尊敬する上司に自慢の妻を寝取られた

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「部長!もっとビシッと飲んでくださいよビシッと!」

「おい岸田、お前明日仕事する気ないだろ」

「明日は明日!ほら、コレ飲んでくださいコレ」

苦笑しながら俺の注いだ焼酎を飲み始めたのは、俺の勤めている会社でも仕事にかけては1、2の豪腕と噂される、上司の堂島部長その人である。

俺は、先月から憧れの彼のもとで働けることになったのだが、実際職場を共にしていると、その仕事の腕だけでなく、器の大きさ、意外とシャレのわかるところ、そして、酒では一度も人に負けたことのない俺をあっさり轟沈させてしまった健啖ぶりに、すっかり惚れ込んでしまった。
彼も俺のことを今どき珍しい仕事熱心な男だと気に入ってくれ、週に2、3回は一緒に飲み歩く仲にまでなった。

今日もプロジェクトのメンバーで酒を大量に飲んだ後、タクシーで送ってくれた部長を、少しだけと無理やり家に引っ張り上げ、2人で飲み直し始めた。
部長が俺の家に来たのは初めてだが、学生時代ラグビーで鍛えたというがっしりとした体をソファに横たえ、ゆったりとくつろぐ姿はさすがの貫禄であった。

「もうあなた、部長さんにご迷惑でしょう」

妻の香織が心配顔で俺たちの様子を見守っていたが、部長は鷹揚に笑っているだけだった。

香織は、俺の高校時代からの同級生で、同じ大学に進学してから付き合いを始め、俺が社会人になってがむしゃらに働き、自分の仕事に手ごたえを感じるようになってやっとプロポーズし、1年半前にめでたくゴールインした。
彼女は、あまり自分から前に出ることのない大人しい女性だったが、決して暗いというわけではなかった。
そのほっそりとした手を口に当てて柔らかく笑う姿は、周りの者を癒やすような不思議な温かみに溢れていた。
実は部長を家に引っ張りあげたのは、正直自分には過ぎた女性だと思う彼女を見てもらいたいからでもあった。
俺は部長と何かを話す、彼女のいつもの温かい笑顔を見ながら、心地良い酔いに身を沈めていった・・・。

気がつくと、俺はソファーの上で寝ていた。
体にはタオルケットが掛けられていた。
時計を見ると、午前2時を回っていた。
さすがにグルグル回る頭を抱え、水を飲もうと起き上がると、真っ暗なキッチンにパジャマ姿の香織が座っていた。
俺は声を掛けようとして、彼女が、俺が今まで一度も見たことないほど疲れきった表情をしていることに気がついた。

「香織どうした。体調でも悪いのか」と俺が聞くと、「別に・・・」と呆けたような表情で答える。

「突然お客さんを連れ込んで大騒ぎしたからビックリしちゃったかな。ゴメンな」

俺はそう言ったが、彼女は無反応だった。
俺は少しムッとして・・・。

「そりゃ急に連れて来たのは悪かったけど、前に言ったことあるだろ、俺が会社で唯一心から尊敬できる人なんだ。その辺は分かってくれるよな」

「・・・でも」

「いや、そんなに頻繁にはつれてこないし、これからはあらかじめ電話も入れる。ただ、いやらしい言い方だけど、俺の将来に直接影響がある人でもあるんだ。な、いいだろ?」

そう言うと、彼女はまた黙って俯いてしまうのだった。

そのとき感じていた、彼女の様子へのわだかまりも日が経つにつれ薄れ、酒を飲んでテンションの上がった俺が、性懲りもなく部長を部屋に引っ張り込む日が週に1、2回程度のペースで続いた。
もちろん、香織との約束通り、事前には必ず電話を入れた。
彼女はいつも、「そう・・・」とポツリと言うだけだった。
俺は部長と差し向かいでガンガン飲み、仕事を語り、いつも満ち足りた気分のまま沈没していった。

