保育園で行なわれていた罰当たりな行為[前編]

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幼い頃、寺が経営する近所の保育所に通っていた。
境内の一角に園舎があって、運動場の隣は墓地。
園長先生は寺の住職だ。
毎朝登園すると、本堂で園長の後ろに並んで正座させられて朝のお勤め。
霊験あらたかな環境で育ったせいか、オッサンになった今でも正座はそれほど苦痛じゃない。

園長は当時40代半ばくらいだった。
いかつい面構えにがっちりした体格。
赤銅色の腕は丸太のようにゴツく、僧兵にしたらかなりの戦力になったと思う。
普段は穏やかでやさしいが、たまに地鳴りのような声でどやし上げられると、それだけでガキどもが泣き出すほどの迫力だった。

俺は小さい頃から明るい子だったが、「落ち着きがない」とも言われてた。
今なら何らかの発達障害に分類されてたはずだ。
朝のお勤め中もじっと座ってるのが苦痛で仕方なかったが、園長に怒られるのが怖くて大人しくしていた。
保母さんたちも、ガキどもがいつまでも騒いでいると、「ちゃんとしないと園長先生の部屋に連れてくよ!」と叱りつけたものだ。
今から思うと、その叱り方って教育的にどうよという気もするが、実際に絶大な効果があった。
そのせいか園長先生の部屋は『恐怖の館』にも等しいオドロオドロしい場所として俺たちに刷り込まれていた。

俺が年長組の時だったと思う。
うちの保育所では給食の後にお昼寝の時間があったんだが、ある日、お昼寝中に目が覚めた俺は、無性に探検したい衝動に駆られた。
なぜ探検?と思われそうだが、自分でも当時の発想はよく分からない。
ともあれ、一旦思い立つとじっとしていられない俺は布団を抜け出し、保母さんが近くいないのを確認すると、そっと非常口から外に出た。
普段使わない非常階段を下りるだけでワクワクしたが、どうせだからと同じ境内でも園児が立ち入らないエリアに足を伸ばしてみることに。
夢中で歩き回ってたら、園舎の端にある部屋の窓が視界に飛び込んできた。

(園長先生の部屋だ・・・)

いつもなら近くにいるというだけで怖くなって逃げ出すところだが、その日は非日常の体験で興奮状態だったんだろう。
(中を覗いてみたい)という抗しきれない欲求が頭をもたげてきた。
窓は高い所にあったが、窓下にあるゴミ箱に上れば子供の背でも届きそうだ。
問題は高さ1メートルほどのゴミ箱にどうやってよじ登るかだが、チンパンジー並みの知能を発揮した俺は、近くにある大きな植木鉢を動かし、それを足場にゴミ箱を制覇するという画期的方法を見出した。

こわごわ覗いた恐怖の館は、生首も血の池もない普通の部屋だった。
園長はいつもの作務衣姿で椅子に腰掛け、本だか資料だかを読んでいる。
拍子抜けしたが、よく見ると園長の足元で何やら白っぽいものが動いてる。
角度を変えると、裸の女がうずくまって頭を動かしてるらしいと分かった。
しかも園長は下半身に何も身に着けてないようだ。

(なんでオチンチンを食べてるんだ・・・?)

思い描いていた恐怖の館とは異質の衝撃だった。

(あんなモノ、美味しいのか?)という疑問が小さな頭いっぱいに広がった。

不思議な行為に強い興味を覚えたが、自分で検証してみようという気を起こさず、その後の人生を踏み外さずに済んだのは幸いだったと思う。

園長が本から顔を上げ何やら声をかけると、女が顔を離して立ち上がった。
どこかで見た顔・・・と思ったら、同じ年長組のカスミちゃんのママだった。
この近所では珍しく洗練された都会的雰囲気の美人だが、オッパイは俺の母親の方が大きかった。
女は園長に指示され、大きな事務机に手をつくと尻を向けて両脚を開いた。
園長はゴツい手で女の尻を掴み、自分の下腹部を宛てがうと腰を突き出す。
カスミママの「あああぁぁっっ!!」という声が窓越しに聞こえた。

