高身長がコンプレックスの女子大生と[前編]

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ありきたりだけど、僕とカノジョとの馴れ初めは、大学1年の時に同級生4人で忘年会をした時のことだった。
入学した当初、僕はコウタとよく遊んでいたのだが、しばらくするとコウタとユキが付き合うようになり、ユキの友達だったレイコを交えた4人で行動することが多くなっていた。

レイコは背がスラリと高く、ストレートで長い髪が綺麗な女の子だった。
僕はレイコよりも背が高かったので、最初は気づかなかったが、レイコは実は自分の背が高いのを気にしていて、猫背で歩く癖がついていた。

「ほら、しゃんと背中を伸ばして歩きなよ」

僕がそう言うたびに、レイコは少しだけ照れるように笑ってグッと胸を反らせる。
細い身体なのに豊かな胸が目立って、ちょっとドキッとした。

その日もコウタの下宿にユキとレイコと僕で酒の肴を持ち寄って集まり、炬燵を囲んで借りてきたDVDを観たりして飲んでいたのだけれど、遅くなったのでそのまま泊まることになった。
コウタとユキはもう公認の仲だったので、2人はコウタの部屋で寝ることになり、僕とレイコは襖1枚を隔てたダイニングキッチンに布団を敷いてもらって眠ることになった。

電気を消してしばらくすると、襖の向こうで2人が小声で何かを話しているようだったが、僕はそれよりも隣で寝ているレイコのことが気になって仕方がなかった。
布団は一組しかなく、僕とレイコは譲り合うようにお互いに背を向け、布団の端と端に身を横たえて、息を殺して眠りに就こうとしていた。
背後で寝ているレイコに全神経を尖らせて気配を窺うと、レイコもまた寝つけずにいるようだったので、僕は思い切ってレイコの方に身体を向けて、そっと後ろからレイコに片腕を回してみた。
心臓がバクバクしてのぼせそうになったが、しばらくそうしていると、少しずつ落ち着きを取り戻してきた。

その間、僕の手はレイコの柔らかな乳房に触れていたのだけれど、彼女は身動ぎひとつせずにいたので、今度はレイコの首と枕の間からもう片方の腕を挿し込んで、背中から両腕でレイコの細い身体を抱き締めた。
再び心臓の鼓動は高まったが、そのままそっと薄手のセーターの上から胸に手をやると、レイコは僕の手に自分の手を重ねてきた。

しばらくレイコの胸の膨らみを撫でていたが、僕は肘をついて少し上体を起こし、レイコの身体を上向きにさせて、そっと唇を重ねてみた。
すると今度はレイコの方から抱きついてきたので、ゆっくりとセーターの裾から手を入れて、背中に手を回してブラジャーのホックを外すと、そのまま手を滑らせて乳房を優しく掌で包むと乳首を指に挟んだ。

やがて僕は思い切って着ているものを全て脱ぎ去って、レイコに万歳をさせてセーターを脱がせると、ブラの肩紐を腕から抜いて、細身の身体の割に決して小さくない胸に顔を埋めた。
最初は柔らかかった乳首が吸っているうちに硬く勃ち上がり、舌で転がすとレイコが「んっ」と小さな喘ぎ声を出したので、その薄い唇に舌を挿し込みながらスカートの中に手を入れ、ショーツの上から少し盛り上がった丘を手の平で包むようにした。
するとレイコはビクッと身体を強張らせて僕の手首を掴み、イヤイヤをするように首を横に振った。

僕はそのまま手首を返してレイコの手をそっと掴むと、ゆっくりと僕の怒張した下半身に導いて、少しずつレイコに触れさせていった。
レイコは恐る恐る脈打つ僕をそっと手の平で包み、その硬さを確かめるように少し力を入れたり緩めたりし始めた。
僕は興奮のあまりそれだけで出そうになってしまったが、一旦レイコの手を離し、今度は腰の後ろに手を回して一気にお尻の方からショーツを脱がそうとした時、レイコは少し腰を浮かせて協力してくれた。
そのままレイコにシックスナインの形で覆いかぶさり股間に顔を埋めようとすると、レイコは再び足を堅く閉じて抵抗しようとした。

「私、シャワー浴びてない・・・」

小声でそう訴えてきたが、僕はそのままレイコの足を優しく広げ、亀裂に舌を這わせ始めた。

「ううっ」

レイコがくぐもった声を上げ、身を任せる決心をしたのが判ったので、丹念に丹念に舌を割れ目に沿って上下させ、突起の周辺に舌を這わせた。
レイコの息が荒くなってきたので、僕は自分のモノをレイコの唇に少し押し当ててみた。
レイコは素直に口を開き、そのまま僕を受け入れて、喉の奥まで僕を飲み込んだ。
不慣れな舌使いにちょっと感激しつつも、レイコの口に自分のモノをゆっくりと出し入れして、同時にレイコの陰核にも舌を這わせて、レイコが十分に高まったのを見届けると、身体を入れ替えてレイコの細く長い足を両脇に抱えた。