そんなある日のこと、俺がふと目が覚ますと、たまたま目に入った時計は午後11時を指していた。
いつも俺は沈没すると夜中2時、3時まで目が覚めないのだが、今日はたまたま何かの拍子で目覚めたのか。
いや違う。
俺の目を覚まさせたのは、奥のベッドルームから響いてくる異様な声だった。
腹の底から搾り出されるような、悲鳴とも、叫びとも、泣き喚いているとも思えるような声。
俺は、聴いた瞬間にそれが誰の声かは悟ってしまったが、俺の頭の中のひっそりとした、だが本当に美しい花のような佇まいと、部屋の置くから響いてくるその声を、どうしても結びつけることが出来なかった。

寝室に一歩一歩近づきながら、俺はなぜか香織のあの笑顔を思い出していた。
だが、半分開いたままの寝室のドアから、その中の光景を見た時、その笑顔は粉々に砕け散った。
俺と香織がいつも愛を囁きあっていたダブルベッドの上に、浅黒く引き締まった体つきの男が素裸のまま仰向けで寝ている。
彼の股間からは見たことのないほど巨根が隆々とそびえ立っていた。
その剛直に深々と刺し貫かれ、獣のような声をあげていたのは、紛れもなく妻の香織であった。
彼女の、いつも慎ましやかに閉じている肉ヒダは、今や真っ赤に充血しながらその厚みを増し、男の節くれ立ったペニスの抜き挿しのたびに、揉みくちゃにされながらその形を変えていた。

その一突きごとに、グボッ、ジュボッという聞くに堪えない淫猥な音とともに、多量の淫水が辺り一面に飛び散りながら溢れ出てくる。
ねっとりと白く濁ったその粘液は、俺とのセックスで彼女が分泌するサラッとした透明なものとは全く違うものだった。
彼女は自ら腰を激しく振りたて、男の剛直を少しでも奥に飲み込もうと必死のようだった。
スレンダーな体からは想像しにくいボリュームのあるバストが、乳首をピンと立たせながら激しく揺れている。
俺はもう立っていることができず、その場にガックリと膝をついてしまった。

その気配で気付いたのか、部長が「おう、岸田、起きたか」と事もなげに言ったかと思うと、「もう少しだけ待っててくれ」と言いながら大きな手で香織の細い腰をぐっと掴むと、妻がいくら頑張っても3分の2位しか収められなかったペニスを、ほぼ根元まで力強く打ち込み始めた。
彼女は、喘ぎ声というよりは叫び声をあげながら、必死で部長の逞しい体にしがみつく。
彼女の小さな花びらが、淫水を撒き散らしながら、必死で彼の剛直を飲み込もうとしている。

部長がその香織の耳に、「いいよ、いつも通り呼んでくれ」と囁くと、彼女は堰を切ったかのように「り、りゅういちさん、アアッ、すごい、奥、奥に、壊れます、私、りゅういちさん、アヒィーッ」と彼の名を叫びながら、ガクガク体を痙攣させ始めた。
部長の動きも一段と激しくなり、やがて「ウッ」と呻きながら、まさに根元の根元までペニスを突き込んでその動きを止める。
香織も、か細い悲鳴を上げながら体を仰け反らせ、やがて彼の体の上にガックリとそのしなやかな体を横たえた。

しばらくは荒い息のまま動かなかった2人だが、やがて部長が香織に優しくキスをし、その体を自分の横にそっと寝かせた。
彼女の秘部からズルリと抜け出たペニスは、放出後にも関わらず、いまだにその硬度を保っていた。
その横に、両手で顔を隠すようにして仰向けに横たわっている香織は、しどけなく足を開いたまま、ヒクついて閉じきらない肉門から2人の体液が白濁して交じり合ったものを時おり、ゴポリ・・・ゴポリ・・・と流し出していた。

