ひと晩中、中出しされた妻[第1話]

この体験談は約 20 分で読めます。

私も妻も34歳です。
妻は173cmのスレンダーな肉体に、きつい印象の顔立ちです。
美人なことは間違いないと思います。
可愛いというのとは違うと思います。

私は165cm特に取り柄のない男です。
唯一の取り柄がこの妻を持っていることくらいです。
大学の同級生で付き合い始めて卒業後に結婚しました。
子供は欲しいのですが、まだいません。

妻は2年前まで仕事を続けていたのですが、人間関係など面倒なことも多く、私の収入だけでもそれほど困ることもないので辞めてしまいました。
というのは、妻の実家が地元で不動産やパチンコなど手広い商売をしているため、かなり裕福で、何かと援助をしてもらっているからです。
今私たち夫婦が住んでいるマンションも実家の義父名義のものなのです。
このような事情もあって、妻にはなんとなく強く出られないというところもあります。
例えば、離婚などということになっても私が追い出されるだけの話です。

妻が仕事を辞めるときには、ずっと家にいて欲しいという私の希望があったのですが、結局、妻の希望通り、他の仕事を続けることになりました。
具体的には妻は今は週に3、4回、水泳のインストラクターの仕事をパートでしています。
体格の利もあり、高校ではインターハイに出るほどでした。
家に篭もるような生活も出来ない質なので、気晴らしに働いているという感じです。

引き締まった美しい体を人に見られることも好きなようです。
私は、まさにそのようなことに嫉妬心をかき立てられ、嫌だったのです。

水泳教室の生徒の中には中年のいやらしい男もいるかも知れない。
そんな男が、水着の上からですが妻のしなやかな肉体の隅々まで、舐めるように見るのだろうか?
そんな男が教室の後、妻をお茶に誘ったり、飲みに誘ったりするのではないか?
私の知らないコーチ仲間の男に口説かれるのではないか?
水泳で鍛えた逞しい体の男に妻が気を許すのではないか?

今でも、このような不安は毎日私を悩ませます。

妻とのセックスはこの1年で大きく変わりました。
1年前に何があったかは後日また書きます。
その前から秘かに望んでいた事ですが、今は妻が主導権を握るようになりました。
以前は対等とまではいかないまでも、同い年の夫婦という感じのセックスでした。
しかし今や、妻のサディスティックな傾向が開花してしまっています。
日常生活でも強い妻ですが、ベッドの上では完全な主従関係が成り立ってしまっています。

「ねえ、セックスしようか?」

今ではいつも妻が言い出します。

「最近、ずっと出させてあげてないから溜まってるでしょ?今日は美歩すっごいエッチな気分だから沢山いじめてあげる。今日は精子出させてあげようかな」

1週間以上、セックスやフェラチオはしても、射精は禁じられていて出させてもらえずにいました。
妻は私の早漏を治すためと言って我慢を強いてくるのです。
最近は、だいたい週に1回しか射精はさせてもらえません。

『禁止』という、言葉の持つ支配関係がこの1年の間で、いつの間にか2人の間で暗黙の了解になっています。
私を性的に従わせることに、妻は快感と興奮を感じるのです。
私の完全に硬くなった股間をズボンの上から撫でながら、挑発的な笑みを浮かべて私の目を覗き込みます。

「美歩のオマンコ舐めさせて欲しい?舐めたいなら裸になってベッドに寝て」

私だけ全裸になって横たわりました。
妻は何も脱がずにベッドに上がり、仕事に着ていった服のスカートのまま顔の上に立ちました。

「パンツ見える?濡れてるの分かるでしょ?匂い嗅ぎたいんでしょ?いいよ」

そう言って、そのまま私の顔の上に座ります。
まず、一番濡れた膣の入り口のあたりを鼻に押しつけます。

「美歩の性欲の匂いする?お風呂まだだけど、オナニーしちゃった。オマンコ興奮してグチャグチャだよ。美歩の汁がしみこんだパンツちゃんと吸ってね。たーくんが上手に出来たら見せてあげる」

長い時間、自分のあそこの匂いを嗅がせ、染み出た愛液を吸い取らせるのです。
私にはじっと匂いを嗅ぐことと、唇で愛液を吸い取ることしか許さず、自分の好きなように私の鼻などに気持ちの良いところを押し当てるのです。
これも私を性的に服従させることの象徴として妻の好きな行為です。

舌を使うことを許されてからは必死で舌を固くしてクリをつついたり、しゃぶったり、もどかしいけれど膣の入り口にパンティーを舌で押し込んだり。
手を使うことは以前から禁止されています。
私の両手を頭の上で押さえつけて顔の上に股間を押しつけるのです。
勃起したクリトリスを布の上から探して、吸い付き、舐めて奉仕し続けます。

