り、精液が逆流することはあり得ない。
そこにははっきりとした意志が感じられた。
私に不倫の証を見せつけようという意志が。

この日を境に、久美は不倫してきたとおぼしき後は、常にショーツを精液で汚して帰るようになった。
洗濯カゴを密かに漁ることが、より大きな楽しみになった。
久美のアソコから直接啜りたいのは山々なのだが、それでは久美が演技してくれている意味がなくなる。
私に対する配慮を無にしないためにも、後始末プレイは我慢するしかなかった。

久美は性的に奔放な面があるとはいえ、性格は見た目通り従順で、性癖も私と同じM志向だ。
そんな久美が女王様然として秘部への後始末を強要するなど苦痛でしかないだろう。
不倫という形にも後ろめたさを感じてるようで、だからこそ演技という建前にしてくれているのだ。
私にしても、こんなややこしい心理ゲームみたいな形ではなく、公然たる寝取られ夫婦になって、久美が不倫相手に抱かれている姿を直接見せつけられたい、という願望がないわけではない。
が、やはりそれは耐えられそうにない。
互いに騙されたフリをして、あれこれ妄想しながら、久美は不倫にのめり込み、私は自慰に耽る。
そんな屈折した寝取られ関係の方が私達夫婦には合ってる。

そんな中、久美はますます“他人の女”みたいな雰囲気を色濃く漂わせるようになっていった。
唇を求めても顔を逸らせ、キスを拒むようになった。

「彼の指示か?」

そう問うと、目を閉じて黙って頷く久美。

「俺の性癖を全て話したのか?」

重ねて問うと、やはり無言で頷く。
恐らく本当なのだろう。
夫婦の性生活が不倫相手に完全管理される第一歩だった。
久美との交わりがすぐに断ち切られることはなかったが、行為のたびごとに制約が増えていった。
裸を見られなくなり、キスが出来なくなったのに続き、股間へ指を這わせることも拒まれるようになった。
下腹部へ向かって指を下ろしてゆき、繁みを越えてさらに中心部へ指先を進めようとすると、脚を固く閉じ、指先をそっと払われてしまう。

「ごめんね。彼があなたには触らせるなって・・・」

暗闇なので表情は窺えないが、心から申し訳なく思っていることは声音からも充分に伝わってくる。
私の勝手な性癖を押し付けたことが久美を苦しめているのだろうか?
心配して真意を尋ねたが、そうではないと言う。

「私の身体は彼のものだから。あなたには悪いと思うけど・・・」

実感がこもっていた。
久美はすっかり不倫相手の虜になってしまったようだ。
彼の命令に嫌々従ってるのでも、私の性癖に渋々付き合ってるのでもない。
自分の意志で拒否していると言うのだから。

不倫相手の性癖も読めてきた。
独占欲が強く、明らかに寝取り志向の男だ。
そうでなければ、たとえ久美から夫の寝取られ性癖を打ち明けられたとしても、夫婦生活に制約を加えてきたりはしないはずだ。
久美はそんな男の命令に進んで従っている。
この分なら制約はどんどんエスカレートしていき、夫婦の性行為そのものが完全禁止されてしまうのも時間の問題だろう。
まさしく望み通りの形だった。
久美もそういう形になりたいのかと、念のために再度尋ねた。
消え入りそうな声で、「うん・・・」と答えた。
久美の答えを聞き、私は引き返す道を自ら完全に遮断することを決意した。
見知らぬ男に性生活を管理される寝取られ夫婦になりたいと心底願った。

それまでの間、久美の身体を思う存分貪りたい。
そんな衝動が突き上げてくるのを感じた。
アソコを舐めてもいいかと問うと・・・。

「それはまだ禁止されてないから・・・」

絶対に触らないからと約束すると、久美は脚を大きく開いてくれた。
唇を寄せると、おびただしく濡れていた。

(彼との行為を思い出しているのだろうか?)