これは幸いだったと思うが、両親の夫婦生活の現場を目撃したことはない。
さすがに、尻にはウンチが出る穴がある、くらいの知識は当時の俺にもあったと思うが、(そこにオチンチンを入れてどうなる?)というのが率直な感想だった。
もちろん園長が正確にどこへ突っ込んでいたか、今となっては知る術もない。
しばらく腰を振った後、再び園長が何やら指示し、女は向き合う姿勢になる。
2人が体を離した時、女の下半身からズルリと抜けた股間のモノが目に入った。
子供の前腕くらい・・・というのは、さすがに記憶に補正がかかってると思うが、とにかく禍々しくて太く長く黒ずんだ棒がそそり立っていた。
俺の下腹部にぶら下がってる小指ほどの突起と、とても同じものとは信じられない。
園長は女の脚を抱え上げるように広げると、再び下腹部に股間をズブリと突き刺した。
そのまま太い腕で女を持ち上げ、白く丸い尻を掴んで激しく揺さぶり始めた。

「ああっ、ああっ、すごいっ、すごいっ~~!!」

ちょっと気取った普段の口調からは想像もつかない絶叫を漏らすカスミママ。
苦しいのかと思ったら、園長の頭を抱えて愛おしそうにチューなんかしてる。
大人の行動は理解不能なことが多いが、とりわけこれは訳が分からない。
気が付くと俺の股間も硬く張り・・・なんてことは保育園児には起きないわけだが、なんだかとんでもないものを見てしまったという自覚はあった。

体位はもちろん、本来の意味での『駅弁』という言葉すら当時は知らなかったが、園長はその体勢から女の体を事務机の上に横たえ、さらに激しく腰を振り始めた。
カスミママは両脚を大きく広げ、気が触れたような表情でよがっている。
園長が腰を振るたび、小さめのオッパイがプルプル揺れるのが、なぜか面白かった。
やがて園長が、「ふんんんっ!!」と大きく唸り、一段と強く腰を押し付けた。
次の瞬間、女が、「イグイグイグゥゥゥ~~」という声と共に大きく仰け反り、ビクンビクンと全身を震わせたと思ったら、ぐったりと動かなくなった。
正義の戦隊に必殺技を食らった怪人のような反応だった。

(まさか死んだのか?あの太い棒は必殺技か?)

急に恐ろしくなった俺は、音を立てないように最大限の注意を払いながらゴミ箱から下りると、全速力で非常階段を駆け上がって部屋に戻り、布団に潜り込んだ。
その日の夕方、いつものように他のママたちよりちょっとお洒落な服装で娘を迎えに来たカスミママを見て、(あ、生きてた~)と安心する一方、しばらくの間、(いや、あいつは偽物かもしれない)という疑いを拭えなかった。

その日を境に、園長先生の部屋は『恐怖の館』から強い興味の対象へと転じた。
お昼寝の時間になると保母さんの目を盗んで部屋を抜け出し、非常階段を下りて園長先生の部屋を覗くのが俺の日課となった。
もちろん誰もいない日もあれば、園長が1人で何か書き物してるだけの日もある。
睡魔に勝てず布団から抜け出せないこともしょっちゅうだったし、移動中に保母さんに見つかって部屋へ連れ戻されたこともあった。
それでも週1~2回は、あの不思議な合体シーンを目撃する機会に恵まれた。

ケンタ君のママは、うちの母親より大きなオッパイを揺らして悶えていた。
ヨシミちゃんのママは、椅子に腰掛けた園長に向かい合って抱きつきながら狂ったように腰を上下に動かしてた。
名前は忘れたが年少組の子のママは、1回終わったらまたオチンチンを食べはじめ、2回目をおねだりしてた。
そのせいでお昼寝の時間が終わり、危うく保母さんに見つかるところだった。
どのママも、日頃は絶対に見せない恍惚の表情で園長の巨砲を受け入れていた。

うちは母親がフルタイム勤務で、園への送り迎えは祖母が担当してたが、幸いにというか、あの部屋で祖母の姿を目撃したことはない。
あの日、俺が無邪気にも、「今日、保育園でこんなもの見ちゃった」と両親に報告してたら・・・と考えないわけじゃない。
そうしなかったのは、お昼寝の途中に抜け出して園内を探索するという悪事が親にバレるのが単純に怖かったためだ。

園長には息子が2人いた。
どちらも俺の在園当時は中学生。
学校があるので園児と顔を合わせる機会は少ないが、試験期間中とか学校が早く終わった日は、たまに園舎に来て遊んでくれる。
イガグリ頭の優しくて面白いお兄ちゃんたちで、園児にも人気だった。

