アメリカで受けた婦人科検診

この体験談は約 3 分で読めます。

私は2年間、アメリカの州立大学に看護学の交換学生として留学しました。
『PelvicExam』って知っていますか?
いわゆる婦人科検診です。
アメリカでは年1回、18歳以上を対象に行なわれています。

当時20歳の私も、受診者リストに載りました。
ドイツやフランスからの交換学生も当然のように検査を受けると言うので、私も嫌だったのですが、受診することにしました。
検査前は24時間以内にセックスしたり、シャワーを使わないようにとのことでしたが、検査日の朝に気になったのでシャワーとヘアの手入れをしました。

検査は併設の医学部のメディカルセンターで受けることになりました。
検査の前にブラとショーツを取って薄いバスローブのような検査着に着替えて検査手順のビデオを観ました。
ビデオを観て止めようかと思っていた時に名前が呼ばれてしまいました。

検査は日本の内診台と違ってフラットなベッドで端に足受け台があるものでした。
私に挨拶した医師は20代の若い白人医師でした。
アシスタントの看護婦はメキシコなまりで30歳くらいでした。
横になって胸を開いて、両手を看護婦に頭の横で押さえられて胸を揉まれて、乳首まで摘まれて痛かったです。

その後、乳がんのセルフチェックについて説明があり、いよいよ子宮検査になりました。
検査着の胸は閉じましたが、今度は検査着を腰のところまで捲りあげて横になりました。
背中の部分が油圧で上昇して足置きに置いた足が開く時はとても嫌でした。

医師が薄いラッテクスの手袋をするのが見えました。
看護婦に膝を押さえられて力を抜くように言われました。
私の股間にビームライトが当たった時はいよいよだなと緊張しました。
両方の腿に触れて、「これから始めます」と言われました。
消毒のスプレーをかけられてヒヤッとした後で看護婦にウェットティッシュのようなもので拭かれました。

最初は視診です。
ヘアを触られてドキッとしましたが、これはまだ手始めでした。
ここで最初の写真撮影がありました。
左右の大陰唇を圧迫された後、小陰唇を開かれて少し引っ張られました。
そして内側を軽く擦られたような気がしました。
そしてクリトリスの包皮を上に引っ張られてクリトリスを見られました。
軽く触られた時に「ウッ」と声が出てしまいました。
その後で尿道口と膣前庭のバルトリン腺を圧迫されました。
ここで2回目の写真撮影がありました。

次は子宮検査です。
ゼリーを塗った指が処女膜に触れ、膣口が開かれるのが分かりました。
すぐに指が2本入ってきたのが分かりました。
グッと入れられて、子宮口に触れられました。
同時に恥丘と下腹部をもう片方の手で圧迫されて、痛みはないかなど聞かれました。

細胞診をするクスコは透明のプラスチック製で、入った瞬間は特に痛みも無くてタンポンを入れた時のような感触でした。
クスコが開いた時は膣が圧迫されてとても嫌な気分でした。
ここで3回目の写真撮影がありました。
マドラーのようなもので擦られて細胞診用に組織が採取された時はチクッとしただけでした。
最後は子宮の裏側の触診で肛門に指を入れられ、同時に膣にも指を入れられて、肛門と膣の間を擦られました。

こうして私の検査は終わりました。
その後に検査結果が親展で送られてきました。
結果は異常なしでした。

しかし、検査の細目を見て驚きました。
ヘアの発毛は普通。
小陰唇の色素沈着の程度は極わずか。
左の小陰唇がわずかに大きいこと。
クリトリスの形状。
処女膜の形状、左下が切れていること(私は処女ではありませんでした)。
肛門の形状は正常(痔核の有無)。
そんなことまで記録されていました。

それに加えて、3枚の医学用カメラで撮影された写真はもう表現のしようがありません。
最初の写真にはヘアの毛穴まで。
2枚目はクリトリスはもちろん、尿道口、小陰唇の毛細血管まで。
3枚目は子宮口、膣の内壁、そして肛門の皺まで、驚くべき精緻に撮影されていました。

アメリカに看護学研究生として留学しましたが、ここまで検査が進んでいるとは想像もしていませんでした。

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