妻を巨根男に差し出した[中編]

この体験談は約 6 分で読めます。

待ち合わせはT市のシティホテル。
我々夫婦が宿泊する部屋にS君に来てもらう形を取りました。
自宅から100キロも離れているので大丈夫とは思ったのですが、知人に見られる可能性を極力減らしたかったのと、いかにもなラブホテルは妻が嫌がるのが目に見えてたので。
さすがに緊張してきたのか、ホテルに入る頃には身を固くしていた妻ですが、部屋に入ると少し落ち着いたようです。

「あら、いい部屋」

「事前調査はバッチリだからね」

妻は、キングサイズのベッドが2つあることが引っ掛かったのか、「何でこの部屋にしたの?」と聞いてきました。
ある可能性を考えてのことでしたが、「いや、この部屋って壁が厚いんだよ。音は漏れないよ」とはぐらかすと、「いやぁ~ん。何それ」と甘えてくるのでした。
が、不意に私の目を見つめると・・・。

「本当にいいの?」

「うん、変な感じだけど、他の男で乱れる香織が見たい」

妻が唇を合わせて来ました。

「あなたの為にするんだからね」

念押ししたようでした。
私は笑って、「口紅が落ちたかもしれないから直しなさい」と返しました。
待ち合わせの時間は、もうすぐでした。

携帯が鳴りました。
S君からです。
妻の体がビクッと震えたのが分かりました。
電話で部屋番号を伝えます。

「すぐ来るようだ。大丈夫、優しい男だよ」と妻に声を掛けました。

S君が来ました。
前回はスーツでしたが、今回はジャケット。
ソフトな印象を与えるよう配慮してくれたのが分かりました。
挨拶を交わします。

「旦那さんにはいつもお世話になってます」などと白々しいことを言っています。

まあ、事前の打ち合わせ通りですが。

「奇麗な奥さんですねー。自慢したくなるのもわかるなぁ」と言われ、妻が私の後ろに隠れてしまいました。

悪くない反応です。
病気の検査証も確認。

「そういうお付き合いになるから、一応ね」と、妻にも伝えました。

夕食にはまだ早い時間でしたが、ルームサービスを用意していたので顔合わせついでに乾杯。
妻はよく映画を借りてきて観ているのですが、彼も好きなようで共通の役者の話題で話が弾んでいるようでした。
というより、妻の映画の話だけでなく私の趣味の釣りや山の話題にもやすやすとついてくる彼の知識の広さには舌を巻きました。

良い感じに打ち解けてきたようなので、「じゃあ私はちょっと出るから、後は2人で」(俺はお見合いの仲人か!)などと思いながら小芝居を打ち部屋を出ました。
後は彼の手腕に期待するのみです。

ホテルの喫茶店で時を待ちました。
2杯目のコーヒーがなくなり、さらに待ち、(いくらなんでも遅いんじゃないか?大丈夫か?)と思い始めた頃、S君から電話が入りました。

「奥さん、今シャワーに入ってます。あと10分くらいで始められると思います」

事前に頼んであった連絡ですが、随分話し込んだなと思いながらさらに待ちました。
いや、待ちきれませんでした。
私は音を立てないように鍵を開け、こっそり部屋に入りました。
まだシャワー室から音が出ています。

しまったと思いました。
妻が出てくるようです。
とっさに扉の陰になる場所に隠れました。
注文通り部屋を明るめにしてくれていたのが仇になったかと思いましたが、幸い気付かれなかったようです。
予定では妻が乱れてから現れる予定でしたが、しばらくは忍者のように隠れることになりました。
しかし、そのお陰で一部始終を覗くことが出来ました。

話し声が聞こえます。
やがて声がどんどん小さくなり、「んっ」と鼻を鳴らす音だけになりました。
キスしているようです。
やがて、ドサッとベッドに倒れ込む音。
始まったと思いましたが、「あん。ちょっと待って」と声がして中断。
静かになってしまいました。

待ちきれなくなり、目だけ出して部屋を覗くと、行儀よく布団をかけたまま2人が抱き合っています。
気付かれてはまずいと思い、また隠れました。
また待ちきれなくなり覗いても、まだそのまま。
ずっとキスしています。
20分も経つ頃、ようやくでした。

「バスタオル取って」
「いやぁん」

「可愛いおっぱい」
「いやん。小さいでしょ、あっ・・」

妻の小さな喘ぎ声が聞こえはじめました。
覗いてみるとまだ布団の中で抱き合ったままでしたが、妻は体中を彼に愛撫されているのでしょう。
心臓が高鳴ってくるのがわかりました。
覗き趣味とか出歯亀というのはこういう気分なのでしょうか。
しかも喘いでいるのは自分の妻なのです。