「そろそろオマンコ見せて欲しいでしょ?頑張って舐めたから見せてあげるね」

パンティーの股間の部分を脇にずらして、そのいやらしいとしか言いようのない、性欲にまみれたような性器を私の眼前に晒します。
一目見て普通ではなく赤く腫れあがっていたので、いつもと違うと気づきました。

「今日はたくさんオナニーしちゃった」

妻は、そう言って平然と私の鼻に濡れたビラビラを擦りつけてきます。
クリを中心にゆっくり長い時間舐めました。
膣に舌を入れるのも、勝手にしてはいけないことです。

「べろ入れていい?」

「まだダメ」

何度かこんな会話が繰り返された後、ようやく許可が出ます。

「『待て』を仕込まれるワンちゃんみたいだね」と妻は言っています。

その通りかも知れません。

膣前庭を舐めると濃い愛液がとろけ出てきて私も狂ったように舐めてしまいます。
膣に舌を差し込むと、いつもにも増して緩くて舌がスポスポ入っちゃうので、「また大きいバイブでした?」と聞いてみました。

「たーくんのおちんちんよりおっきいのでしちゃったよ。美歩大きいの好きだから。美歩の彼氏は大きいバイブ君なの」と平気で言います。

最近では、何本かある大きなバイブの方が私よりも妻をいかせることが多いのです。
というか、私だけではほとんど妻をいかせることが出来ません。

「途中で出しちゃったら、また何週間も出させてあげないからね」

そう言って、射精は禁じておきながら、私を四つん這いにさせて後ろから色んなところを舐めたり、尻や背中を平手で叩いたりしました。
オナニーをして、それなりに満足しているときの妻は、まず私をいたぶることが一番の快感のようなのです。

「たーくんはマゾだからこういうのが気持ちいいんだよね。おチンチンがビンビンだもんね」

そう言って、四つん這いの私に馬乗りになって尻を叩くのです。
ペニスがピクンピクン震えるのが自分でも感じられます。
服を着たままの妻に馬乗りになられると奴隷になったような気持ちがします。
背中も腿も尻もが妻の赤い手形でみるみるうちにいっぱいになります。
フェラチオして欲しいと頼むのですが、お預けにされます。
こんなに興奮した状態でフェラチオされるとすぐに射精してしまうことが妻には分かっているからです。
代わりに背中や睾丸を舐めてくれるのですが、私が自分の性器に触るのは妻のペースを乱すので「絶対ダメ」なのです。

竿の所には指一本触れてもらえないのは、身の置きどころがなく本当に辛いです。
体をよじって悶えるしかありません。
何度もペニスを舐めて欲しい、だめなら触るだけで良いから、とお願いしましたがもちろん却下です。

「こうして鍛えてあげてるのに、どうしてそんなにわがままなの?早漏なのに自分で直す気がないならほんとに浮気するから。いいの?」

そう言って、脅かして来るのです。

「脅かされると何も言えずしょんぼりするくせに、小さなおちんちんだけは勃起したままだね。『浮気』って聞くと反応するよね。恐いの?興奮するの?」

実際に、付き合い始めてから1年くらいした頃、大学生の時に、浮気したこともあります。
浮気は現実の恐怖なのです。
私達が昔、まだ、ただの友達で、妻が他の彼氏と付き合っていたときに、サークルの先輩と浮気をしてセックスをしていたというような話も何度も聞いたことがあります。
奥手で真面目な大学生だった私をからかうように、奔放な性生活を何度も聞かされていました。
しかし付き合い始めてからは、ぴたっとそういう話はしなくなりました。
結婚してからも、仕事を続けていた妻が職場で浮気をしているのではないかと、根拠もなく心配することはよくありました。
今のパート先のことも心配です。

しかし私には本当のところは分かりません。
どんなに遅く帰ってきても、ちゃんとした言い訳がありましたし、問い詰めるような証拠も度胸も私にはないのです。

「おちんちんつらいでしょ?美歩がいいって言うまで我慢できたら、今日は出させてあげるね。ずっと出させないでいると、射精できなくなっちゃうらしいからね」

かなり頻繁にセックスもフェラもしていたのですが、最後に射精させてもらったのは10日くらい前でした。
しかしそれ以降は毎回寸止めで射精はさせてもらっていません。
この日の朝も、出勤前に半ば強制的に玄関でフェラされていました。
いつものように、また寸止めにされる苦しみを味わうくらいならばしない方が良いのです。

