愛のキューピット役のはずが悪魔になってしまった

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まだずいぶん若い時だ。
将来のことも仕事のことも特に悩みのなかった、若くて無鉄砲な時代だった。

その日、バイト先の男友達と高校で知り合った女友達でカラオケで飲んでいた。
名前がないと表現しにくいので、その女友達を仮に『マイコ』としておこう。
バイト先の男友達は『タイゾウ』で。

タイゾウはバイトで知り合った友達だったが、マイコは地元は一緒だったが知り合ったのは同じ高校へ通うようになってからだ。
マイコの容姿は高校でもトップクラスとまではさすがにいかないが、マイコが高校に入学してきた時は、「深田恭子に似てない?」などと男どもと品定めしていたくらい、それなりに可愛い子だった。
俺の方が1つ年上で、地元が同じだったこともあり、色々部活や帰り道が同じだったこともあり、仲良くなるのは案外早かった。

そして社会人になり、タイゾウとマイコと俺の3人で飲みに行く機会ができたのである。
実はタイゾウはマイコのことが好きだったのた。
で、俺がキューピット役を買って出たというわけ。

カラオケで飲みまくり、タイゾウも好きな人の前ということもあってかベロベロに泥酔していた。
ちゃんぽんもしたりしていて、もうトイレから出られないくらいの泥酔で、店員さんをかなり困らせた。
うちらも結構飲んでいたが、タイゾウはもう急性アル中の一歩手前だったので、帰るに帰れなくなってしまった。
俺がタイゾウを担いで自宅まで行き、マイコはタイゾウが乗ってきた原付を押して、そのまま自宅まで行くことになった。
タイゾウはそのままベッドで寝かせてしまってからは、もうほとんどまともな反応をしなくなった。

(これは朝まで動けないな・・・)

そう思い、仕方ないので泊まらせてやることにした。
マイコはというと、俺の自宅とマイコの自宅はそんなに離れてないので歩いて帰れなくもないのだが、夜道を1人で帰るのは嫌だったのか、マイコも俺の家に泊まることになった。

タイゾウはベッド、うちら2人は床に布団を敷くことにした。
かなり狭かったが、川の字になって3人で寝ることになった。
マイコは俺に、「ベッドに行って2人で並んで寝ろ」なんて言っていたが、そんな事出来るわけないと言って、半分ふざけながらではあるがマイコに、「逆にタイゾウの横で寝れば?」と持ちかけてみた。
もちろん却下されたが。

仕方なしに俺とマイコは床に布団を敷いて並んで寝ることに。
とは言っても布団は別々だ。

とにかくタイゾウはよく寝ている。
夏ということもあり窓を開けてあるので、窓際に寝ていたマイコの髪の匂いか香水の匂いか分からないが、フワッといい匂いがこちらに香ってくる。
その瞬間、こんな可愛い子が真横で寝ていると思うと、今まで遊んでいる時には考えもしなかった感情がふつふつと沸いてきた。

マイコは俺とは反対に体を向けて窓を見るように寝ていた。
なので俺はマイコの背中をじっと見ていた。

(眠れない・・・)

当然である。
当時は童貞ではなかったが女性経験も少なく、こんな可愛い子としたことはなかった。
女子らしい甘い香りが鼻につき、ますます股間が熱くなる。

起きているかどうか確認するため、試しに呼びかけてみる。
返事はない。
そっと背中を指で押してみる。
反応がない。
寝ているようだ。
そんな事をしながら布団の中で手をズボンの中に入れて、しごいていた。

ふと、布団の中に潜り込んでやろうと考えた。
バレても寝相が悪かったせいにすればいいと思った。
ゆっくりと布団を捲り、添い寝するように並んでみる。

(なんて近いんだ・・・)

先ほど香っていた甘い香りが間近で、しかもダイレクトにしてくるではないか。
しかし次の瞬間、マイコが起きてしまったようだ。

「えっ?何?」

小さく囁く。
慌てて無我夢中でマイコを後ろから抱き締める形で口を押さえて声を出させないようにした。

「ごめん、我慢できなったんだ。頼む、1回ヤらせて?」

手を口から離すと・・・。

「何言ってるの?ダメに決まってるじゃない。それにアタシ、彼氏いるし」

初耳だった。
しかしもう性欲が抑えられなかった。
股間をマイコの柔らかいお尻にグイグイ押し当てた。

「あぁ!気持ちいい、我慢できない」

マイコはなんとか逃げようと必死に体をよじった。
夜だし、隣ではタイゾウが寝ているので、バレるのが怖かったのだろう。
小さな声で、「やだっ、離して!」と言って逃げようとするが、動けば動くほど股間にお尻を押し付けられて、掴んでいる腕にも力が入った。