そう思うとたまらなくなった。
食らいつくような勢いで秘唇に吸い付いた。
しこり切ったクリトリスを舌で転がし、割れ目に沿って舌先をなぞらせる。
膣は激しく収縮を繰り返し、次から次へと淫液を吐き出していた。
私は舌先を目いっぱい尖らせると、そこへ深々と差し込んでいった。
たちまち久美の嬌声が響く。
私は噴き上がる淫液で顔中をヌラヌラにしながら久美の秘肉を貪り続けた。
久美の膣襞を舌先で抉り、溢れる淫液を味わいつつも、やはり頭に浮かんでくるのは不倫相手と久美の交合シーンだ。
肉棒と秘裂がぶつかり合う光景が圧倒的なリアル感を伴って眼前に迫ってくる。
今しゃぶりまくっているこの場所を、見知らぬ男が思うがままに征服し、精を撒き散らしているのだ。

いつしか私は、自分の舌を男の肉棒に見立てて、久美の膣奥へ懸命に打ち込んでいた。
久美の内股がしきりに痙攣する。
何度も気をやっているようだ。

(私と同じように、舌先を不倫相手の肉棒に見立ててるのだろうか?)

そう考えるとたまらなく苦しくなった。
が、肉棒はそんな気持ちとは裏腹に猛り狂い、ピクピクと脈動していた。

(久美の中で果てたい!)

私は衝動が抑えられなくなった。
久美の確認も得ず、肉棒を素早く秘裂に宛てがい、一気に挿入した。
ひときわ高い嬌声が響いた。
大きく仰け反り、脚を絡み付けてきた。
久美の頭を抱え込み、激しく腰を打ち付けた。
久美もリズムを合わせ、精一杯応えてくれる。
互いのツボを知り尽くした夫婦の交合。
そんな当たり前の営みが、もうすぐ許されなくなる。
期待と絶望感。
相反する感情が、官能で半ば溶けた意識の中で交差した。

顔を寄せ、キスを求めてみた。
必死に顔を背けて応じてくれなかった。
快楽に身を委ねている状態でも、不倫相手に操を立てることを忘れない。
身も心も寝取られていることは疑いようがなくなった。
私は悟った。
夫婦らしい営みは今夜が最後になるだろうと。
少なくとも、生の肉棒を直接受け容れるような形でのセックスには、二度と応じてくれなくなる予感がした。

ずっと久美とセックスし続けたいという執着。
1日も早くセックスを禁止されたいという不可解な性癖。

葛藤の末、後者の意識が前者を押し退けた。
私は後先のことも考えず、久美の耳元に口を寄せ、訴えかけた。

「今夜のことも全部、彼に話してくれ。1日でも早く、久美のアソコを独占するよう頼んでくれ!」

言ったそばから後悔したが、興奮の高まりがそんな意識すら吹き飛ばした。
最後の交わりなら心の底から耽溺しよう。
肉棒の隅々にまで久美の襞の感触を刻み付けておこう。
そう思い、力の限り突き立てた。

「ああっ、いいっ!そこ、そこ!昨日みたいに突いてぇ!」

昨日、久美とセックスはしていない。
不倫相手との交合を想像しているのは明らかだった。
嫉妬で燃え盛った。
子宮を壊す勢いで亀頭をねじ込んだ。

(もっともっと久美と交わり続けていたい!)

焼けつくような執着心を抱きながら腰を送り込んでいた私だったが、異常な興奮の中で長く保つわけもない。
無情にも、たちまち射精感が迫ってきた。
秘唇への最後の射精をより充実したものにするため、ピストンのピッチを限界まで上げた後、思いっきり深くまで肉棒を埋め込み、亀頭の先端を子宮口に密着させた。
次の瞬間、欲望が弾け飛んだ。
睾丸まで飛び出したかと錯覚するほど凄まじい快感だった。
炸裂する快感に呻き、夢中で久美にしがみついた。

(最後の一滴まで久美の中へ注ぎ込みたい!一滴でも多くの精液を、久美の子宮の奥まで送り届けたい!)