突然、「あれっ?」という声が聞こえました。

「剃ってるの?」
「あの人の趣味で・・・」

「それはそれは、旦那さんとは話が合いそうですね」
「バカぁ」

とうとう彼の愛撫が妻の秘所に届いたようです。
やがてバサッと布団を捲る音。

「身体、凄く奇麗ですよ・・」

妻の、「あっ、んっ」という喘ぎ声。
覗き見ると妻が彼に全てを晒していました。
だんだんと喘ぎ声が大きくなっていきます。

「隠さないで。見たい」

「いやぁ・・・はぁぁっ!」

ひときわ大きな喘ぎ声。
覗くと彼が妻の股間に顔を突込んでいました。
妻はクリが弱いのです。
S君にもすぐに分かったでしょう。
妻はどんどん高まっていきます。
しかし何というスローペースかと思いました。
もう1時間以上経っています。
自分はこんなにスローにできるだろうかと思いました。

そろそろ姿を現しても良いかと迷いましたが、まだ我慢です。
やはり挿入後でしょう。
もうすぐだ、と自分に言い聞かせ、覗き見を続けました。

これまでがスローだったせいなのか、S君が巧いのか、妻はあっという間に高みに昇りつめていきます。
喘ぎ声が激しくなってきました。
開いていた脚がビクンッと閉じました。
声は殺していましたが、妻がイッた時の動きです。
とうとう他の男にイカされてしまいました。
が、そんな状況に私も完全勃起していました。

いよいよ挿入かと思いましたが、S君はクンニをやめません。
両手を使い、膣口を広げて中まで舐めているようです。
再び妻が凄い勢いで昇りつめていきました。

「あっ!またっっ!」

もう声を殺すことも出来ないようです。
それでも彼の愛撫はやまず、私が分かっただけでも妻は4回も絶頂を迎えました。
前戯だけで、です。
必死に声を押し殺そうとしているせいか、もう泣きじゃくるような声になっています。
もう完全に私のことなど忘れて、彼の愛撫に溺れているのでしょうか。

ようやくS君が体勢を変えました。
正常位で妻に覆いかぶさり、長いキスをすると何か小声で囁いたようです。
妻の声もそれまでとは違う、「うっ、んっ」と押し殺したような喘ぎに変わりました。
S君はあの怪物で妻の膣口を愛撫しているようです。
それをしながら用意していたローションを使っていたようです。

不意に、「はぁっ!きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」と悲鳴が上がりました。

ついに入ったようです。
S君は妻の上に覆いかぶさり・・・。

「大丈夫?痛くない?」

「うん・・・平気・・・あっ!!でも動かないで!」

しばらく動きを止めて抱き合っていたS君ですが、やがて小刻みな動きを始めたようです。

「うぅっ!!ゆっくり・・・んっ!!」

あの化物はどれほどの快感を妻に与えているのでしょう。
堪えきれないような、切ない声だけが漏れてくるようになりました。
もう出て行けると思いました。
が、部屋の中までは入ったものの、なかなか壁際から近づいていくことが出来ませんでした。
はっきり見たいような、見たくないような。
自分の中に迷いがあったのでしょうか。
そのとき、S君の声が聞こえました。

「ああぁーキツい。香織さん、我慢しないで声出していいんだよ」

「だって・・・あっ!!」

「うぉー、気持ちいいー」

彼の喘ぎに安心したのか、堰を切ったように妻が声をあげ始めました。

「はぁぁっ!!んっ!!・・・優しく・・・あそこがいっぱいなのぉ・・・あっ!!」

みるみる高まっているようです。
声もどんどん大きくなっていきました。

私はふらふらとベッドに近づきました。
今さら迷っても仕方がないと自分に言い聞かせて。

妻はもう肩の辺りまで真っ赤に上気していました。
顔も汗だくで化粧が落ちかかっています。
S君も私の気配に気付いたようです。
妻の脚を大きく広げさせ、身体を少し後ろに反らせて結合部が見やすいようにしてくれました。

凄まじいことになっていました。
まだ亀頭部だけでしたが、妻の小さな割れ目があの化物を陰茎を飲み込んでいました。
大陰唇までもがばっくりと開ききり、大きく開いた割れ目からツンと立ったクリトリスや真っ赤に充血した肉襞が見えてしまっています。
心がざわめくのがわかりました。

後ろからではよく分かりませんでしたが、S君かなりゆっくりと短いストロークで動かしています。
が、それでも結合部から、ギシギシと音が聞こえてくるようです。
思わず覗き込んでしまいましたが、それがまずかったようです。
妻も私に気付きました。

「いやあぁぁっ!!!見ないでぇ!!」

悲鳴があがりました。

「何言ってんの。素敵だよ」

宥めても聞きません。

「いやよ、こんなところ・・・」と、両手で顔を隠しています。

が、その間もS君は動きをやめません。
ここまで高まると身体はどうにもならないのか、妻は「嫌、いやあぁ!」と叫びながらも喘ぎ声を抑えられないようでした。
必死に快感に耐えているのか、首を左右に大きく振りはじめました。
もう声も出ないようです。
イクのかと思った時、妻の瞳から涙がボロボロと溢れてきました。
S君の動きが止まりました。

S君「旦那さん、一回下がってもらえますか?」

私「あ、ああ・・・」

S君が、「これじゃあ嫌われちゃいそうだ」と言います。

私も少しほっとしたところがあったかもしれません。
一旦、先ほどまで隠れていた死角に戻りました。

<続く>

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