本物の露出狂女に夜中の公園で出会った[前編]

この体験談は約 9 分で読めます。

「なあ、お前は露出狂って見たことあるか?」

「何だよ、突然?」

昼休みの会社の屋上で、同僚の鈴木に聞かれたことがきっかけだった。
それまでは、そういう趣味の人がいると知ってはいても、『露出狂』を特に意識したことはなかった。

「実は俺、昨日の夜に偶然見ちゃったんだよ」

彼の話によると、会社帰りに自宅近くを歩いていたら自販機の前で停まった車の助手席から全裸の女性が降りて来て、コーヒーを買って行くのを見たそうだ。

「俺を後ろから追い抜いた車から降りたんだから彼女は俺が歩いていたのに気付いていたはずなんだ。そして、このまま俺がまっすぐ歩いて来れば自分の姿を見られることも分かった上で、車から降りたはずだよ。まあ、見せる相手は誰でも良かったんだろうけど・・・」

「本当に裸だったのか?見間違いじゃないか?」

「胸は隠していたけれど、ブーツを履いただけのスッポンポンだったよ。背中を少し丸めてはいたけれど、お尻なんて丸見えだった。顔はよく見えなかったけど、結構若い感じの女性だったよ。何かの罰ゲームで無理やりやらされていたのかも知れないなぁ」

興奮気味に話してくれる彼と違い、私はまだ半信半疑だった。

「本当ならすごいよな。そこまで出来るなんて」

「無理やりやらされて・・・というのは俺の憶測だから、実は本人が好きで『露出プレイ』をやっているのかも知れないぞ」

「えー?それはないだろう。そんな女がいるなんて」

私は笑い飛ばしたが、この時、私の心の中に新しい興味が芽生えた。

その日の夜、私は仕事を終えて会社近くの居酒屋で同僚と食事をした。
ついつい長居をしてしまい、結局は終電になってしまった。
最寄り駅からのタクシーには長蛇の列。

(まあ明日は休みだし、酔い醒ましにちょうどいいか)

そう割り切って、夜の町を久しぶりに歩いて帰ることにした。
いつもと違う帰り道。
バスに乗れば一瞬で通り過ぎる町並み。
見たことのない新築の家、門まで立派な大きな家、敷地の狭い小さな家・・・。

ふと見ると、行く手に自販機が見えた。
暗がりの住宅地では、ちょっとしたスポットライトのようだ。
ちょうどその前を歩く男性が見えた。
さっきまでは、(私の前にも歩いている人がいるな)という程度だったのに、彼が自販機の前を歩いた瞬間は、淡灰のトレンチコートを着ていることまで分かった。

「ブーツを履いただけのスッポンポンだったよ」

昼間の会話を思い出した。
同僚の鈴木はそそっかしいヤツだから、嘘をつく男ではないが、あいつの見間違いだろうと思っていた。
だが実は、本当にそんな場面に出くわしたのかも知れない。
しかし、私の前を歩いているのは初老の男性。
終電後の深夜に美女と同じ方向に歩くことなんて滅多にないのが現実だ。

(そう思うと、ちょっと羨ましい・・・かな?)

私は自販機で立ち止まり、コーヒーを飲みながら苦笑した。
最短距離で帰ろうとするとバス通りからは大きく逸れるから、どうしても細い路地も通らざるを得ない。
今、歩いている遊歩道もそのひとつだ。

(オヤジ狩りが流行ってた頃なら絶対に通りたくない道だな)

全く街灯がないこともないのだが、植込みに大小様々な木が植えられているから見通しが悪い。
わざと緩やかに曲げられて作られた道なので、尚更だ。
しかしそれももう少しで通り抜けられる・・・という所まで来て1人の女性とすれ違った。
真っ黒な薄手の長いコートをまとった、髪の長い女性だった。
彼女はずっと俯いたまま、黙って私の横を通り過ぎようとした。

(!)

一瞬、言葉を失った。
私がそのまま立ち止まり、振り返って彼女を見送ったのは、彼女が何かの雰囲気をまとっていたからでもオーラを感じたからでもない。
コートの隙間から裸体が見えた気がしたからだ。

(そんな馬鹿な?鈴木の冗談を真に受けるヤツがあるか)

冷静に自問自答しているつもりだが、視線はもう彼女の後ろ姿から離せなくなっていた。

(でもコートの下には何も着ていなかったように見えたぞ?)