オスの本能に身を任せながら、断続的な射精の快感にただひたすら陶酔した。
息が整うのを待って、ゆっくり身を離した。
久美が枕元のティッシュを手に取り、身体を起こした。
汚れた秘裂をそっと拭っている。
ひとしきり後始末を終えると、バスローブを手に浴室へと向かった。

(不倫相手の精液は中に溜めたまま帰るのに、俺のはすぐ洗い流してしまうのか・・・)

なんとも言えない侘しさが込み上げてきた。
同時に、そんな屈辱さえ快感に思えてしまう自分がいた。
大量の射精を受け止め、そのままショーツを穿く久美。
帰路、奥底に溜まっていた精液がじわっと溢れ出す。
すでに久美自身の淫液にまみれている薄手の股布は精液を吸収しきれず、股布の外にまで染み出し、滴り落ちる。
股間は混合液で溢れ返るようになり、それに刺激された久美は情事の快感を反芻しながらさらに淫液を迸らせる。
そんな妄想で興奮してしまう自分の性癖がやりきれなかった。
せめてほんの少しでも私の精液が久美の子宮の中へ到達し、留まっていて欲しいと切に願った。

次の週、不倫してきたとおぼしき夜、久美に迫ってみた。
応じてはくれたが案の定、また制約が増えていた。
久美はブラジャーを外さなかった。
しかも、バスト全体を覆う厚手のものなので、乳房の感触を感じることもままならない。
乳首はもちろん、摘まむことも吸うことも出来ない。

(また久美が遠くなった・・・)

寂しさと興奮が渦巻く中、許された範囲内で精一杯の愛撫を施した。
いざ挿入という段になって、久美から指示が飛んだ。

「お願い、ゴムを付けて。彼に言われたの。旦那には絶対に生でさせるなって・・・」

先週の予感は見事に的中した。
徐々に禁止項目が増えてゆく生殺し感はたまらない。
あまりの寝取りの巧みさに感嘆すらした。
久美から手渡されたゴムを装着しながら、ふと思った。

(寝取られマゾのツボを突くように見事な寝取り方は、久美の誘導によるものではないのか?)と。

私の性癖を熟知している久美なら、さりげなく男をそういう方向へ持っていくことも可能だろう。

「徐々に禁止項目を増やしていく方が、あなたも興奮するでしょ?」という具合に。

その結果、旦那がどういう反応を示したのかと、男は久美に聞いてくるはずだ。
久美はその様子を全て男に話す。
興奮した男は激しく久美を犯す。
強烈な肉体的刺激により、久美はめくるめくような快感に浸れる。
自分の肉棒によって狂喜する久美を見た男も歓びを新たにできる。
不倫相手にとっても久美にとっても、いいことずくめではないか。
久美との行為に夢中になりながらも、そんな妄想が離れない自分自身に対して苦笑するしかなかった。

(それならそれでいい。今夜のことも全部報告して、不倫にのめり込んでくれ!)

心の中で叫ぶと、ゴムで覆った肉棒を勢いよく挿入した。
久美が喉奥から呻きを漏らし、しがみついてきた。
私も快感に突き上げられ、久美を抱き締めながら激しくピストンした。
最近のコンドームは薄いから肉体的な感触にさほど変化はないはずだが、たとえどんなに薄くても粘膜が隔てられていることに変わりはない。
久美の膣襞が直接絡み付いてくることはないし、膣奥へ向けて直接射精することも出来ないのだ。
片や、不倫相手は久美に切望されて生挿入し、好きなだけ中出しできる。
これほど寝取られマゾであることを実感できることがあろうか?

「どう?ゴム付きでも気持ちいいでしょ?私のアソコ・・・」

「気持ちいいけど、物足りないよぉ!生で挿れたい!」

「絶対ダメ!アソコは彼のものにするって言ったでしょ?ゴム付きだって特別なんだから・・・」

「ゴム付きでも挿れさせてくれなくなるのか?」

「そうよ・・・挿れるどころか、身体に触ることも出来なくなるの」

「嫌だ、耐えられない!久美に触ることさえ出来なくなるなんて!」

「ダメなの!彼が全部禁止したがってるからぁ!ああっ、もっと!」

近い将来の性行為禁止をほのめかしつつ、より快感をねだる久美。
矛盾した久美の態度に翻弄された私は、やり取りが男へ報告されるのを承知の上で私自身の矛盾する本音もぶちまけた。

