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ベッドのマットが大きく弾む。
Yを下にして覆い被さるような体勢となった。
弾みが収まるのを待って、俺は体を少し起こしてYを見つめた。
不安げでもあり、少し怒っているようでもある。
なんとも言えない不思議な表情を浮かべてYは俺を見つめてる。
かなり長い時間見つめ合ってたと思う。
何も言わないYの態度を見て、俺は先に進んでいいんだなって思った。
嫌なら嫌と言うはずである。
女心の全く分からない俺は勝手にそう解釈した。
キスをしようと顔を近づけた時、Yは顔を背けた。
予想に反したYのこの反応に俺はビビった。
えっ!?なに!?
もしかして怒ってるの?
それともイヤなの?
俺「・・・嫌なの?」
俺は思ったことを正直に尋ねた。
Y「・・・」
顔を背けたまま無言状態のY。
俺「それとも何か怒ってるとか?」
そう言った時、正面を向きながらYが尋ねてきた。
Y「ねぇ~T?前から聞きたいことがあったんだけど、今聞いていい?」
俺「えっ・・・なに・・・?」
(俺、何聞かれるんだよ!?ドッキドキだよ!)
Y「私と付き合う前って誰かと付き合ってた?」
俺「うん?なんで?」
(一体誰のことを言ってんだろ?)
Y「いいから答えてよ。付き合ってたの?」
誤魔化せないと思った俺は渋々答えた。
俺「・・・1年の時に彼女がいたよ」
(とりあえず昔のことを言ってこの場を凌ごう)
Y「えっ?1年の時?最近の話じゃなくって?それは初耳~」
俺「・・・」
Y「へぇ~、そうなの~、そうなんだぁ~」
何度も頷くようにして言うY。
俺「でもそれは昔のことじゃん。Yと知り合う前のことでしょ?どうしろって言うわけ?」
この場を取り繕うように俺は必死で弁解した。
Y「確かにどうしようもないけど、そんな話を聞かされたら面白くないでしょ?」
ふくれっ面で答えるY。
俺「面白くないって・・・そっちが聞いてきたんじゃん」
Y「そうだけど、面白くないものは面白くないの」
超わがままぶりを発揮するY。
背伸びをして大人ぶっていても、所詮Yはお子様。
俺が今まで付き合ってきた人達はそんなわがままは言わなかったし、やきもちを焼くタイプの人は1人もいなかった。
(実際はどうだったか分からないが、少なくとも表に出すような人はいなかった)
そう思った俺の口から自然と言葉が出た。
俺「Yって子供だよね?」
驚いたように俺を見つめながら(睨んでた?)Yが言った。
Y「子供っ!?誰がっ!?」
俺「誰がって・・・Yの他に誰がいるのよっ?」
Y「私のどこが子供だって言うのよ?」
俺「どこって、昔のことほじくり返して、あーでもないこーでもないって言うところかな?」
Y「私、あーでもないこーでもないなんて言ってないじゃん!?いつ言ったの?」
Yをからかうのは相変わらず楽しい。
俺「あぁ~そうだね、確かにあーでもないこーでもないとは言ってないね~。ごめんねぇ~お兄さん、耳が遠いから」
俺はおちゃらけて言った。
Y「もう!そんな言い方ばっかりして~!どいてよ!あっちいけ~!」
Yは俺から逃れようと全身をバタバタさせながら続けて言った。
Y「それに、なんでこんな体勢のまま話さなくちゃいけないわけ?手を離してよ!」
暴れるYを押さえ込みながら俺は言った。
俺「ほらねっ」
Y「何よっ?『ほらね』って何っ?」
俺「そういうところが子供ってこと。別にいいじゃん?何するってわけじゃないんだからこのままの体勢で話したって。それともY、もしかして怖いとか?」
俺のこの言葉を聞いた途端、今まで暴れていたYが静かになった。
Y「怖いって何が?何が怖いって言うの?」
俺「俺のことがさっ」
Y「なんでTのこと怖がらなきゃいけいのよ?」
俺「いや、なんとなくそう思って。で、ホントは?」
Y「なんで私が怖がらなくちゃいけないわけ?Tの方こそ怖がってるんじゃないの?」
俺「はっ!?俺っ!?俺が何を怖がるわけ?」
これは全く心外なセリフだった。
呆気にとられる俺を尻目にYが言った。
Y「だってそうじゃん。さっきキスする時だって、『嫌?』とかって聞いてきたじゃん。普通そんなこと聞く?男なら少しは強引にしたらどうなの?」
売り言葉に買い言葉。
Yも強がって言ってるに違いない、俺はそう思った。
Y「それに今だってそうじゃん?いつまで同じ体勢でいるわけ?」
おいおい、ちょっと待てよ。
俺は別にビビってるわけじゃないよ?