そんな私をいたぶるのが好きな妻は私のスーツのジッパーを開いてネットリとフェラを始めたのです。
何度も根元から亀頭まで舐め上げて、時々気まぐれに亀頭を口腔内に少しだけ入れる。
そして、尿道を舌先でちろりと触りながら一回だけ、ペニス全長を唇でしごいてくれる。
もう一回、と思うと、もう口から亀頭を出してしまい、根元付近を舐めはじめる。
こんな事を繰り返すのです。

しかしやはり今日も出させては貰っていませんでした。
射精が近くなると、すぐに察知して「おしまい」です。
亀頭に最後にチュッとキスすると、先端から滲んだカウパー液と唾液の糸を唇まで引かせながら微笑みます。
そのまま私の口にキスするのです。

「いってらっしゃい、精子出しちゃダメよ」

毎日言いつけられた通りにオナニーもせずに我慢していました。
実際オナニーをしたくても出来ないのです。
自宅ではいつも妻の目がありますし、外でするわけにもいきません。
もともと風俗に行く度胸もないのですが、妻は私の財布の中の残高までチェックして家計簿を付けているので絶対に無理です。
第一、射精する精液の量が少なくても、妻はすぐに気付くのです。
そしてはっきりと、私がオナニーをしたらお仕置きに自分は浮気をすると宣言しています。

妻は私のペニスの根元をきつく指で締めながら、今日の朝のことを言います。

「朝のフェラどうだった?ちゃんとオナニーしないで我慢できてるかなー。たーくんのたまたまに、たくさん精子たまってるよね。ずっと出させてあげてないから辛いよね。出したい?だけどまだまだダメだよ」

四つん這いになった私の後ろに回り、尻を平手で叩きました。
ペニスに爪を立てて痛くしながらですが、ようやく少しペニスを弄ってもらえました。
しかし、少ししごかれると情けないほど簡単にいきそうになるのが分かります。
すぐに手を離して、根元を指できつく締めてしまいます。

「ねえ、今いきそうになったでしょ。ダメって言ってるのにどうしてそんなに早漏なの?美歩に入れたくないの?このままじゃずっと入れさせてもらえないよ。美歩、他の人にされちゃうよ。いいの?」

「ごめん」

謝らざるを得ません。
そして妻はペニスの代わりにアナルを責めてきます。
指にコンドームをかぶせて尻の穴に入れる準備をします。

「お尻、入れるね。何本がいい?」

「お尻はいいよ」

「だめ。言うこと聞かないと美歩浮気しちゃうよ。何本?」

「・・・」

肛門に指を入れられるのは嫌なのですが勃起は萎えません。

「ほら、ちゃんと、濡らさないと」

口に指を入れたコンドームを突きつけられ、舐めさせられます。

「ほら入ってくよ。2本だよ。たーくんこんなのも気持ちいいなんて変態さんだね。お尻だけでいっちゃったら、もう絶対射精させてあげないからね」

気持ち良くなど無いのです。
肛門に指を入れられただけでは、いけるわけは無いのです。
しかし言葉で責められると勃起を鎮めることは出来ません。
そしてその勃起をアナル責めへの屈服の証のように妻は意味づけるのです。
むしろ私に快感とともに、それ以上の屈辱を与えて力関係を確認するのです。

「奥さんに挿入されるってどんな気持ちなの?お尻の穴に入れられて恥ずかしくないの?指2本入っちゃってるよ。おちんちんも触ってもらえないでお尻犯されるの、悔しい?あーあ、こんなにおちんちん硬くしてつらいでしょ。もうビンビンだよ。ほらピクピクしてる。たーくんのちんちんくん、ちっちゃいのに頑張ってるね」

最近では平気で私のペニスの小ささも興奮を煽る話題にします。
実際10センチ程度で太さもありません。
妻は、本質的にサディストなのです。
ただ性欲が強いだけだとばかり思っていたのですが、そうではないことがこの1年ではっきりしてきました。
私のように従順な男を支配して屈辱を与える事に非常な快感を感じるのです。

「もう10日も出させてないもんね。溜まってる?ほらたまたまがパンパンになっちゃってるよ。こんなにギューって握ると痛い?先っちょから精子溢れてきそうだね。やらしい汁が出てきてるよ。もっと、たまたまぐりぐりしちゃおうかな。痛い?ちゃんと答えないと握り潰しちゃうよ」