俺は、床に崩れ落ちたまま、振り絞るようにやっと言葉を発した。

「・・・お、お前ら・・・どういうことなんだよ、いったい」
「見ての通りだ」

「ふざけるな!」
「いや、からかっているつもりは全くない。もう香織さんは身も心も私のものだ」

俺は、目の前が怒りと絶望で真っ暗になるのを感じていた。
彼はスーツからタバコを取り出し、深々と一服してから話し始めた。

「最初に君の家に呼ばれたとき、私は香織さんを見て衝撃を感じた。いい年をして、と言われるだろうが、まあ一目惚れってやつだ。言っとくが、別にいつもこんなって訳じゃないぞ。彼女が特別すぎたんだ。で、まあ酒の勢いもあったかもしれんが、私はその場で彼女を犯してしまったんだ。だが、事が終わって私は心底後悔した。青ざめて、とにかく出て行ってくれという彼女に、言葉を尽くして自分の気持ちを訴え続けた。話しているうちに思わず気持ちが高ぶってしまい思わず彼女を抱き締めてしまったが、彼女は震えていたものの、抵抗はしなかった。もう私を止められるものは何もなかった・・・」

彼はタバコをもみ消して続けた。

「岸田、お前は将来かなり仕事が出来る男になるだろう。だが、お前は香織さんを包み込める器までは持っていないようだ」

「な・・・なにを勝手な」

「私は違う。十全に仕事をし、十全に彼女を愛することができる。お前にはすまなかったと思っている。だが、『彼女をくれないか?』と問うことはない。さっきも言ったが、彼女はもう私のものだからだ」

俺は身震いしながら彼に寄り添い、ずっと目を伏せたままの彼女に語りかけた。

「なあ・・・香織・・・ウソだろ・・・なにか、ほら、写真を撮られて脅されてるとか・・・そんな・・・」

彼女が身を起こして俺を見つめた。
いつものあの優しい顔立ち、だが、その目に宿る強い光は俺が全く知らないものだった。

「あなたが本気でそれをおっしゃってるのなら、もう私から申し上げることはありません。私があなたを愛していたのは本当です。あなたが一生懸命頑張っているのを支えることが私の幸せだと思っていました。でも、ごめんなさい。彼の逞しい腕に包まれて引っ張り上げられた時から、もうあの時の私はいなくなってしまったの。・・・今まで本当にありがとう・・・ごめんなさい」

もう頭は真っ白だった。
他にすることも思いつかず、とりあえず俺はトイレに駆け込み、体の中の物をすべて吐き出した。

部長のもとで、俺の仕事はまさに絶好調だった。
近々昇進があるとの内示もあった。
彼は、自分についてくる限り、俺のキャリアは安心とのことだった。

「俺の将来にカンパーイ」

俺はテレビを観ながら、グラスのウイスキーをストレートで飲み干す。
さっきトイレに行った時、バスルームの磨りガラス越しに、部長が香織を軽々と抱き上げ、激しく突き上げている様子が見えた。
香織は息も絶え絶えに、今彼のペニスがどれほど彼女を拡げているか、どれほど深く貫いているかを口にしていた。

俺が2人の情事、寝取られセックスを目撃したあの日から、部長は2日と置かず家に来ては、数時間香織を貫いては帰っていった。
俺の目には直接つかないようにしてはいるが、リビングで、キッチンで、ベランダで、あらゆるところで2人はセックスをした。

俺は再びウイスキーをグラスに並々と注ぎ一気に飲み干そうとしたが、途中でむせ返ってしまい、カッとしてグラスを壁に叩きつけた。
気がつくと俺は泣いていた。
堪えきれない嗚咽が口から溢れ出す。
だがそれは、テレビから流れてくるラブソングや、家の奥から聞こえてくる香織の喘ぎ声同様、誰にとっても特に意味のあるものではないようだった。
俺は号泣し続けた。
何もかもを失った瞬間だった。

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