今度は一気に奥まで侵入を果たした。

「ひっ!」と声が漏れ、レイコが下から強くしがみついてきたので、僕はレイコに入ったまま覆い被さった状態で、そのまま動かずに姿勢を保った。

徐々にレイコの腕の力が抜けているのがわかった。
少し身体を離してレイコの顔を覗き込んでみると、目尻から涙が流れ落ちていた。

「痛かった?」

レイコの耳に囁くようにして訊くと、レイコは一度だけ少し首を縦に振ったので、「やめようか?」と言うと、レイコは少し微笑んで、今度はゆっくり首を左右に振った。
ゆっくり、ゆっくりと動き始めると、レイコの眉間に再び皺が寄ったが、僕はどんどん気持ち良くなってしまって、動きを速めると、そのままレイコの中に全てを放出した。
性欲から解き放たれ、少し気持ちが落ち着きかけた時、レイコが耳元で囁くように言った。

「ありがとう」

レイコから流れ出る少しピンク色に染まった白濁液をティッシュで拭い、少しベタつく手を流しで洗って、再びレイコに添い寝をするように横になって抱き締めると、レイコは声を押し殺して泣き出した。
僕はちょっと驚いて、子供をあやすように軽くポンポンと背中に手をやったり擦ったりしていると、「ごめん・・・、嬉しかったの・・・」と小声で言ってきたので、僕の気持ちはレイコに一気に傾いた。
朝起きて、2人でコウタの下宿を出ようとした時、ユキがレイコに視線だけで頷いて、胸の前で指の先だけの小刻みな拍手を送っているのが見えた。

レイコは彼女ぶったような素振りを一切見せず、それでいて、僕が誘うと嬉しそうに食事でもホテルでもついて来る。
僕がベッドの中でレイコにしてあげることを、レイコはそのまま後で僕にしてくれるので、レイコの性技は瞬く間に上達していった。
フェラのあまりの気持ち良さに喉の奥で漏らしてしまうと、レイコはそのままごっくんしてくれて、僕の目を見ながらちょっと恥ずかしそうに、「飲んじゃった・・・」と言った。

レイコに『好きだ』と言わせたくて僕はあれこれ試し、レイコを何度も何度も絶頂に誘い、時には失神するほど昇天させて、意識が朦朧としているところで問いかける。

「僕のこと、好き?」

レイコはいつも僕に抱きついてきて、「大好き!もうシュンなしで生きていけない・・・」と言って耳の後ろや首筋に唇を押し当てると、甘えてくる。

(レイコはもう僕にぞっこんだ)

そう思い込んでいたのだけれど、講義を受けていても、家でテレビを観ていても、気がつくとレイコのことばかりを考えている自分がいた。
一度だけレイコから買い物に付き合って欲しいとせがまれて、散々勿体をつけてから一緒に出掛けてみたらメンズコーナーばかり回っていて、時折ハンガーに掛かった服を僕の背中に当ててみたりするだけだ。

「レイコは欲しい物ないの?」

そう尋ねると、レイコははにかみながらもとびきりの笑顔で僕に腕を組んできて、耳の後ろから小声で答えた。

「もう、持ってるの」

僕はレイコの腕を掴むと、ビルの人気のないところに誘い、思いっきり抱き締めた。

「ああ、いつものレイコの匂いだ・・・」

「シュン・・・、恥ずかしいよぉ・・・」

そう言いながらもレイコはいつまでも僕の腕の中に身を委ねていた。
したい盛りの僕にはちょっと苦行だったけど、倦怠期を迎えないようにエッチは週一に控え、レイコのコンディションにも注意を払うようになって、それまでは何でも僕が決めていたのだけれど、どこかへ出掛ける時もレイコの希望を聞くようになった。

「あれ、面白いね?」

そう問いかけてもレイコは、「え?どれ?」と聞き返すことがよくあるので、本当に楽しんでいるのかどうか心配になってきたのだ。
そんなことが重なってレイコを注意深く見ていると、どこへ行っても何をしていても、レイコは僕の方ばかりを見ているのだと気が付いた。

目が合いそうになるとフッと目を逸らしたりするのだけれど、目が合うと彼女は嬉しそうに、「ふふ」と笑う。
レイコは最初から、お釈迦様が孫悟空を掌の上で遊ばせるように僕に好きなことをさせていたのだと気付いた時、僕はもうどっぷりとレイコにハマっていた。

<続く>

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