その年の夏、園の運動場の一角に小さなプールが完成した。
今見たら水たまりと大差ないが、当時のガキには画期的アミューズメント設備だ。
落成法要を兼ねたプール開きには、園長や保母さんたちのほか園長の息子2人と園児の母親も何人か来て、ガキどもの遊び相手をしてくれた。
今の俺からすれば、若いママの水着姿なんて目の保養以外の何物でもないが、そのありがたさを理解するには幼すぎた俺は全力で水遊びに熱中していた。
ところが夏の初めで水温が低かったせいか、間もなく俺の小さな体を異変が襲う。
差し込むような痛みと共に腹のあたりがゴロゴロ言い始めた。
こんなことで至福の時間を中断してたまるかと意地になって遊び続けたが、痛みは強まるばかり。
プール脇にいた保母さんが異常に気付き、声をかけた。

「カズヤ君、どうしたの?」

「・・・ウンチ出そう」

次の瞬間、保母さんは全盛期の朝青龍の立会いを思わせる勢いでプールに駆け込み、俺を抱え上げて水から飛び出すと、そのまま敷地の端にあるトイレへと猛ダッシュ。
半泣きの幼児の手を引いて一緒に走っていたら間に合わなかっただろう。
水着を下ろすと同時にビリビリビリと湿った音を伴った臭気が個室に立ちこめる。
完成したばかりのプールが汚物にまみれる惨劇は、こうして寸でのところで回避された。
あの時の保母さんのとっさの判断力と行動力がなければ、俺は『ウンコマン』とか『ウンチッチ』という安易にして屈辱的な称号を背負い、卒園までの数ヶ月間、地獄のような日々を送らねばならなかっただろう。
タチバナ先生という一見男みたいな怖い保母さんだったが、お元気だろうか。
連絡先が分かればお歳暮を贈りたい気分だ。

とはいえ、すっきりしてトイレから出た俺にタチバナ先生が、「今日はプール入っちゃダメだよ」と無慈悲な通告をしたのは言うまでもない。
1人だけ早々と着替えさせられ、プール脇で膝を抱えて座ったまま、楽しそうに水遊びに興じるユカちゃんやケンタ君を眺めるのは、遊びをこよなく愛する落ち着きのない俺にとって拷問にも等しい責め苦だ。
すぐに我慢の限界を超えた俺は保母さんたちの目を盗んでプールを抜け出し、未知なる刺激を求めて園舎へと向かった。

園舎内には運動場に面して『お遊戯室』と呼ばれる小さな講堂があった。
普段は遊び場だが、園児にとって年間最大のイベントであるお遊戯会や、地元警察音楽隊のおじさんたちによるミニコンサートが催される場所だ。
水遊びを理不尽な形で中断されふてくされ気味だった俺は、お遊戯室を探検場所に選んだ。
というのも、お遊戯室には小さな舞台があったんだが、舞台袖の幕に隠された空間に何があるのか前から気になって仕方なかったのだ。

果たして幕の奥には小さな部屋があった。
よく見たら運動場とも直接行き来できる。
日頃は道具置き場、コンサートの時は出演者の控え室として使われていたらしい。
何も行事がないその日は、催し物で使う長椅子がうず高く積まれてるだけだった。
部屋のカーテンは閉じられ、運動場側の棚にはバッグや衣類が置いてある。
どうやらこの日は保護者や保母さんが更衣室として使っていたようだ。
あいにく保母さんたちの着替えや脱いだ下着類に俺が興味を持つようになるには、あと約10年の歳月が必要だった。

俺は、舞台袖の空間がここに通じてたんだ!と小さな感動を覚えながらも、長年の謎を解明してしまうと早々と興味を失い、立ち去ろうとした。
その時だった。

「あ・・・ん・・・」

長椅子の山の向こう側から声が聞こえた。

(誰かいる!)

再び好奇心の塊になった俺は、身を低くして声がした方へと匍匐前進。
忍者かスパイになった気分で、長椅子に隠れたエリアをそっと覗き込んでみた。
水着姿の男女2組が俺の視界に入った。

男は園長の息子2人。
女はショウ君のママとノゾミちゃんのママ。

どっちもプール開きに来てた保護者だ。
ショウ君のママは床に座った園長の長男の脚に跨がり、股間に顔を埋めていた。
長男の水着は膝くらいまで下ろされ、そそり立った肉棒が女の口に出入りしてる。
園長室の覗きで、“女は男のオチンチンを食べる習性がある”と学んでいたが、いつものように見下ろすのではなくほぼ水平だったから、なんか不思議な感じだ。
股間のモノは園長より色が淡く、心持ち細い感じだが、それでも女の口に入りきらない長さ。
長男は両手を後ろについて顔を上げ、緩みきった実に気持ち良さげな表情だ。
時おり腕を伸ばし、黒いビキニに包まれた柔らかそうなオッパイを揉んだりしてる。
ショウママは一心不乱に肉棒を頬張っていた。
そういえば園長のオチンチンも、ママたちは棒アイス並みの熱心さで咥えていた。
あの親子のオチンチンは特別美味しいのかと子供心に思った。

