中学の頃に片思いしてた子に偶然再会して[前編]

この体験談は約 5 分で読めます。

先週末のことです。
職場の送別会があり、久しぶりに繁華街へ繰り出しました。
送別会の後、風俗にでも行こうかと思い、火曜日からエ◯オス投入。
飲むと極端に勃ちが悪くなるんです・・・。

送別会の内容は割愛します。
女っ気のない、野郎10人だけの送別会だったから・・・。

そんなこんなで送別会終了。
予定の風俗に出向くため、そそくさと退散。
店に着くと、オキニはすでに指名でいっぱい・・・。
残りは地雷ばかりなのは知っていたため、がっかりしつつ行きつけのバーに行きました。

週末ということもあり、混み合う店内。
カウンターの端の席に座り、飲み始めました。
しばらくマスターと談笑しつつまったりしていると、隣の席のカップルの様子がおかしい。
なにやら喧嘩をしている様子です。

(まったりムード台無しだな)とホゲーと考えていると、店内に乾いた音が響きました。

男の方がキレて手を上げたようです。

「勝手にしろ!とにかく俺は別れるからな!!」

ポケットから金を出し、カウンターへ投げ捨てる男。
マスター以下スタッフの皆さんはポカーン。
俺もポカーン。
平手を喰らった彼女はカウンターに突っ伏して、エグエグ泣いてます。
ポケットからハンカチを取り出し、そっとエグエグのそばに置く。

「ハンカチ置いておきます。涙拭いてください」

「・・・ありがとうございます」

俺のハンカチを使い、涙を拭うエグエグ。
その様子をぼんやりと眺めていると、あることに気がつきました。

(あれ、誰かに似てる?)

横顔だけですが、確かにエグエグしているのは中学生の時の初恋の娘です!
状況が状況だけに話しかけるきっかけもなく、ただ横顔を眺めるしかありません。
もじもじしてるとエグエグが俺にぺこりと頭を下げました。

「恥ずかしいところお見せしちゃいました、すみません・・・」

言い終わると顔を上げるエグエグ。
間違いない。
初恋のあの娘だ!!!

「・・・あれ?俺君?」

「うん。Mちゃん?」

「えー!何でこんなところにいるの?」

涙を流しながらキョトンとしてます。

「いや、驚いてるのは俺の方だよ!久しぶりにあったと思ったら・・・」

「あ、うん・・・ゴメンネ・・・みっともないところ見せちゃって・・・」

「気にするなよ。そうだ、一緒に飲まないか?嫌なことは酒の力で流そうよ、ね?」

「うん・・・」

エグエグは水野美紀をちっちゃくした感じです。
(なのでMとしてます)
脳内補完お願いします。

しゃくりながら話すMは痛々しく、今にも壊れそうでした。
ゆっくりカクテルを飲ませながら話を聞きだす俺。
こういうときは誰かに話を聞いてもらったほうがいいよね?
ちなみに年は2人とも今年で29歳です。

平手野郎は高校から付き合っていた野郎で、そろそろ彼女の方は結婚したいなと。
ところが野郎は別に女がいて、そっちを孕ませたことが発覚!
デートの〆の飲みで、問い詰めたところ逆切れからの平手打ち・・・。
そんな話を時おり大粒の涙を流しながら健気に語ってくれました。

店の閉店時間が迫ってきたため、彼女と共に店を出ました。

「家、どこだっけ?送ってくよ」

「いや、いいよ。大丈夫・・・」

酔いのせいなのか失意のせいなのか足元がおぼつかない彼女。
事故にあっても(自殺されても?)寝覚めが悪いので、結局タクシーで自宅まで送ることにしたのです。
タクシーに乗り込み、運ちゃんに彼女の自宅を伝えようとした時でした。

「・・・帰りたくない」

「え?じゃあ、どこかで飲み直す?」(←ヘタレです・・・orz)

「ゆっくり話のできるところがいい・・・」

運ちゃんにホテルの場所を告げました。
ニヤリとする運ちゃんの顔がルームミラーに映ったのには笑いました。
運ちゃん!俺やったよ!

部屋に入り、Mちゃんは酎ハイ、俺はビールで乾杯。
彼氏の話はバーで散々したので、中学卒業後の出来事などをまったり報告。
中学生の頃は憧れだけで、思いを告げたことなどなかったヘタレな俺・・・。

(おい、中学生の時の俺見てるか?今、ラブホにMちゃんといるぞ!)

