遠恋中の彼に会えなくなった先輩をお持ち帰り[前編]

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ちょうど今頃の季節だったかな。
会社の送別会で同じフロアの普段は口数の少ない人と話が弾む。
年下の先輩で、24歳のカオリさんとしておこう。
お嬢様系の女子高を卒業して接客の枠で会社に入り、2年目で大卒の新入社員を指導する係に大抜擢される。
最初の研修で新卒のプライドを一度壊して会社の組織人として再び組み直す一環だったことが後に分かるが、年上にも一歩も引かない気の強さと生意気さ、そして何よりマニュアルを越えるような接客スキルには誰も逆らえなかった。

研修1日目が終わり、最後の挨拶練習で・・・。

「疲れても笑顔!!1日働いたら疲れるの。でも最後のお客様にも最高の笑顔でしょ!」

そう大声で怒鳴ったことは今も語り草だ。
当然、男女とも同期以下とは距離を置いていたが、上司達はそんな彼女の姿を頼もしく思っていたようで完全に味方だった。

研修で指導する時にしか出さない低くてよく通る声、後ろで束ねた長い髪、パンツスーツの似合う細くて長い脚。
なんて書いたらショムニの江角で再生されそうだけど、接客の時に見せる満面の笑顔はエビちゃんなんだ。
普段は無表情だけど、お客様から声を掛けられたりするとゆっくりと嫌味のない笑顔に変わっていく様は、心の底から接客してるように見える。
急に笑顔に変わったりする人もいるが、それでは切り替えた感が強くて不自然に思えるわけで、カオリさんは本当に自然な感じがした。
まあ、その人格の変貌ぶりも反感を買う理由だが、本人は全く気にしてない。
日頃の事務処理の時はあんまり喋らない。
怒る時も口数が少ないだけに怖い。
カオリさんは人の足りない時だけ現場に入るため、基本的に事務所に机がある。

俺は技術系スタッフの1人で、中途枠から入っている26歳。
だけど入社時の研修はカオリさんから受けているし、最初の3ヶ月は全員接客に配置される。
全体的に体育会系で上昇志向の強い組織の中で、保守が主体の俺の部署は会社の中で半ば左遷先。
俺は1人しかいない若手で、それも中途なのでかなり浮いている思う。

俺はカオリさんの冷たい態度は仕事のできる裏返しな感じに映って好きだった。
誰かの仕事に不備があった場合、上下関係なく誰かれ構わず同じ態度で冷たくあしらう姿を慕う後輩も多かったが、慕ってもミスすれば餌食になった。
公平な人なんだと思う。

一次会は解散、ソリの合わない連中が残った二次会には出席せずに帰ろうと駅の方に向かうと、カオリさんも駅に向かっていた。
声を掛けるとションボリした顔。
日頃は接客の時の笑顔か、事務所にいるときの無表情しか見たことなかったので意外だった。
送別会が終わったら、そのまま知り合いのところに最終の電車で行く予定が、向こうの用事で急になくなったらしい。
朝の時点で駅のロッカーに荷物を入れて置いたようで、それを取りに行く途中のようだ。

まだ21時前、せっかく一次会で話せたので誘ってみるとOK。
2人で居酒屋に入った。
カウンターで最初からワインに行くカオリさん。
カオリさんは上昇志向の強い人ではなく、演じているだけだと話してくれた。
最近はちょっと疲れているかもしれないと弱音を吐く姿も意外だった。

この話が契機になってカオリさんは不満をぶちまけ始めた。
今夜、カオリさんが向かう予定だったのは、知人ではなく遠距離の彼氏の所だった。
その彼氏に急に仕事が入り、週末の予定がなくなったと。
さすがのカオリさんも落ち込むわけだ。

ウィスキーのロックを片手に、今度は彼氏への不満話になった。
年下の彼氏で付き合って4年。
計算するとカオリさんが20歳くらいから付き合ってることになる。
彼氏が学生時代の頃は可愛くて、何もかもが受け入れられた。
でも彼が就職して遠距離になった。
遠距離でも頑張っている話は聞く。
でもそんなのは、やる気だけ空回りしてるダメ社員のような気がしてならない。
だんだん結婚の対象にはならないと気付いた自分がいると言う。

「このままズルズル付き合ってていいと思う?」

愚痴る酔っ払い。
もちろん長く付き合ってきたから愛着のようなものがある。
でも振り切るべきか迷う。
別れるかどうか本気で考えないといけない時が来たと深刻そうに呟くカオリさん。

彼氏と知り合ったきっかけは、高校時代に入っていた空手部の繋がりらしい。
よく通る声と、姿勢がいいのはそのせいか。
自信に満ちた姿と、生意気だと言われる態度も関係してるかもしれない。