彼女は両手をコートのポケットに突っ込んでいたがボタンは1つも掛けられておらず、15センチほどの隙間から白い柔肌と黒い茂みが見えた気がした。

(今のは『露出狂』なのか?)

『眼を疑う』とはよく言ったものだ。
たった今、自分で見た光景が信じられなかった。

(でも本当に裸だったのか?)

ベージュやアイボリーの服を着ているのに、見間違えただけなのかも知れない。
仮にコートの下が裸だったとしても、誰かに見せるつもりなどないかも知れない。
それに・・・。

否定的な言葉しか浮かばないのに、私はそっと彼女の後を追いかけた。
もちろんなるべく足音を立てないように。
ある程度戻ると、小さな公園があった。
道なりに作られた長細い公園だ。
彼女が突然立ち止まったので私も公園に入る手前で足を止めて、木の陰に身を隠した。
いったい彼女の後を追いかけて、私はこの後どうしようというのだ。
彼女に近づいて声をかけるのか?

「もしもし、お嬢さん。もしかしてコートの下は裸なんですか?」とでも?

もし完全に私の見間違いで、「深夜に私の後を追いかけて来て、非常識でハレンチな言葉を言われました」などと騒がれたらどうするのだ。
事実、私の行動はストーカーまがいとしか言いようがないだろう。

(もうよそう。真偽を確かめる術などないじゃないか)

そう自分に言い聞かせて帰ろうとした時、彼女がこちらを振り返るのが見えた。
すれ違った時は俯いていたので顔が見えなかったが、ごく普通の20代半ばくらいの女性だった。
誰かを探すかのように、しばらく周囲をゆっくりと見回していたが、その後、彼女は公園の端の方に行ったようだった。

(何をしているんだ?)

公園の手前からでは死角になって、これ以上様子が分からない。
私が知らない抜け道が公園の横にあったのだろうか?
私は彼女の行方を見届けようと、公園に足を踏み入れた。
しかし彼女が公園の端の植込みから出て来たのが見えたのですぐに引き返して、元の木陰に身を隠すことになった。

(・・・やっぱり、そうだったのか)

再び現れた彼女は、黒いブーツを履いただけの全裸姿だった。
彼女は両手を交差するように胸を隠していたが下半身は丸見えで、黒々とした陰毛がハッキリと確認出来た。
露出行為に慣れていないのか、周囲を見回しながら身体の向きを変えるので、やや大きめの丸いお尻もじっくり鑑賞出来た。
しばらくして安心したのか、両手も下ろされた後はオッパイもじっくり鑑賞出来た。
大きさはやや小ぶりだったが、乳首がツンと突き出していた。

(ほ、本物だ。本当に『露出狂』だったんだ)

真夜中とは言え、街中の遊歩道の公園で素っ裸になってしまう女性を目の当たりにして興奮を抑えきれなくなった私はいつしかズボンの上から硬くなったペニスを触っていた。
都合のいいことに彼女が公園内にある街灯の下に移動してくれたので、白い柔肌が照らされて、より見やすくなった。
彼女の表情からは次第に緊張が解け準備運動のように大きく両手を広げたり、身体をひねったりするのが見えた。
続いて彼女は街灯を背にして立ち、柱に寄りかかって、両手の指先で左右の乳首を同時に摘んだ。
声は全く聞こえないが、「ああっ・・・」と喘ぐような顔をした。
彼女の表情が次第に健康的な笑顔から妖艶な微笑みに変わり、何度も何度も乳首を引っ張っては摘み直していた。

「いいよ、君。とってもいい顔をしているよ。乳首を責められるのが好きなんだね?もっといじめて欲しいんだろう?」

私は自分が彼女を調教し、恥ずかしい行為を強制出来る立場になったつもりでそう言った。
もちろん彼女に聞こえないような小声で・・・だが。

やがて彼女は公園のベンチに移動して腰を下ろした。
さっきよりもかなり近くから彼女の裸体を見ることが出来るようになったが、残念ながら私に対して横向きに座る形になった。
安心しきっているのか、全く周囲を警戒しなくなった彼女は膝を大きく広げてベンチに浅く座り直し、右手の指先を自分で舐めた後、その指先を股間に滑り込ませた。
彼女はビクッと一瞬身体を仰け反らせたが、そのままオナニーを始めた。

外で素っ裸になってオナニーする女性を間近から見れるとは・・・。
こんな場面、もう一生あり得ないぞ!