本当に痛いのですが勃起は萎えず、それが妻には私がマゾであることの証明だとされているのです。

「たーくん精子出したいよね。今フェラしてしごいてあげたら、すぐビュッビュッって出るよね。だけどまだだめ。今出してもいいけど、もし今出したら今度は1ヶ月出すの禁止しちゃうよ。それまで毎日寸止めの刑だよ。今日の朝も昨日の朝も寸止めで辛かったでしょ?電車の中で勃起しちゃったりしなかった?会社の人が、たーくんは奥さんに射精も自由にさせてもらえないで管理されてるマゾさんだって知ったらなんて思うかな?毎日寸止めにされてオナニーも禁止されてるなんて恥ずかしいよね。美歩は好きなだけオナニーしてるけど、それはたーくんがセックスで美歩を満足させられないからだもんね。だけどたーくんは言うこと聞くんだよね。オナニーも出来ないで精子が漏れそうなほど溜めて美歩にいじめてもらうのが好きなんでしょ?言うこと聞かないで勝手に射精したら、美歩浮気しちゃうんだから。それが怖いんだよね。それとも興奮するのかな?」

どうしてこんなにSとMの関係になってしまったのか。

1年ほど前です。
私が仕事のストレスなどが原因なのでしょうか、2ヶ月ほど、インポテンツになったことがあったのです。
性欲を持て余す妻を満足させようと毎日舐めたり指でしたりバイブを使ったりしたのですが、やはり物足りないらしく、毎回私を興奮させ勃起させるために色んなことをしてくれていました。
ナースのコスプレをして私がエロ医者になったり、患者役をしたり、水泳教室の水着を着て水泳のレッスン中にする設定とか。
エロビデオを借りてきて一緒に見たりもしましたがダメでした。
それでも、私を興奮させてくれるために色々と私の注文に応じては、エッチな話をしてくれていました。

そして私のインポが治ったのは、昔の浮気の詳細を打ち明けられた夜だったのです。
このインポになっていた2ヶ月と、そして他の男とのセックスを語られての勃起。
それ以降、性生活の主導権は妻のものになっていきました。
私は、隠していた寝取られ願望が暴かれ、徐々に、弱い、責められ好きな夫としての位置づけに甘んじざるを得ない状況になったのでした。

去年のある夜のことです。
妻はその頃、まだ今ほどあけすけに浮気をほのめかしたりすることはありませんでした。
ただセックスに積極的で性欲も強く、セックスでして欲しいことははっきり言うし、2人でエロビデオを借りたりすることもありました。
しかし、もちろんペニスの大きさについて、私を傷つけるような事は言いませんでした。
私がインポになってからは、早く治るように、むしろインポになった私をいたわるような、言葉をかけてくれていました。

「ねえ、やっぱりダメなの?」

もう、10分以上柔らかいままの私のペニスをフェラチオしてくれていました。

「・・・うん・・・ごめん・・・」

「だけど、いいこともあるよね、たーくん舐めるの上手になったし」

「・・・そうかな・・・」

「今日もいっぱい舐めて。美歩舐められるの好き。だけど、美歩もさ、エロい話するの上手になってきてるよね。こうやってさ、たーくんに舐められながら、色々エロ話するの、美歩好き」

妻が、挿入に餓えていることは、私もよく分かっていました。
本当にセックスが好きな妻なのです。
インポになる前はほぼ毎日セックスしていました。
私がそれほど乗り気でないときでも、いやらしいフェラチオをして、そのまま69で濡れそぼった性器を私の顔になすり付けてくるのです。
どんな男でも勃起します。
そしてそのまま私に跨がって、いやらしく腰をくねらすのです。

インポになってからしばらくして、通販でバイブを買いました。
しかしそれは私のモノと大して変わらない小さめのものでした。
意識して、あまり大きくないのを選んだのです。
好奇心が旺盛な妻ですから、大きなバイブが欲しいのは間違いないだろう事は分かっていましたが、あえて大きさには触れないでいました。
そして妻からも言い出しませんでした。
その頃の妻にはまだそのような慎みがあったのです。

仰向けになった妻の股間に顔を押しつけ、舌を膣に差し込みながら指でクリトリスを弄っていました。
妻も相当感じてきていました。
もうそろそろいくのかなと思っていたときです、突然、妻が上擦った声で話し始めました。

「ねえ、西脇君と浮気しちゃったときのこと憶えてる?」

「・・・えっ?・・・うん」

ドキッとしました。
今までの他愛もない妄想系の作り話をするときの雰囲気とは違う、口ぶりでした。
結婚する前、付き合い始めてまだ1年くらいの頃、この浮気を打ち明けられた時と同じです。
何年も前なのに、その雰囲気はくっきりと一致しました。
妻は、私もよく知っていた、大学のサークルの同学年の男、西脇と浮気したのでした。
浮気のすぐ後に、その事実は打ち明けられたのですが、その時は、私自身まだまだ若く、嫉妬で狂いそうで、細かくは聞けませんでした。
あまりに妻を失うことの方が恐く、半ば諦めのような気持ちで許したのでした。