その向こうでは次男がノゾミママと向かい合って身を屈め、胸に顔を埋めてた。
青地に幾何学模様の入った女のワンピース水着は腹のあたりまで下ろされ、白く豊かなオッパイが2つ、ポロリとこぼれてる。
次男はオッパイのひとつを片手で揉み、乳首を指先で転がしながら、もう一方のオッパイにしゃぶりついてる。

「あん・・・いいわ・・・」

どうやら声を出したのはノゾミママらしい。
まあ俺自身、ほんの数年前まで母親の乳房にむしゃぶりついてたわけで、オッパイの魅力を語らせたら人後に落ちない。
次男の行動は理解できる気がした。
女は乳房を吸われながら、たまらないという感じで次男の頭を撫でたり、下腹部に手を伸ばして水着から飛び出したオチンチンに指を絡めたりしてる。
これも園長ほどの禍々しさはないが、長男と比べても遜色ない大きさだった。
見つかるとマズいと本能的に考えた俺は、息を殺して成り行きを見守った。

やがてショウママが長男の肉棒から口を離し、ビキニの下を脱ぐ。
三角形の陰毛はきれいに整えられていた。
女は床に座った長男の腰に跨がると、唾液に濡れテラテラと光りながら雄々しく天を突く竿に手を添える。
そのまま上体を倒して唇を重ねながら、ゆっくりと腰を下ろした。

「あああぁぁぁ・・・」という声と共に、太い肉棒が女の体内に消えていった。

園長室を覗いてた時は分からなかったが、まさに“飲み込む”という感じ。
長男はショウママの大きめの尻を掴み、下からガンガンと突き上げる。
そのたび女は、「あんっ、あんっ」と子犬のような声を上げた。

次男はというと、ノゾミママを四つん這いにさせ水着の股の部分を横にずらすと、下腹部を宛てがい、一気に突き刺す。
女が、「はううぅぅっっ!」と声を漏らした。
ノゾミママは結構大柄で、オッパイも立派だが、お尻もなかなかのボリューム。
まだ手足の伸びきってない次男は、大きな尻に抱きつくように腰を振り始めた。
長男は繋がったままショウママを押し倒し、座位から正常位へ移行。
ビキニトップも押し上げ、こぼれ出た黒っぽい乳首を吸いながら腰を突き立てる。
女は、「すごい、すごいいぃ~~」と喘ぎながら長男の首に腕を絡める。
普段、「早くなさいっ!」とショウ君を叱る時より可愛らしい声だった。

やがて我慢の限界が来たのか、長男は女を抱き締めて一段と深く腰を突き出す。
ショウママが、「あ゛あ゛あ゛~~」と表記しづらい声を上げて全身を仰け反らせた。
長男は腰をブルルルッと震わせたかと思うと、ガックリと女に重なって倒れ込んだ。
次男は相変わらずノゾミママの大きな尻を抱え、腰をカクンカクンと前後運動。
両腕を伸ばし、四つん這いの体にぶら下がる大きなオッパイを握ってる。
彼らの行為は理解不能だったが、オッパイに対する次男の執着心は俺も共有できた。

「おばさん、出ちゃう・・・出ちゃうよ」

情けない声を上げたのは次男だった。
普段の面白いお兄ちゃんとは別人のようだ。

「いいわよ・・・来て・・・来て・・・」

ノゾミママが息も絶え絶えに促す。

(いったい何が出るんだろう?)

科学者にでもなった気分で観察を続ける俺の視線の先で次男は、「ああぁ・・・」と呻きながら体をビクビクと痙攣させた。
何が出たか、俺の場所からは残念ながら確認できなかった。
その時、運動場の方から、「カズヤく~ん」と呼ぶ保母さんの声が聞こえてきた。
プールを抜け出したことがバレたらしい。
大事になっては後で面倒だ。
床に這いつくばったままじりじりと後ろに下がって部屋を出ると、幕をくぐってお遊戯室に戻り、俺を探す保母さんの方へと駆けて行った。

<続く>

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