もし暴れらたら、止めれるかな・・・。
俺も大学の時は武道系の部活に入っていたから大丈夫か。
同じ格闘系だから話も合うかも・・・。

酔いが回った俺の意識は断片的な思考になってきた。
この時点で俺は持ち帰りする気は全くなかった。
カオリさんは俺にとって物凄くレベルの違う人だと思っていたから。
軽い気持ちで手を出すと、絶対に仕事に支障が出ると確信できる。
そういうのは嫌だった。
飲み会で距離が縮まってよかったなくらいにしか考えていない。
それに彼氏との別れ際に手を出すのは反則だとも思っていたし。

店を出ると、ほとんど動けなくなったカオリさん。
しかも会社のロッカーに家の鍵を忘れたようだ。

「今日はツイてない。絶対何かある」

ブツブツ言いながら俺達はフラフラと歩き出す。
俺はカオリさんの2泊分の荷物が入ったキャスターバッグをゴロゴロと引きずり会社に戻った。
10分の距離を30分かける羽目になった。
並んで歩くと、170センチ越えの身長に高いヒールが追加されたせいで目線の高さはほぼ一緒。

「背が高いね」

「172だよ。小6で165あったし」

「・・・そう」

ふらつくカオリさんの顔が目の前に来て、思わす視線を下に逸らした。
いつもはパンツスーツだけど、電車に長く揺られる予定だったから、その日はジャケットにブラウスだった。

「胸はBあるよ」

胸に視線が移ったと思ったのか、あっさりと答えてくれた。

「実はAなんじゃないの?」

「Bある」

ちょっと胸を突き出すようにしてアピールしてくる。
細い体に、可愛いサイズで形の良い胸。
笑顔で答える姿に思わず股間が反応してしまった。
酔ってるせいもあるのだろう、会社ではまず見れない姿だった。

しかし、笑顔の後は、すぐに気持ち悪そうな顔に変わった。
誰もいない事務所に入るなり座り込むカオリさん。
なんとかロッカーまで行って鍵を取り出す。
もう限界だったのか、近くの椅子に座り込む。
自販機でジュースを買って渡したら、「水が欲しい」と言い出した。
社内の自販機に水はない。

俺は事務所を出て、また来た道を戻り、コンビニまで買いに行ってきた。
しかし事務所に戻るとカオリさんの姿が見えない。
広くもない事務所の一角、応接室の扉を開けると、カオリさんはソファに深く座って寝ていた。
床に転がったヒールに壁のハンガーに掛けられたジャケット。
薄いブラウス、フレアスカートから見えるだらしなく開かれた脚。
イタズラしたくなる衝動に駆られたので、対面するソファには座らず隣りに座り、机に買ってきたペットボトルを置いた。
ソファに座るとカオリさんが一瞬目を覚ました。
まだ完全には起きておらず朦朧としている様子。
蓋を開けてペットボトルを渡すと、カオリさんは一口飲んでまた寝た。

「・・・ありがとう」

俺を家族か彼氏と間違えてる感じのリラックスした態度。
そのままカオリさんは腰を上げてストッキングを脱ぎだす。
脱いだストッキングは床に置き、また寝息を立て出した。
やはり自分の家か彼氏の部屋と勘違いしているようだ。

隣りには素足のカオリさん。
ソファに深く座ると背中が熱くなってきた。
会社では全く喋らないカオリさん。
今日話してみて、口数は少ないけど、俺にも笑ってくれることが嬉しかった。
カオリさんは浅く座り、スカートから白く細い脚を出している。
仕事のこともあるし、彼氏もいる女に手を出すのは気が引けたが、酔って彼氏と間違えたことにすればいいと俺は考えた。

まず隣りに密着するように座る。
反応なし。
カオリさんの腕を俺の肩に回し、自分から抱き締めているような形にした。
ブラウスのボタンを3つくらい外す。
下着の奥にベージュのブラが少し見えるけど、真っ暗な部屋ではよく分からない。
このくらいは自分で外したことにすればいい。
俺の方にもたれるように体を動かすけど、ここでも反応なし。
薄いブラウス越しに華奢な腕から体温が伝わってくる。

次は足だ。
スカートの上から腿を触っても反応なし。
生足を撫でてても反応なし。
完全に寝てる。

今度はブラウスの中に手を入れて胸を探った。
何かグニュグニュする。
もしかして、これがヌーブラというものか?
これのせいで服越しでも胸の形がきれいに見えたのか。
グニュグニュを手に納めて揉む。
胸の大きさは分からない。
小さいからAカップかもしれない。

「あ・・・やぁ」

ここで初めて声が出てくる。
でも、やっぱり起きない。
ここまで来たら行ってしまえとスカートを捲り、片方の足をソファの肘掛けに乗せた。
細い太腿が現れて、俺も完全勃起。
全く起きる気配なし。
もうバレたときの言い訳とか忘れて、カオリさんの足元に座り込んでM字開脚をさせた。
奥に薄い色の下着が見えた。

いつもは強気で、「この書類回しておいて。何か問題あったらそちらで直して」と、一切反抗できないような態度を誰にでもとる女が、今俺の前で股を開いてパンツを見せている。
自分はドS女を屈服させて満足するようなタイプではないと思っていたけど、頭の奥で痺れるような快感が確かにあった。