格好を付けて、「僕も忘れるから美歩ももう思い出さないで。もうこのことは話さないようにしよう」などと、言ってしまったせいもあります。

穏やかで気持ちの大きい人間を装うことくらいしかできなかったのです。
そしてそれ以来、2人の間にその浮気が話題になることはありませんでした。

「怒らないって約束してくれる?」

「・・なに?どうしたの?」

「怒らないなら話す」

「そんなの、聞いてみなきゃ・・・」

「じゃあ言わない」

「分かったよ、怒らない」

「美歩ね、浮気しちゃった時のことで、嘘があるの・・・」

私は、内心興奮し始めていました。
一気に、あの時のことをありありと思い出していました。

大学3年生の時です。
私がバイトで出られなかったサークルの飲み会の翌日でした。
昼から渋谷でデートでしたが、美歩から「行こうよ」と言われ、道玄坂のホテルに入ったのでした。
私もセックスはしたかったのですが、お金もないし、その週はすでにホテルに行っていたので、私はあまり乗り気では無かったのです。
しかし、彼女が行きたいと真面目な顔で言うので断れないのでした。

ホテルの部屋に入ると、彼女から貪るようにキスをしてあっという間に2人とも裸でした。
こんな綺麗な彼女でもやっぱり『やりたい』という性欲を剥き出しにするんだと驚きました。
付き合う前に友達同士だったときに彼女から色々なセックスの話は聞いていたのですが、いざ付き合うとそんな話はしませんし、実際、外見や雰囲気からは想像も出来ませんでした。
すでに1年付き合っておりセックスをしてはいましたが、こんなに乱れて欲しがる姿は初めてでした。
この日、ホテルにどうしても行きたがった理由が分かった気でいました。

ベッドに倒れ込むと前戯もなしに、自分から私のペニスを手で握って挿入しました。
ゴムを付けずに挿入するのは初めてでした。
それまで彼女が拒否したわけでもなかったのですが、ゴムはするものだと思っていたからです。

「しなくていいの?」と聞くと、「大丈夫な日だから・・」と答えました。

彼女が下からあそこを押しつけ、呆気ないほど簡単に入りました。
もう十分に濡れていたのです。
ヌルヌルでスルっと入ってしまいました。
もともと、背の高い妻はあそこも大きいうえに、私も小さいので緩かったのですが、こんなに抵抗がないのは初めてのことでした。
女が興奮するとこうなるんだと、驚きました。

入れると、今までにない切羽詰まった声を上げ、正常位で私が動かないうちから腰をグイグイ振りたてます。
ほんの20秒ほどで彼女はイッてしまいました。

すぐに何度もイッてしまう彼女にびっくりしつつも、妙に自尊心をくすぐられていました。
彼女がいくのを見るのは初めてでした。
生でするのは彼女にとって、そんなに気持ちいいものなのだと驚きました。
妻が初めての女性だったので、まだ経験も浅くよく分からなかったのですが、彼女がいくたびにあそこがグーっと何度も締まるのが不思議でした。
いってないときは緩いのですが、いくとまたキューっと締まるのです。
膣って凄いなあという感じです。
今考えると、その時すぐに私が射精せずに我慢できていたのが嘘のようです。
いつもとあまりに違うセックスで、むしろびっくりしてしまい射精どころではなかったのだと思います。

そして初めて妻をいかせることが出来たと満ち足りた気分に浸りながら、まだ何とかこらえつつ、抱き合いながら出来るだけゆっくり出し入れをしている時です。
突然、彼女が泣きだしたのです。

「どうしたの?」

「・・・」

「ねえ?」

何度も尋ねるうちに、途切れ途切れに話し始めました。

「ごめん・・・昨日・・・すごいお酒入ってて・・・」

「え?」

何のことだかわかりませんでした。
泣き声の合間に続けます。

「しちゃったの・・・浮気しちゃったの・・・もう飲み会も行かない・・・ちゃんとゴムはした・・・ごめんね・・・」

衝撃でした。
私も頭がパニックになってしまっていました。

「誰?そんなの・・・誰となの?」

妻はそれに答えるのにはかなり抵抗があったようですが、しばらくして答えました。

「ごめん・・・、西脇君と・・・ごめんね・・・」

絶句。

(西脇とかよ・・・)

彼女がよりによって西脇と浮気したことを、私に申し訳なく思っていることはすぐに分かりました。
同時に先ほどまでの自信と幸福は瞬時にかき消され、勃起が萎えていくのが分かりました。
彼女は西脇の噂を聞いていたでしょうし、私もよく知っていることを分かっていたのです。