それに同じ体勢って・・・俺が行動しようとしたらYが話し始めたんでしょ?
相手の嫌がることはしたくないし、俺はムード良く事を運びたいんだよ。
俺はYにそう言いたかった。
しかし俺が言うより先にYが言った。
Y「一体いつまでこのままなの?次、何かあるわけ?」
もうこうなったら行くしかない!
ここまで言われて行かないようでは男じゃない!
さっき胸を触った感触が手にまだ残っていることと、Yの煽るような言い方も手伝って俺は勢いづいた。
俺「あるよ」
そう言いながら俺は半ば強引にYにキスをした。
キスをした時、びっくりして一瞬固まったように身を固くしたYだったが、たっぷりと時間をかけ、濃厚なキスをしているうちにYは徐々に力を抜いていった。
キスをしながら俺は胸を触ろうと手を移動させた。
しかし胸はしっかりと手でガードされていて触れない。
強引に触っても良かったが、Yの強気で背伸びをしたがる性格を考えると、その行動は逆効果だ。
そう思った俺は胸の前に置かれた手を軽く叩きながら、「ねぇ~、この手どけてくれない?」とYに小声で耳打ちした。
少しの間考えているようだったが、Yはゆっくりと、ホントにゆっくりと手を動かし始めた。
完全に手が胸の前から移動したわけではないが、これで十分である。
相手にどかせられたわけじゃなく、自分の意思でどかした。
強気で自尊心の強いYには、その事実が必要だと俺は思った。
首筋にキスをしながら、まだ胸の途中に置かれていた手をゆっくり静かにどかし、俺はYの胸を触った。
まだまだ残暑厳しい9月下旬だったこの時のYの格好だが、上はTシャツで下は膝上10センチくらいのスカートだった。
ボリュームのあるYの胸を触りながら、俺は昔触った中学の同級生の胸を思い出した。
昔と言っても高校1年の時の話。
結局は入れる寸前のBまでしかできなかったんだけど、この子は超スーパー敏感で、超動きが激しかった。
終わった頃には最初の位置から180度反対方向に頭が向いていた。
それに声もすごかった!
マジでお隣さんに聞こえるんではないかと本気で心配したくらいだった。
その同級生と比べると、大きさは同じくらいだが、若干硬い感じのするYの胸。
胸を揉んでも抵抗する素振りも、感じている素振りも見せないY。
この反応はどう考えればいいんだろ?
抵抗しているわけじゃないから先に進んでもいいんだろ。
俺は自分に都合のいいようにそう解釈して、次なる行動に移った。
Tシャツの下から手を潜り込ませ、肌に直接触れると、Yは一瞬身をよじるように反応した。
初めて見せる反応である。
俺はそのYの反応を見て、なんとなく嬉しくなった。
さらに手を潜り込ませると、その手の動きに引きつられTシャツが捲くり上がってきた。
おぉ~、初めて見るYのモロ肌。
決して色白というわけではないが、日に焼けた手足や俺の体と比べるとかなり白く見えた。
Tシャツを胸の辺りまでたくし上げ、俺はレモン色のブラの上から胸を触った。
寝ていても胸にはくっきりと谷間ができている。
時折キスをしながら胸への愛撫を続けた。
しかしYは無反応である。
手も自分の体の脇に置いてあり、俺の体に巻きつけるわけでもない。
なんで?