「ねぇ聞いてる?」

やばい、過去の自分に電波を送ってる場合じゃない。

「え?あぁ、ごめん、ちょっと考え事してた」

「あ、彼女のこと考えてたなー?彼女さんごめんねー、今ラブホにいまーす、ケラケラ」

どうやら元気を取り戻したかな?

「彼女はいないよ。ここ3年くらい女日照りだよw」

「ふーん・・・」

驚くことに、憧れのMちゃんが隣にいるにも関わらず、ナニは沈黙を守ったまま。
酒飲むと勃ちの悪い体が恨めしい・・・。

「お風呂入っていい?」

「あ、そうだね。お湯、張ってくるよ」

タオルやガウンなどを用意しつつ、お湯を張ります。

「そろそろ、いい感じだよー」

「あ、はーい」

Mちゃん、テクテクと風呂場へ登場。

「へー、ラブホテルのお風呂ってこんななんだー」

「ん?来たことない?」

「うん。もっぱらお互いの部屋だったからね」

「そっかー、俺はほとんどラブホテルだったからなぁ」

「ふーん、じゃあ、色々詳しいんだ・・・」

「うはwまぁねwww」

「後で色々教えてもらおうかな?」

「え!?」

「うふふ・・・」

なんだその意味深な笑みは!
ナニの出番は来るのか!?

程なくしてMちゃんは風呂から上がり、代わりに俺が入りました。
鞘から出かかったナイフも今は元通り。
とりあえず綺麗に洗い、準備はオーケー。
そそくさと風呂から上がると、喘ぎ声が聞こえます。

(なにー!?真っ最中か?)

そ~っと部屋を覗くと、有料テレビのAVを観ながらMちゃんはカクテルを飲んでます。

「おいおい、何観てんだよw」

「あっ!」

「あっ!じゃねぇよwww」

「こういうの初めて見たよ・・・すごいんだね・・・」

「すごいったって、このくらいのことしてたんでしょ?」(ニヤッ)

「・・・うん、それなりにね。でもほら、他の人のを見るって初めてだし・・・」

言いながらも画面に釘付け。

「ほらほら、テレビ消して。もう寝ようよ」

「えー・・・」

「今日は色々あって疲れたでしょ?さっさと寝て忘れちゃおう」

「・・・はい」

とか言ってベッドに誘導。
腕を差し出し、無言で腕枕の誘い。
すると彼女は驚いて・・・。

「え?なに?」

「なに?って、腕枕だよ」

はい、腕枕大好きな俺です。

「・・・したことない」

「へ?今まで一度もされたことないの?」

「うん・・・」

平手野郎はひどいやつのようです。
腕の中にはMちゃん。

「腕枕初めてー!」とキャッキャ嬉しそう。

中学生の頃の気持ちが湧き上がりました。

「ねぇ」

「んー?」

「俺さ、中学の時、ずーっと好きだったんだよ」

「・・・うん、知ってた」

「タハー、知ってたのかw」

「思いっきり態度に出てたからね」

「そかwそれでね、今もやっぱり好きなんだな、と改めて思った。色々大変だったのに、こんなこと言ってごめんな。腕枕してたら、この想い伝えなきゃ!ってね。あんな後に言うのは卑怯だけど、いつまでも好きだ」

「ありがとう・・・」

「さぁ、もう寝よう!おやすみ」

「おやすみ・・・」

あぁ、ヘタレさ!
ヘタレと罵ってくれ。

酒のせいもあり、すぐに意識が飛びました。
どのくらい寝てたかわからないけど、股間に違和感を感じて目が覚めました。
寝る前は確かに大人しかったナニ。
いつの間にかナニが、ビッグなナニになってます!

(え!?)と驚くと、ナニを触りながらMちゃんが一言。

「やっと起きた!」

「や、なにしてるの!?」

「キスしても起きなかったから、俺君を触ってたの」

「待て、わけわからんぞ、それじゃ」

「好きだって言ってくれたのが嬉しくて・・・。寝られなくて色々考えてたら濡れちゃったの・・・。私のことを、いらないって言う彼氏と、好きだって言ってくれたK君・・・。ごめんなさい、別れたばっかりなのはわかってるけど、嫌じゃなければ抱いてください・・・」

彼女の瞳に涙が溢れました。
無言でキス。
軽いキスに始まって、唾液を交換するようなねっとりとしたキス。
そしてキスキスキス!
喘ぐ暇も与えません。
室内にはペチャペチャという音だけが響いていました。

<続く>

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