西脇はサークルの中でも遊び人で有名でした。
なにより、その巨根ぶりが男同士でも冗談で出るくらい知られたことでした。

「西脇さん、今度は、エリ先輩とやっちゃったらしいぜ」

「え~、エリ先輩も西脇さんの巨根でガバガバにされちゃったのかよー。ありえねーよー」

こんな後輩の会話も聞いたことがあります。
可愛い彼女がいるくせに、先輩後輩を問わず綺麗どころの女子部員を何人も喰っていました。
噂のモノは、実際に合宿の風呂で見たこともあるのですが、隠しもしないでブラブラさせるそれはまさに巨根としか言いようのないモノでした。
誰が伝えたのか、噂好きの女子部員の間でも有名だったそうです。

西脇は自分がやった女の子のことはすぐに友達に話すのです。
彼女はいずれ自分のことも噂になって私の耳に入るだろうと思ったのでしょう。
それで自分から言ったのでしょうか。
そして美歩は浮気したその男が巨根で有名なことをよく分かっていたのです。
噂で聞いただけでなく、身をもってそれを体験したばかりだったのですから。

この時の妻の言葉以外、浮気に関して何も知りませんでした。
聞きたかったのですが、聞けなかったのです。

どういう風に口説かれたのか。
酒が入っていたせいでやられたのか。
私に悪いと思いながらも意識的に浮気したのか。
美歩もやりたかったのか。
ホテルなのか西脇のマンションなのか。
酔って一回セックスしただけですぐ寝たのか、しらふに戻ってから何回もしたのか。
西脇のあの巨根でいかされたのか。
大きいのはどんな感じだったのか。

どんなに知りたいと思ったでしょうか。

一番不思議だったのは、あの日、私とホテルでしたとき、浮気をした翌日だというのに、何故あんなに乱れたのか、ということです。
よい意味で解釈すると、あまりセックス出来ずに終わったせいで欲求不満だったのかも知れない。
悪い解釈をすると、もしかしたら、あの日私と会う直前まで西脇の部屋で西脇にされ続けていたせいで、体中が敏感になっていて、普段はあんなに乱れない私とのセックスでも感じていたのかも知れない。
その後の私は、そんな風に妄想を膨らませたりしました。

しかし今思えば、彼女は浮気を私に告白するのが興奮したのです。
他の男との浮気で汚れた肉体を私に与えること、私を嫉妬させ傷つけることに興奮する、そういう嗜好があるのです。

彼女自身、そのとき自分のそのような性向に気付いていたかどうかは微妙です。
妻にはその後忘れたようなふりをしていて、結婚前も結婚後も一度も聞いたことはありませんでした。
しかしその後、何度も、西脇に組み敷かれ巨大なペニスで貫かれる妻の姿を思い浮かべてオナニーしました。
四つん這いでバックから犯されたのかも知れません。
騎乗位で妻が跨がって激しく腰を振ったのかも知れません。
それからずっと忘れられずにいました。

たった一回の浮気ですが、妻は私の頭の中では何年にも渡って西脇に犯され続けたのです。
妄想の中の妻は、「西脇君のチンチン、彼氏のよりおっきくて凄い、比べものにならないよー」と言いながら何度も気を遣ります。
しかし、それらは所詮、想像です。
妄想を繰り返すうちに現実味を失い、浮気の生々しさは色褪せていました。
毎日妻とセックスするうちに、こんな妄想でオナニーをすることもいつの間にか無くなっていました。

この日の告白があるまでは・・・。

「美歩ね、浮気しちゃった時のことで、嘘があるの・・・」

一瞬、驚きと興奮で妻のあそこを舐めているのも忘れ、舌が止まりました。
必死で、上擦りそうな声を隠したまま聞きました。
勃起してくれないペニスにもチクチクとしたフラストレーションが溜まります。

「・・・嘘って?」

思い出したように、舌を出来るだけ深く差し込み、膣の襞を舐め回し、鼻でクリトリスを左右にこねます。

「そこっ、イイッ・・アアウァ・・・あの時ねっ・・アア・・」

「あの時どうしたの?」

「コンドームね・・・したって言ったけど、・・・」

「うん・・」

「アアッ・・ごめんね・・・本当は生だったの」

「・・・」

「ア・・・ウウァ・・・生で入れられた・・・ゴメンねっ・・・アアッ」

生で入れられた・・・。

やっぱりというか・・・。
でも・・・衝撃でした。

細かいことは聞けず、浮気に関する私の妄想はすべて実体のないものだったのです。
ゴムはしたと聞いていましたが、それも私の妄想の中では、生だったり、ゴムをしていたり。
しかし妻の告白は、一撃で曖昧な私の妄想に生々しすぎるリアリティーを与えるものでした。
昔、繰り返し何度も想像してオナニーをした光景です。

