童貞のくせに5股をかけてみた

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俺は現在高2で男子校通い。
去年の4月頃の話だ。
俺は高校生になったことで急に彼女が欲しくなったんだ。
しかし俺の高校は中高一貫の男子校。
どこで女の知り合いを作っていいかも判らなかったので、とりあえずmixiで知り合いを作ることにした。
そこでとりあえず手当たり次第にマイミク申請を送ったんだ。
そこで3人くらいと仲良くなることができた。

それぞれ、『ドロル』『アゴ』『巨人』とする。
ドロルとアゴは同じ学校の生徒で、巨人はまた別の学校。
ちなみに全員女子高。

夏休みのことだ。
俺はドロルとアゴと大学のOCに行くことになった。
そこで初めて顔を見たが、これはまあ驚くような顔だった。
俺は若干がっかりしながらも、女子と長年関わらずにいたせいで、まあ、世の中こんなもんかと思ってしまった。

OCが終わり、その2人とカラオケに行くことになった。
2人ともアニソンを熱唱している中で、俺は必死に福山を歌っていた。
カラオケは盛り上がりに欠けたが、まあなんとか場を繋ぐことはできた。
そして、ドロルと次回、2人で会う約束をとりつけて解散した。

そして、いざドロルと2人で会った。
その時見たドロルは相変わらずがっかりするような容姿だったが、俺はとりあえず、「どっか行こうか?」と言ってドロルの手をとって歩き出した。
初めて握った女の手は・・・すごくベタベタしていてなんだか気持ち悪かったが、俺は女の手を握っている自分というシチュエーションに満足していた。

そして俺たちはカラオケに行った。
金がなかったのだ。
電気を点けなかったので、部屋の中は暗かった。
そこで俺はバラードを歌って適当に雰囲気を作った。
だからとりあえずキスしといた。
そしてそこでテンプレの、「好きです。付き合ってください」を使い、初めての彼女ができた。

1週間後、俺は彼女に満足ができなくなった。
だから俺は新しい彼女を作ろうと思った。
そこで、巨人と遊ぶことにした。
巨人も顔はあまり良くなかったが、スタイルは抜群だった。

俺は前回の経験で学んだ、カラオケでバラード歌ってキスという手段をとった。
これは上手くいった。
初めは会ったばかりだとごねていた巨人も、キスをしたら途端に素直になった。
こうして俺に2人目の彼女ができた。
ちなみに、この時点ではまだドロルとは別れていない。

俺はしばらく巨人と連日会い続けた。
結果、俺は巨人に飽きた。
いや、飽きた、とは少し違う。
巨人のことが怖くなったんだ。

メールを5分以内に返さないと追撃メールを送ってくれる人だったから。
だから俺は少し巨人と距離をとることにした。

『しばらく会えないかもしれない』とメールを送って、俺はまた新しい彼女を探し出した。

地元を歩いていると、小学校の頃に仲が良かった後輩に偶然会った。
どうやら後輩は塾の帰りにおつかいをしていくところだったらしく、俺もついて行くことにした。
後輩はすっかり可愛くなっていて、俺は不覚にもときめいた。
買い物に付き合ったあと、後輩を家まで送っていった。
その時、メアドを聞いた。
後輩は地元が同じなので、いつでも楽に会うことができた。
勉強を教えるという名目で後輩の彼氏にも内緒で会っていた。

そして数日経った後、俺は後輩に告白をした。
ここはまたもテンプレで、「初めは後輩として可愛いと思ってたけど、今は女の子としての後輩が好きです」と言った。
後輩は「彼氏がいるから」と言って断ってきたが、俺は「考えておいて」とだけ言って、そのまま勉強を教えた。
そして、そのまま後輩を送っていき、後輩の家の少し手前でキスをした。

3日後、後輩から『会いたい』というメールが来た。
行くことにした。
後輩は、「彼氏と別れたよ」と言った。
俺はとりあえず抱き締めて、「好きだよ」と言った。
俺に3人目の彼女ができた。