「フゥーッ、フゥーッ・・・」という彼女の荒い息遣いも聞こえてきて、彼女の興奮はますます高まったのが伝わってきた。

興奮を抑えきれなくなったのは私も同じだった。
私もズボンのファスナーを下ろし、硬くなったペニスを露出させて彼女のオナニーを見ながらシゴいていた。
唯一の不満があるとすれば、正面にまわってじっくり見ることが出来ないことだった。

「あっ・・・くっ・・・ううっ・・・ん、んーっ・・・」

彼女の息遣いは次第に喘ぎ声に変わり始めた。
さすがに警戒心が薄れたとは言え、大きな声を出すことは自制しているようだが、大きくゆっくりと仰け反ったり身体を左右に揺り動かすようになったのでそろそろ限界に近づいてきたのだろう。
彼女は左手を斜め後ろについて、ベンチの端を掴み身体を左にひねりながら大きく仰け反った。
虚ろな目つき、開きになった口、乱れた前髪。
とてもいやらしい表情が見えた。

「いいよ、君。もう限界なんだろう?私の見ている前でイキなさい!」

もちろん彼女に聞こえないような小声で・・・だったが、彼女はそれに応えるように右手の動きを速め、ビクビクッと大きく何度か身体を震わせてアクメを迎えた。
私も彼女に合わせ、彼女に向けて射精した。

彼女はそのまましばらくベンチに横たわっていたが、やがて冷静さを取り戻したのか、体を起こして胸を隠しながら周囲を見回し始めた。

(今さら遅いよ、君。さっきから一部始終を見させてもらったよ。裸になるのが好きなんだろう?さあ、胸を隠した手を下ろしなさい)

安心したのか、私の願いが通じたのか、彼女は胸を隠すのをやめてベンチから立ち上がった。
彼女の後ろ姿を、正確には歩くたびに揺れるお尻を見ていると、なんだか彼女が愛おしく感じられてきた。

(お疲れさま。本当にいいものを見させてもらったよ)

私も服装を直し、彼女を見送ったら帰るつもりになっていた。
しかし意外なことに、彼女はそのまままっすぐ公園の反対側の出口に向かったのだ。
長い黒のコートを着直して帰ると思っていたのに、彼女はまだ露出を続けるつもりらしい。
私は木陰から出て、もし彼女が振り返っても私に気付かれないように街灯に照らされないよう公園の外周に沿って歩き、彼女がコートを隠したと思われる植込みを探った。
すぐにエコバッグと思われるベージュの手提げ袋に丸めて押し込まれたコートを見つけることが出来た。
やはり下着はなかった。
彼女は素っ裸にコートだけを着て、ここまで来たのだ。

(・・・!)

私はある計画を思いついた。
彼女の手提げ袋やコートには何も身元を示すようなものはなかったが、唯一あったのが部屋のカギだった。
もしかして公園のすぐ先に彼女の自宅があり、後はそこに帰るだけで、コートは明日にでも取りに来ればいいのではないか・・・。
という事態も考えられたが、私は彼女がこのカギを取りに戻って来るはずだと確信していた。

その後、公園の反対側の出口に向かった彼女がどこまで行ったのか?
そして何をしたのか?