「久美が欲しい、欲しい!でもセックスを禁止して欲しくてたまらない!そばに居ながら、手の届かない存在になってくれ!」

興奮のあまり、私は大した時間持ちこたえることが出来ず、したたかにゴムの中へと放出した。
不倫相手と肌を重ねるようになってから一段と過敏になった久美の反応に情欲が刺激され、射精のタイミングがコントロール出来なかったのだ。
発射が早まった理由はそれだけではない。
その頃から私は、久美が不倫へ赴いたと察知した日には、久美が帰宅するまでの間、寸止めオナニーに耽ることが癖のようになっていた。
2人の交接や睦言をあれこれ妄想しながら擦りあげ、射精寸前で抑える。
その繰り返しで私の肉棒は久美と交わる前からすでに暴発寸前だった。
そんな状態で久美の秘肉に締め付けられたのだ。
持ちこたえられる道理がなかった。
久美はそんな私の癖に気付いていた。

「私が帰るまでの間、我慢できずに自分でしてたんでしょ?」

シャワーから上がってきた久美の問いに、なぜわかったのか問い返すと、含み笑いを漏らしつつこう答えた。

「だって、私を迎える顔が飢えた狼みたいだったんだもの」

数日後、久美が不倫してきた日にまた身体を求めた。
電気を消し、ブラジャーで固くガードされた上半身を抱き寄せたあと、貪るようなクンニを施し、いきり立った肉棒にゴムを被せる。
ここまでは前回と一緒だった。
が、脚を割り、いざ挿入しようとした瞬間、久美が秘裂を手で覆い拒んだ。

「ダメ!今日からアソコには挿れさせるなって言われたから・・・」

とうとうその日が来たかと観念した私だったが、切迫した欲望は解き放ちたくてたまらない。
そんな焦りを察してくれたのだろう。
久美は私に仰向けに寝るよう促すと、シックスナインの体勢で上に跨がってきた。

「フェラしてあげるから、このままイッて・・・」

久美の大胆さに驚く間もなく肉棒が熱い唇に包み込まれた。
唇で強力にしごかれ、巧みな舌使いで舐め上げられた私は快感に声を上げた。
不倫相手に仕込まれたのか、フェラチオのテクニックがさらに上達していた。
絶頂を先延ばしすべく眼前の濡れた秘裂に力いっぱい舌を泳がせたが、無駄な抵抗だった。
あっという間に久美の口の中、いやゴムの中へと射精させられてしまった。
私はもはや秘裂へ挿入することも、生尺の感触を味わうことも叶わなくなった。
次はどんな禁止項目が増えるのか戦々恐々とした。

さらに数日後、久美を求めると意外な言葉が返ってきた。

「今日は電気を点けといていいわよ。豆球だけど・・・」

どういう心変わりだろうかと不思議に思う私に、「ちょっとリビングで待ってて。準備するから」と言い残し、久美は寝室の中へ消えた。

「いいわよ。入って」

しばらくして呼ばれ、寝室へ入った私の目に飛び込んできたのは、椅子に腰掛けている久美の姿。
白いブラウスに紺のミニスカート。
ごくごくシンプルな装いに着替えていた。

「これからいいものを見せたげる。そこに座って」

促されるままベッドの端に腰掛けた。
久美は私をじっと見据えると、身体をくねらせてブラウスのボタンを外し始めた。

(裸になるのだろうか?)

そう思ったが違った。
下の方のボタンは掛けたまま、今度は脚を微妙に開いたり閉じたりという動作を始めた。
脚を開くたび、股奥の下着がチラリと覗く。
灯りが暗いのでよく見えないが、どうやら白いショーツを穿いているようだった。
久美の意図は図りかねたが、先ほどの寸止めオナニーで充分過ぎるくらいに高まっていた私は、そんなソフトなストリップを見せられただけでもたちまち股間が盛り上がってきた。