私の何倍もある西脇の赤黒い巨根が、妻の濡れた性器を生のまま犯す映像がありありと浮かびました。

私が今舐めている妻の性器は、西脇の生の巨根で串刺しにされ貫かれていた。
私が付き合って1年して、ようやく初めてコンドーム無しで挿入させてもらった前日に、西脇に生でされていた。

巨根だから生だったのかよ・・・。
そんなに入れてもらいたかったのかょ・・・。

「ねえっ・・・アッ・・いきそっ・・・アアアアッ・・そこっ・・・イクッ・・ックッ・・・」

妻のあそこが私の舌の周りにきつく収縮するのが分かりました。
舌でさえこんなにきついのですから、西脇の巨根はどんなにきつく締め付けられながら、妻のこの性器を味わったことでしょうか。
勢いよく西脇の巨根がこの膣口をこじ開けながら出入りする様子が目に浮かびました。

妻が両手で私の頭を押さえつけながら股間をよじって顔になすり付けてきました。
もっとして欲しいようです。

「どこでだったの?」

妻のあそこを舐めながら、合間合間に尋ねます。
この状況に乗じて聞きたかったことを聞けるかも知れない・・聞いてしまおうと思いました。

「アアン・・・どこでって?」

「ホテル?」

「・・・アアゥア・・・西脇君のマンション・・・」

やっぱり。

「美歩酔ってたの?」

「少し・・・」

これも嘘じゃないか・・・。
酒に酔っててされちゃったんじゃなかったのかよ。

「何回もしたの?」

「・・・ァアン・・聞きたいの?・・・」

「・・・うん・・・」

「・・・たーくん・・・いいの?・・・」

「聞きたい」

「アアアッ・・・クリちゃんもしてっ・・・アウッ・・ゥアア・・・」

飛び出して張りつめたクリトリスに吸い付きます。

「何度もしたの?」

「・・・何回もした・・少し寝たけど・・・次の日も授業休んで、ずっとしてた・・・そこイイッ・・・ヤッ・・・アア・・」

「ずっと生?」

何度もあそこが収縮して、妻の興奮が私の舌に伝わってきます。
人差し指を挿入します。

「ずっと生だった・・・もっと入れてっ・・・」

中指も入れます。

「あっ・・・そこスゴイ・・イイ・・またイクッ・・・いっちゃうゥ・・」

いきっぱなしになっていて、きついのです。
インポになる前も妻のあそこがこんな風になったことはありませんでした。
西脇の巨根を思い出して興奮しているのでしょうか。
西脇のが大きいことは十分すぎるほど分かっていましたが、妻の口から聞きたいと思いました。

「・・・噂でさ・・・」

「えっ?」

やっぱり聞こうかどうしようか迷いました。

「噂であったんだけど・・・西脇の・・・大きかった?」

「・・・どうして・・アアッ・・」

「・・・」

どうして聞きたいのか、私にだって分かりません。

「・・・ンッ・・アア・・・知りたいの?・・・」

「・・・うん・・・」

「・・・凄かった、よ・・・ゥウアッ・・・」

「どういうふうに?」

「うーん・・太くてね、すっごくきついの・・・おちんちんじゃないみたいなの・・・初めて・・・奥にも・・・ズンズン来た・・・」

「痛くなかったの?」

「・・・痛かったけど・・・そこもっと強くして・・・」

クリを舌で潰します。

「痛かったけど?」

「凄かったのおおっ・・・イイアッ・・・」

「そんなに?」

「・・・気持ちいいところ全部に・・あたるの・・・」

「じゃあ・・・美歩、そんなに気持ち良かったの?」

「・・・だって・・・あの頃、あんまりたーくんしてくれてなかったし・・・」

「いったの?」

「・・・ウン・・たくさん・・・アアア・・・いっちゃった・・・ァウァ・・」

「西脇はどこに出したの?」

指を折り曲げて前の壁を擦ります。
クリトリスに吸い付いて、舌で揉みしだきました。

「・・すごいっ・・・もっと指入れてっ・・指・・もっと・・・」

いつもの緩さが嘘のように、2本でもきついのですが、薬指小指も束ねて4本入れました。

「・・ッグッ・・アアッ・・それ・・イイッ・・・きついょ、あそこっ、あの時みたいっ・・ウッアアッ・・」

「西脇の入れたとき今よりきつかった?」

「・・・すごかったのお・・・これよりもっとォ・・・きつくてっ・・・奥がァ・・奥まできつくて・・・もっと深く入れてぇ・・」

指では奥まで突けません。
私のモノが勃起したとしても届かないのに・・・。
それでも、深く差し込んだ指を4本とも拡げて出来るだけ奥を拡げられた感じになるようにして掻き回します。