どうしてここまで無反応なの?
俺、かなり自信喪失だよ・・・。
しかし落ち込んでる暇はない。
俺は気を取り直し、直接胸を触るべくブラを外そうと、Yの体を抱きかかえるようにして背中を浮かせた。
背中に手を回してホックを探したが見当たらない。
えっ、まさか!?
今は滅多に見ることの出来ないフロントホック!?
自分の経験不足が相手に分かってしまった。
正直言って、この間違いは恥ずかしい。
その場を誤魔化すために俺は囁くようにYに聞いた。
俺「もしかしてフロントホック?」
Y「そう」
俺の耳元で同じように囁くようにして答えるY。
この答えを聞いた瞬間、俺はYの心情を察した(つもりになった)。
これは抵抗していない。
もし嫌なら返事をしながらTシャツを元に戻すはずである。
そう思った俺はブラの中心にあるホックの部分に人差し指を入れ、折るようにしてホックを外した。
カチッ。
硬い音がしてホックが外れた。
ホックが外れると俺は右手で左胸のブラをずらすように手を滑り込ませた。
直接触るYの胸。
俺の手のひらには小さな乳首の感触が。
Yの乳首は小さい。
大きいよりはいいと思うが、もう少し大きいほうがいい。
俺はそう思った。
胸を2、3回揉んだ後、俺は乳首を指で挟み愛撫を続けた。
しかしYは無反応。
なんでっ!?
普通、乳首を直接触れたら、なんか反応するだろ!?
もうあったま来た。
俺は1人でヒートアップした。
こうなったら乳首を吸うしかない。
それでも何も反応しなかったらYは不感症だ!
女体の神秘が全く分かってない俺はそう思った。
しかしここで一つ問題が。
俺は乳首を吸う間抜けな姿を他人に見られるのが恥ずかしい。
暗くて顔が見えなければいいが、あいにく今は真っ昼間だ。
どうしよう?
方法は2つしかない。
1つはこれで終わりにすること。
しかしそれはどうみても却下だろ。
ならば方法はあと一つ。
そう、布団を被るしかない。
結論が出た。
あとは行動あるのみだ。
俺は足元の方に畳んであるタオルケットを取ろうと足を伸ばした。
タオルケットの下に足を差し込んで、持ち上げ引き寄せようとするが上手くいかない。
何度か同じ仕草をしていると、Yが言ってきた。
Y「さっきから何してるの?」
俺「えっ?タオルケットを取ろうと思って・・・」
Y「そんなの手で取ったら?」
俺としてはムードを壊したくなかったので、さりげなく取りたかったのだが、Yのこの発言でムードが壊れた。
Y「それに、なんでタオルケットがいるの?」
俺「このままだと(Yが)嫌かなと思って・・・」
Y「私?別にこのままでも平気だけど?」
俺「えっ!?そうなの?恥ずかしくないの?」
俺は意外なYの返事にびっくりした。
だってそうでしょ?
こんなに明るいんだよ?
そんな中、胸を曝け出して恥ずかしくないの?