後を追いかけるのをやめた私には分からなかった。
もちろん興味はあったが、私の計画を実行するためには彼女が戻って来るまでにやっておきたいことがあったからだ。

私はコートのポケットに鍵を入れたまま、さっきまで隠れていた木陰に隠し、空になった手提げ袋だけを元の場所に戻した。
そして手提げ袋を置いた場所と、彼女が戻ってくるはずの出口が両方とも見える場所に改めて身を潜めた。
どれくらい時間が経ったのだろう。
きっと10分前後だったと思うが、彼女が再び戻ってきた。
彼女は公園を出てからも高いテンションのままだったようで、一糸まとわぬ姿で、裸体を全く隠すことなくごく普通に歩いて戻ってきた。
きっと公園を出た後も誰とも出会わないで済んだのだろう。
今度はそのままコートを隠した植込みに向かった。

しばらくして彼女が植込みから飛び出すのが見えた。
左手には手提げ袋を握り締め、両手を交差するように胸を隠しながら明らかに動揺した表情で周囲を見回し、植込みやベンチを行ったり来たりして必死にコートを探していた。

(そんな所にはないよ、君。コートは公園の外に隠してあるんだ。コートが無くなるなんて考えもしなかったんだろうね。でも、今もとってもいい顔をしているよ。期待していた通りだ)

私は頃合いを見計らって、彼女が私の隠れている植込みの前を通り抜けた直後に声をかけた。

「何を探しているのですか?」

私が突然植込みから現れたので、彼女は目を丸くして驚き続いて、ハッと我に返って、その場にしゃがみ込んだ。

「フフフ。ついさっきまで素っ裸で堂々と歩き回っていたのに今さら隠さなくたっていいだろう」

「イヤ、見ないで。あっちに行って下さい!」

彼女はしゃがみ込んだまま、いっそう身を縮めて必死に身体を隠そうとした。

「おっ、怖いねぇ。でも虚勢を張るのはよした方がいい。君の言う通り、私がこのまま公園を去ってしまったら、きっと君は失くしたコートを見つけられず、素っ裸のまま自分の家まで歩く羽目になるからね」

「コートって・・・。あなたが隠したのね!返して。すぐに返してよ!」

深夜に大きな声を出せば周りに気付かれると理解しているのだろう。
彼女は小声で、しかし依然とした態度で私を見上げて睨みつけた。

「馬鹿な女だ!自分の置かれた立場が理解出来ないのか?」

口ではそう言ったが、私はますます彼女のことが気に入った。

「いいか?もう一度だけ言ってやる。私に虚勢を張るのはやめろ!コートを返さずに、このまま公園を去ってしまってもいいんだ。私は何も困らない。困るのは君の方だ!分かったか?」

「・・・」

彼女はようやく観念したのか、泣きそうな顔をして俯いた。
私はサディスティックな気持ちになり、ますます彼女のことが気に入った。

「分かったら大人しく言うことを聞きなさい。さあ、立って」

私は彼女を立ち上がらせ、さっき彼女がオナニーしたベンチに移動した。
彼女は温泉に入る時の手拭いのように、手提げ袋で裸体を隠しながら歩いた。
もちろん手提げ袋では小さ過ぎてオッパイくらいしか隠せておらず、黒い茂みは露わになったままだ。
私はベンチに腰掛け、手招きして彼女を私の正面に立たせた。

「こ、ここじゃ、誰かが来たら、すぐに見つかってしまいます」

「もう見つかっているよ、私にね。もともと見つかるかも知れないと分かっていて裸になっているんだろう?」

「許して下さい。まさか本当に見つかるなんて思っていなかったんです」

「ついさっきまで素っ裸で堂々と歩き回っていたのに今さら何を言っているんだ。露出狂のくせに恥ずかしいフリなんかするなよ」

私は手提げ袋を掴んで取り上げた。

「イヤッ!」

彼女は再びしゃがみ込んだ。
しかしさっきとは違い、哀願するような眼で私を見上げていた。

「お願いです。もうこんな事はしませんから、コートを返して下さい」

「隠さなくたっていいだろう。さあ立ち上がって。私に君の裸を見せてくれよ。コートを返すのは、その後だ。当たり前だろう?」

私は彼女を立たせて休めの姿勢を取らせた。

「足は肩幅くらいに広げなさい。手は後ろだ、後ろで組みなさい。それから背筋を伸ばして・・・そうだ、ちゃんと出来るじゃないか」

全裸の女性を従わせることは、こんなにも興奮するものなんだと初めて知った。
風俗嬢でもここまで従順な行動は取らないだろう。

<続く>

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