「中出し?」

「ほとんど・・・」

「ほとんど?」

「・・・口にも・・・出されたの・・・西脇君の、飲まされたの・・・中にもたくさん・・・また、来る・・すごい・・・」

指が動かせないほどあそこがきつく締まります。
それでも、悔しさをぶつけるように乱暴なほどに指で掻き回します。
しかし、そんな刺激をもすべて飲み尽くすように、妻はさらに激しく腰を振りたてて、いきました。

「アア・・・いきそっ・・アグッ・・・ハアッ・・・もう・・・イクウウッッ・・」

そして・・・、勃起していました。
こんな時に勃起してはいけない事はよく分かっていたのですが、隠せるものではありませんでした。
妻が私を興奮させるために話したのか、いつか話そうと思っていてそれがたまたま私を興奮させたのか・・。

「・・・すごい、いっちゃった・・・」

オルガスムから戻ってきた妻が、いつもよりも重そうに身体を起こします。
両肘をついて上体を起こして、いくときにきつく私の頭を挟み込んだ太腿を緩めました。
私はまだうつ伏せのまま、妻の股間でクリトリスに吸い付いたまま、勃起を隠していました。

「・・・」

つい今しがた2人が口にした言葉の数々が波紋となって少し長い沈黙を作りました。

「・・・ねえ、怒ってない?」

「大丈夫・・・」

「ごめん・・・」

「正直に言ってくれたから・・・」

「ごめんね」

「ううん・・・」

妻は興奮に駆られて明かし過ぎた、過去の浮気の告白を少し後悔しているような雰囲気でした。
私も同じでした、調子に乗ってあれこれ聞き過ぎました。
聞きたかったのは事実ですが、寝取られて興奮する性癖は内緒にしておきたかったのです。
どうしても、あの会話の後で急に勃起したことを隠したくて、うつ伏せで収まるのを待ちましたが、こんな時に限って一向に萎えません。
妻のクリトリスも大きくしこったままです。

「アアン・・吸わないで・・また感じてきちゃうって。今度は美歩が舐めてあげるね。ほら仰向けになって」

私の頭を置き去りにして、私の脇に移動しました。

「いいよお、もう疲れたでしょ」

「大丈夫、大丈夫、ほらァ・・」

妻は妻で、照れ隠しのような気持ちもあったのかも知れません。
ああ、言い出すタイミングを失ってしまった。
私が勃起しているのを知って妻はどう思うのだろう。

「ほーらー、早くー。もう、コチョコチョ」

脇をくすぐられて、思わず、うつ伏せから側臥位のようになってしまいました。
跳ねるように飛び出した私の勃起が、妻の目に映りました。

「あれ?たーくん立ってるー?」

「・・・」

「すごーい」

「・・・うん・・・」

妻は私のリアクションが悪いことの理由が、はじめは解らなかったようでした。
そんなに隠すべきではなかったのかも知れません。
発見したときの無邪気に喜ぶような表情が、意味を計りかねたような顔になりました。
そして次の瞬間、状況の意味が妻の頭の中で繋がったようでした。
それまで見たこともないような顔をしました。

「・・・ふーん・・・」

「・・・」

「ねえ、たーくん、それってさー・・」

「・・・別に・・・違うよ・・・」

「ねえ、そういうの好きなの?」

「・・・そういうのって・・・別に・・・」

「そういうのたーくん好きなのかなって思うことあったんだけど」

「どういうのか分からない・・・」

「分かんなくないよー・・・たーくん、美歩が西脇君と浮気したときのこと話したのが凄く興奮したんでしょ?」

「そんなことないよ、やだもん」

「えー、だけどちょっと、・・・やっぱりって感じかも」

ついさっき謝る側だった妻が、今度は私を追及するような雰囲気になってきました。
このとき開き直ってしまえれば良かったのですが、またしても出来ませんでした。
苦しい言い訳で状況を悪くしていました。

「たーくんがいいならいいけど・・・でもなんか・・」

そうこうしているうちに、勃起はいつの間にか消え去っていました。
妻もそれ以上は言わず・・・。

「とにかく勃ってよかったね。美歩心配しちゃってたもん。明日は出来るかな」

そんなことを言いながら寝てしまいました。

出来ればもう一度フェラで立たせてもらい、久しぶりに挿入したかったのですが、妻は自分がいってしまうと、挿入に対して急に冷淡になります。
フェラもいつの間にか、なしになったようです。

私の頭の中では、何度も繰り返し、「生で入れられた・・・すごかったのお・・」という妻の言葉がこだましていました。

<続く>

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