俺はカルチャーショックを受けたよ。
Y「うん。別に恥ずかしいとは思わないけどね」
俺「・・・」
Y「それに布団なんて被ったら暑いでしょ?」
俺「・・・いや、そうだけど・・・」
Y「もしかしてTが恥ずかしいんじゃないの?」
ここで強がってもしょうがない。
俺は素直に言うことにした。
俺「恥ずかしい・・・」
Y「えっ!?」
俺「だから、恥ずかしいよ」
俺の答えが意外だったのか、Yは時が止まったように身動きひとつしない。
Y「やだっ!どうしたの~!?いきなり~。可愛いとこあるんじゃん」
一瞬間を置き、Yは笑いながら言った。
Yにそう言われて俺は超照れ臭かった。
たぶん赤面してたんじゃないだろうか、耳が熱かった。
俺「なんだよ、そんな言い方やめろよ」
俺は照れ隠しにそう言いながら起き上がり、足元にあったタオルケットを手にとり、再びYに覆いかぶさるようにしてタオルケットを広げて被った。
Yの体が小刻みに震えている。
俺「ねぇ、もういい加減笑うのやめてよ。なんか俺恥ずかしいじゃん」
Y「だってぇ~、Tって子供みたいなんだもん」
俺「恥ずかしいものは恥ずかしいんだよ」
Y「恥ずかしいんですか~?う~ん、よしよし」
俺の頭を2、3度撫でるYの態度にはもう苦笑するしかなかった。
年上としての威厳もムードも丸潰れだよ。
俺「ねぇ~Y?聞いていい?」
少し笑いが収まったと思い、俺は聞いた。
Y「何?」
俺「俺のどこが良くて付き合ってくれたの?」
Y「う~ん・・・どこだろ?やっぱり最初は顔かな?」
俺「顔っ!?」
Y「だってそうでしょ?あの時(電話の時)は性格なんて分からないし」
俺「まぁそうだよね。でも『最初は』ってことは、今は違うの?」
Y「今は性格かな。可愛いとこあるし」
さっきのことを思い出してか、笑いながら返事をするY。
Y「じゃあTは私のどこが良くて付き合おうとしたの?」
俺「俺?う~ん、そうだな~」
Y「何?考えなきゃ出てこないわけ?」
俺「そんなことないよ」
Y「じゃあ何?教えてよ」
俺「あのさ、最初に体育館で見かけたって言ったでしょ?」
Y「うん、言ってたよね」
俺「実はあれ、ホントは違うんだよね」
Y「違うって?」
訝しげに聞いてくるY。
俺「体育館は体育館なんだけど、実は座ってる時だったんだよね」
Y「やっぱり!?そうじゃないかな~って思ってたんだよね」
俺「で、(そのパンツ全開姿に)一目惚れしてね」
Y「じゃあ、(下着)見たんだ?」
俺「そう、かな・・・」
Y「なんか付き合うきっかけがそれっていうのもなんだよね?」
Yは渋い顔をしながらそう言った。
俺「きっかけはそうかも知れないけど、今は違うんだからいいでしょ?」
Y「違うって?」
俺「今はYのこと可愛いと思ってるよ」
俺はそう言いながらキスをした。
(このセリフでちょっとはムードが出てきたかな?)
濃厚なキスをしながら胸へタッチする。
何度触っても胸の感触はいい。
俺はアソコを触るより、胸を触っているほうが数倍好きだ。
胸を触りつつ、往復するように首筋にキスをしたり、軽く舌下を這わせるようにして徐々に下へと移動する。
胸を攻めるのに邪魔というほどではないが、Tシャツが気になる。
これはもう脱いでもらうしかない。
しかしYの協力なくしては脱がせられない。
俺はそう思い、Yに言った。
俺「ね~ちょっと(Tシャツから)腕抜いてくれない?」
Y「もしかして脱げってこと?」
驚くでもなく普通に聞き返してくるY。
俺「そう」
俺は軽く頷きながら返事をした。
Yが何か言ってくるかと思ったが・・・。
Y「別にいいけど」
意外にもあっさりとOKの返事が出た。
俺はYの肘を掴み、肘を折り曲げるようにしながらTシャツを脱がせた。
そのついでに、というわけではないが、一緒にブラも完全に脱がせた。
Yは上半身裸で俺は服を着ている。
久しぶりに味わうこのシチュエーションに俺は興奮していた。
<続く>