俺は地元で後輩とイチャイチャしたりしながら過ごしていると、ドロルから『会いたい』とメールが来た。
正直ドロルのことなんか忘れていたが、とりあえず会うことにした。
久しぶりに見たドロルは、記憶の中にあったものよりもすさまじかった。
後輩を見慣れた俺には、それは魔物にしか見えなかった。
しかしドロルの方は発情期だったようで、ベタベタと俺の体を触ってきた。
背筋に嫌な汗が流れたが、俺は気にしなかった。

そして漫画喫茶に行き、初めてのセックスをした。
思ったほど気持ちよくなかった。
というか臭くて気持ち悪かった。

夏休みも終盤にさしかかった頃、巨人の友人から、『2人で会わない?』とメッセが来た。
こいつを以下、『ビッチ』とする。
ビッチはいい奴だった。
話も合うしノリもいい。
初めは少し話をするだけのつもりだったが、なんだかんだでカラオケに行くことになった。
流行のJPOPとかを歌って、いい感じに盛り上がってきたので何かしようかと思った。
しかし俺が何かする前に、ビッチの方から俺に体を寄せてきた。
相手からのアプローチに慣れてない俺は一瞬ビビったが、しかしなんとか主導権を握ろうと、ビッチにキスをした。
そして、そのまま服を脱がせて胸を揉んだ。
ビッチの胸は柔らかかった。
色も白く、顔も俺の好みの顔だったので、とても興奮した。
その日は、それ以上のことをすることなく解散し、地元に戻った。

しかし、地元に帰ってもムラムラしたままだった。
俺は後輩と遊ぶことにした。
後輩は塾の帰りに家に来た。
親はあまりいい顔をしなかったが、そのまま俺の部屋に通した。
気を利かせたのか、親は買い物に行った。
そして俺はそのまま後輩とセックスした。
やはり思ったほど気持ちよくはなかったが、匂いもあまりなかったし、何より後輩は可愛かったので、精神的な満足感がすごかった。
ドロルとは格が違う、と思った。

後輩を家に送り届けたあと、自分が何をしたいのか、わからなくなっていることに気づいた。
そして俺は、どうせならいけるところまでいこうと思った。

俺はその1週間後、ビッチを家に連れ込んで初めて後ろでセックスした。
コンドームとローションの力なのか、前とそんなに変わらなかった。
今考えれば、ここが人生のピークだった。

夏休みが終わってすぐ、学校のムードは文化祭一色になった。
俺はその時バンドを組んでいたし、文化祭のライブを若干楽しみにしていた。
ちなみに彼女は1人も呼ばなかった。
しかし文化祭の前日、巨人から1通のメールが届いた。

『もう◯◯(俺)のことが信じられなくなった。別れよう』と書かれていた。

俺はまさか浮気がバレているとは思わなかったが、ここらで人数を減らさないとキツいと思ったので、それを承諾した。
すると、すぐに巨人からメールが来た。

『知ってたよ、私の存在が軽いこと。みんなに聞いたから。死んじゃえ』

俺は巨人を着信拒否にした。

文化祭の当日、俺はかつてない地獄を味わうこととなった。
なんと巨人の知り合いのDQNが10人以上来ており、俺のことを探していた。
俺はなんとかこそこそやり過ごそうとした。
そして無事にライブを終えることはできた。
ライブを終えて講堂に移動し、中夜祭に行こうとしたらDQNが固まっていた。
俺はDQNに見つかり、囲まれた。
俺はひたすら謝った。
土下座もした。
そんな俺に呆れたDQNたちは30分くらい俺を弄ってから、どこかへ行った。
俺はその隙に帰った。

なんとか文化祭は平穏にやりすごしたが、俺が浮気していたという噂は地元でも広がっていた。
後輩には自分から謝ろうと思って、後輩にすべてを打ち明けた。
期待がなかったわけではない。
やり直せるという期待が。
しかし、現実はそんなに甘くなかった。

「私には別れさせておいて、自分は浮気ですか?」

後輩とも別れた。
ビッチとの関係はその後2ヶ月ほど続いたが、やがて俺は学校でケータイを没収され、ビッチとの関係も終わった。

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