「頼む、マイコ。1回だけ!お願い!」

そう言って同意を求める前にガバっと覆い被さる体勢にチェンジした。
全て布団の中で揉み合いながらの出来事である。
マイコのことを好きなタイゾウがこれを見たらどう思っただろうか。
しかし、その時の俺にはどうでもよかった。
そのまま覆い被さるようにマイコの首元に吸い付いた。

「いい匂いだね」

そう言いながら必死に抵抗するマイコの腕を振りほどき、首元をジュルジュルと音を立てて吸い続けた。
まだもちろん入れたりはしていないが、俺の腰は何度もマイコのお尻に向かって打ち付けていた。

「そろそろ入れさせてくれない?」

「やだ!絶対!」

「このまま抵抗しててもいつかは入れちゃうけど、マイコも早く終わりたいでしょ?」

何を言ってもマイコは布団の中で逃げようと体をよじっている。
当時は夏だったので、マイコの上はTシャツ。
簡単に捲り上げることができたので、胸に顔を埋めようとした。
しかしさすがに凄い抵抗にあった。
腕でガードして、簡単には触らせてくれない。
しかし両腕で、腕を動かせないように押さえつけた。
そのまま一気に顔を胸へダイブ。

(なんて柔らかいんだ)

寝るときの習慣なのか、ノーブラだった。
そのまま押さえている手を離した後、防御体勢を取られる前に腕を頭の後ろに回して、ガッチリ抱きつく形にした。

「く、苦しい。離して・・・」

小声でそう言ったように聞こえた。

「やらせてくれなきゃ、どんどん締めちゃうよ」

少し力を緩めると、向こうも息を整えている。

「無理!」

そう言ったのでまた締め付けた。
そしてまた緩める。

「分かった。・・・でもゴムはつけて」

どうやら観念したようだ。
あまり騒ぐとタイゾウが起きて、こんな状況を見られることを恐れてもいたのだろう。

一度起き上がってゴムを取り、急いでマイコの布団に潜り込む。
そしてパンツとズボンを下ろし、布団の中に頭から入ってマイコの下着を下ろした。
ゴムを装着して、亀頭をマイコの膣口に押し当てる。

「さぁ、入れるからね」

そう言った瞬間、一気に挿入した。

「んっ!」

そんな声がマイコから漏れた。
それからは無我夢中で、布団の中でマイコに覆いかぶさりながら腰を振り続けた。
高校の時に皆から深田恭子に似ていると言われた子が、今、目の前で自分のモノを体の中に取り込んで、必死に終わるのを耐えている。
凄くいい締め付けだった。

マイコにキスをしながら、「可愛いね」と言って、またキスをする。

ペチペチ!とお互いの接合部が音を立てる。
夏のせいもあって、もう互いに汗で全身ベトベト。
布団の中ということもあって蒸し風呂状態。
胸にしゃぶりつき、腰を動かしていると、違和感を覚えた。
最初より感覚が生に近い気がする。
こっそり股間を覗いてみると、なんとゴムが取れていた。
ヤバいと思ったが、マイコはゴムを付けていると思っているので、中で出しても恐らく抵抗されないだろう。
とにかくその時は気持ちいいことが優先してしまい、そのまま腰を振り続けてしまった。

「そろそろイクからね」

最後にさらに速く腰を振って絶頂を迎えようとした。

「たっぷり中に出すね」

そう言っても、マイコはゴムを付けていると思い込んでいるので何も言わない。

「うっ!」

今までに感じたことのないほどの気持ちの高ぶりだった。
こんな可愛い子に、しかも中に出すなんて・・・。
30秒くらい痙攣するようにドクドクと腰が動いていた。
しかし、さすがにマイコも途中で気づいたようだ。

「ちょっと!なんでゴム付けてないの!?」

「あれ・・・?ほんとだ。途中で取れたのかもね」

知らなかったふりをして、そう答えた。
マイコはグスグスと泣きだしてしまった。
たぶん朝まで寝なかっただろう、翌朝になるといつの間にか居なくなっていた。
朝になってタイゾウも目を覚ました。

何も知らないタイゾウは、「おはよう、昨日は悪かったな。マイコはどうした?」と聞いてきたので、「カラオケの後に帰ったよ」と言っておいた。

まさか自分の好きな女が、自分の寝ている横で俺にやられてたなんて夢にも思わなかっただろう。

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