「興奮してくれてるのね。服を脱いで。私を見ながらオナニーしていいわよ」

急いで全裸になった。
久美の言葉に従い、肉棒をシコシコとしごき始めた。

「私が彼に抱かれてる姿を想像してるの?それとも私のストリップに興奮してるの?」

久美の質問に「両方・・・」と答えると・・・。

「嬉しい。じゃあ、もうちょっと見せたげる。こういう清楚な服の方が興奮するでしょ?」

久美の言う通りだった。
清楚なファッションだからこそ、よりエロチックさが強調される。
そのものズバリを見せつけられるより、パンチラの方が興奮したりもする。
久美は私の心を弄ぶように微妙なパンチラを見せつけた。
スカートの裾をガバッとは捲らず、見えるか見えないか、まさに絶妙なラインで私を挑発した。
たまらず、しごき上げるスピードをアップさせた。

「こんなソフトなパンチラで興奮してくれるなんて嬉しい。私もなんだか興奮してきたわ。さっき彼に抱かれたのを思い出しちゃった。私も・・・オナニーしていい?」

すがるような眼差しで久美が哀願してきた。
拒む理由などあるわけもない。
私が承諾すると、久美は脚を大きく開き、右手をパンストとショーツの中へ差し入れ、左手はブラジャー越しにバストを揉み始めた。

「下着は脱がないわよ。アソコは見せるなって言われてるから・・・」

次なる禁止項目はこれだったのか!
私は下着越しに蠢く久美の指先を凝視しながらオナニーに没頭した。
クリトリス辺りを弄っていた久美の指先が、さらに奥へと潜っていった。

「あぅぅん!」

指先を挿入したようだ。
快感に呻き、首を反らせる。
しばらく膣内を掻き回すような感じで動かしていたが、ほどなく大きな上下動に変わった。

「あうん、あうん!」

久美の喘ぎが一段と大きくなった。
猫が水を飲むような音がショーツ越しにでもはっきり分かるくらい淫靡に響き渡る。
私は知らず知らずのうちにしごくスピードをショーツの盛り上がるリズムに同調させていた。
下着に遮られ、秘裂さえ直接見られない状況下で、私は久美とのセックスを夢想していた。
久美の指先を自分の肉棒に見立てていたのだ。
ショーツの内側で激しくピストンしている様を、ただ呆然と見つめた。

「自分で出しちゃダメよ。私が出してあげるから・・・」

久美が喘ぎながら告げた。
まだ完全禁止はされていないようだ。
今夜はどんな形で頂点へ導いてくれるのだろうか?
期待に胸を踊らせつつ懸命にコントロールし、発射を抑えた。

「イクっ、イクぅ!」

一足早く、久美が絶頂を迎えた。
白眼を剥き、断続的に身体を痙攣させている。
見るからに気持ちよさそうだ。
つられて私もイキそうになってしまった。
必死にこらえ、久美のエクスタシーが収まるのを待つ。

「ああ、気持ちよかった。ごめんね、先にイッちゃって。ちゃんと我慢してくれたのね。約束通りイカせてあげるわ。そこに寝て」

官能の嵐が通り過ぎた久美は、射精間近の私にベッドに寝るよう促した。
立ち上がった久美はブラウスを脱ぎ捨てた。
腰のファスナーを下ろし、ミニスカートも床に落とした。

「ここまでよ、あなたが見られるのは。これすらも見られなくなるかもよ。しっかり目に焼き付けておいてね・・・」

薄暗い灯りの下、純白のブラジャーとショーツ、光沢のあるパンストに包まれた肢体が浮かび上がった。
ブラジャーはこの前と違い薄手のハーフカップで、バストの上半分がはみ出している。
ショーツもやはり薄手で、フロントに施されたレース部分から黒々とした陰毛が透けて見えた。

「どう?セクシーでしょ?彼に言われたの。サービスしてあげるようにって。でも見るだけよ。お願いだから触らないでね・・・」

またしても生殺しだ。
歓びに被虐心が疼いた。
彼の命令に喜んで従い、私に対しても遠慮がちに指示する、いかにもM志向らしい久美の姿にも愛しさが募る。

久美が顔面騎乗の形で後ろ向きに跨がってきた。
豊かなヒップが顔全体に覆い被さった。
そのまま上体を倒していった久美は、私の股間を指先でなぞり始めた。
脚の付け根や玉袋、竿の裏側など、性感帯を濡れた指先が這い回る。
巧みな指使いに快感で鳥肌が立った。

<続く>

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