下着を脱がそうと腿の外側を伝ってお尻へを手を回すと、いつまで経っても布の感覚がない。
手探りで確認すると、腰骨のところに結び目があった。
そういえば接客の人は下着のラインが出ないように紐パンやTバックを穿いていると聞いたことがある。
パンツスーツ好きなカオリさんも、きっとそうなのだろう。

結び目を解いてガッチリと腿を抱え込む。
股間を突き出すように座らせてて、一気にクリを狙って舌を這わせた。
舐めた瞬間、カオリさんの体がビクッと震え出した。
しばらく続けると声も漏れてくる。

「だめぇ・・・」

特に抵抗はしてこない。
しかし徐々に足を閉じようとしてるし、頭に手が置かれた。

「ぁっ・・・ダメだって・・・。こらバカぁ」

可愛いことを言ってくれる。
最初は蚊の泣くような声も、舐め上げる毎に大きく高くなる。

「あっ!・・・何、何、何!?ちょっと、何してんのよ!」

完全に覚醒したカオリさん。
とうとうこの時が来たが、もう止められない。
カオリさんは俺の髪の毛を掴んで抵抗する。
将来薄くなるかもしれないのに酷い扱いだ。
それでも俺は必死で舐め続けた。
カオリさんが暴れたため、ソファからズリ落ちそうになり、一瞬抵抗が止んだ。
落ちかけた腰を上げると、マングリ返しのような姿勢に変化した。
俺の頭を掴んでいた手は自分の体を支えるために使わなくてはならなくなり、抵抗がなくなった。
そしてカオリさんははっきりと、今自分のされていることに気付いた。

「ちょっ!あっ・・・何、舐めてるの?あっ、あっ・・・最低ー!」

ここまでくれば後はイカせるだけだ。

「俺さん・・・あっ、やめて・・・。洗ってないの!汚いから・・・イヤ、イヤ・・・ああんっ・・・」

不安定な姿勢の体がビクビクと揺れだす。
もう言葉になってない。
激しい息遣いに混じる「イヤ」が言えずに、「ヤッ」となるのが可愛い。

「あっ・・・、ヤッ・・・、キャッ・・・、アァァァンッ!」

一際高い声が上がる。
併せて細い脚が急に高く上がったかと思うと、腰から2、3回痙攣するようにビクビクッと大きく震えて脱力した。
細いとはいえ、力の抜けた長い脚は重かった。
カオリさんが呼吸を整えながら上気した顔で俺の方をずっと見てる。

「何で?」

「隣に座っていたら抱き締められたから」

とりあえず嘘をついてみた。

「ホント?ゴメン、間違えた・・・あぁ、どうしよう・・・」

長い溜め息をつくカオリさん。
両手で顔を覆って恥ずかしそうに俯いた。

「ちょっと待って、ちょっと待って。今、思い出すから」

焦って、こんな女の子っぽい仕草をするなんて・・・、もっと虐めたくなってきた。
考えてるカオリさんの隙だらけな脚を開いて中指を入れる。

「ちょっと、何する気?やめてよ、アァン!」

中はアツアツでヌルヌル。
出し入れするとクチュクチュを音を立て始めた。

「いやーー、こんなところで・・・、イヤっ、俺さんダメだって」

やめない、やめるわけがない。
何回かイカせて、言い訳ができないようにしたかった。
そんなことを酔っていた俺は考えた。
イカせたら許してくれると、なぜかそのときは思った。

「アッ・・・、ゴメン、ゴメンっ・・・って、・・・謝るから・・・さぁ・・・アッ・・・」

哀願するように頼まれても無視。

「濡れてるからいいでしょ?」

「濡れてるの・・・アッ・・・関係ないし・・・ハァ」

抵抗されているうちにソファに膝立ちになっているカオリさんに手マンしていた。

「ちょっと・・・何か変・・・あっ・・・」

「変じゃないよ」

「変・・・変・・・、おかしくなっちゃ・・・う」

もちろんやめたりはしない。

「ヤバイ・・・ホン・・・トに・・・ホント、ホント、ホント・・・あああっ!」

なんだかおかしくなってきたカオリさん。

「大丈夫だって」

「大丈夫じゃない!ああっ!・・・出ちゃう、漏れそう!!・・・っく」

俺は手マンしながらジッとカオリさんを見つめていた。

「ヤバイ、ヤバイって・・・」

研修では、「『やばい』とか『マジ』などの品のない言葉はお客様の前では絶対に使わない!」と言っていたのに、さっきからヤバイを連発。
再び腰がガクガクと震えだす。

「ああっ、もうダメぇぇ!」

この時はよく覚えている。
その時、手にはジワッと熱い液がこぼれ、内腿にもツツッと伝うような感じだった。
カオリさんの顔がこちらを向き、暗がりの中で視線が合った。

<続く>

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