僕の初めては全部、好きな先輩とだったのに[第4話(終)]

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僕は膝が震えながらもトイレを出て、廊下にある手洗いで手を洗いました。
部屋に戻ると最初に目に飛び込んだのはベッドで膝立ちで腰を振ってる男の尻でした。
そして少し距離を置いて男が膝立ちでこっちを向いていました。
テレビの前に3人いて、wiiをしてました。
机の上にはマージャン牌がバラバラに転がっていました。

一瞬、まい先輩は帰ったのかと思いました。
でも、まい先輩はいました。
声が聞こえました。

まい「ん、ん、ん、ん」

まい先輩は男二人に挟まれていました。
まい先輩の小さな体は最初男たちの影でわかりませんでした。
っていうか、ほぼ裸の男の間で四つん這いになってるなんて、一瞬でわかるわけないじゃないですか。
まい先輩は全裸でした。
男たちが色が黒いぶん、まい先輩の白さが目立ちました。

まい「ん、ん、んんっ、ん、んんっ」

手前の男は乱暴に腰を振り、奥の男はまい先輩の頭を持ってぐりぐりと回していました。
まい先輩の頭だけ別のパーツのようでした。
頭がグラグラするトラの置物のようでした。
そのうち手前の男がイッたのか、まい先輩から離れました。
まい先輩はその場で腰を落として頭だけ上げてへたり込んだようになりました。
背中や足は白いのにお尻とアソコの辺りが妙に赤くなっているように見えました。
男はゴムを外すとまい先輩の背中に精子をかけました。

フェラさせている男が「ちょ、汚ねぇよお前!」と言いました。

みんなも「ザーメンは汚ないよな」「うん。ザーメンは汚い」「マン汁は汚くない」とか言って笑っていました。

フェラさせてる男が気持ちよさそうな顔をしてまい先輩の頭をガンガン振り始めました。
そのうち、「うっ」と言うと、まい先輩の口の中に出したようでした。
男はゆっくりと離れて、「あー気持ちよかった」と言いました。

離れ際に「ちゃんと飲めよ」と言いました。

まい先輩は俯いたままじっとして、しばらくして肩が動きました。
飲んだのかもしれません。

「てか、なんでかずくん玄関で立ってんの?」

その声にまい先輩がビクッとなりました。
まい先輩は小さい体が更に小さくなって、こちらを向かないように手探りで制服を探して、背中に精子をつけたまま慌てて制服のシャツを着てました。
背中の精子が制服のシャツにベットリとついて、雨に濡れたみたいになっていました。

先輩「てか、かずくん童貞?」

兄貴を誘いに来た先輩がビール片手に寄ってきました。

僕「あ・・・はい・・・」

先輩「じゃあさ、あの子で童貞卒業してみない?」

まい先輩が見るからにビクッとしていました。

先輩「仲間内のさ、まぁなんつうかマスコットみたいな?たくやって会ったことないっけ?あいつの・・・うーん、なんだろね、友だち?違うか?」

まい「あの・・・帰っていいですか」

話を遮るようにまい先輩が言った。
振り向いたけど髪越しで睨んでるみたいで、正直ちょっと怖かった。

先輩「いや、まだみんな抜いてもらってないし、かずくんにもヤらせてあげなきゃ」

まい「もうしたじゃないスか・・・」

今まで聞いたことない、まい先輩の口調だった。
吐き捨てるようだった。

先輩「あー、なに?スネてんの?今日たくやがいなかったから」

まい「もういいじゃないスか!」

部屋の空気が固まった気がしました。
僕は緊張で足が震えてきました。
でも男たちは全く悪びれた様子もなく・・・。

先輩「なに、まいちゃん?今日ノリ悪いじゃーん、いつもみたいに声出さないし」

まい「あ、あの、もう・・・」

まい先輩は急に怯えた表情になって、すがるような顔で先輩を見ました。
僕は一瞬、先輩がまい先輩に暴力を振るうんじゃないかと怖くなりました。
でも先輩は笑いながら、「まいちゃーん」と近寄っていき、ゆっくりとベッドに押し倒しました。
裸に制服のシャツを着ただけのまい先輩は仰向けになると裸同然でした。

まい「んん!んーっ!」

まい先輩は先輩に無理やりキスされていました。
キスしながら先輩はまい先輩の足を広げました。

まい「んん!んんんっ!」

初めてまい先輩のアソコを見ましたが一瞬で、毛が思ったより多かったことしかわかりませんでした。
まい先輩はすぐに足を閉じましたが、両手は先輩に押さえられてずっとキスされていました。
正直、もっと抵抗できるんじゃないかと思いました。
テレビからマリオののんきな声が聞こえました。
残りの人たちは興味ないみたいに普通にwiiやっていました。
先輩はキスしたまま、まい先輩に覆いかぶさったまま、器用に片手と足でズボンを脱いで下半身裸になると、クネクネと動きながらまい先輩の足の間に入り込んで、グッと腰を押し込みました。

まい「んんんーーー!!」

ものすごい勢いで先輩は腰を振っていました。
なんか、テレビで見た工場の機械のようでした。

まい「・・・あ!・・・んっ!・・・んっ!・・・!」

まい先輩は発声練習のように口を開いて動かしていましたが、声は出ないようにガマンしていたのかもしれません。
逆にその姿が感じすぎてるように見えました。

先輩は腰を振りながら、「次、かずくん、ヤらせてあげるから」と言って笑いました。

先輩の下でまい先輩がイヤイヤするように頭を振りました。
本当に異様な光景でした。
テレビではマリオやスネークが戦ってて、それを男たちが「お!」とか「やりぃ!」とか言いながら対戦したり観戦したりしてて、その部屋の隅のベッドでは僕の大好きなまい先輩が僕の兄貴の友だちの下で腰を振られてて、何度か「かずくん座れば?」とか声をかけられましたが、僕はただ呆然とそこで立っていました。

先輩が「あーイクイク、イクよー!」と言って、まい先輩から離れました。

先輩はまい先輩の腹の上に出したようでした。

(生でしたんだ・・・)

そう思うとショックでした。
まい先輩はもう隠そうともせず、足を広げたまま「はぁはぁ」と息をしていました。

(カエルみたいだなぁ・・・)と思いました。

初めてまともに見るまい先輩の胸は、大きくて白くて餅のように左右に広がっていました。
先輩が自分で出した精子を拭いて、「さ、かずくん」とナニをブラブラさせながら言いました。
まい先輩は壁の方を向いて丸くなっていました。
僕は喉がカラカラに渇いて、でもアレはガチガチに硬くなってて・・・。

先輩は、「ほら緊張しないでおいでよ」とさわやかな笑顔で僕の手を引っ張りました。

「お?かずくんの童貞卒業!?」と観戦してる人たちも笑っていました。

まい先輩は壁の方を向いたまま震えていました。
僕はもうどうしていいかわからなくて、怖くて、興奮して、とりあえず震える手でズボンを脱ぎました。
パンツは恥ずかしくて脱げませんでした。
でも先輩の「ほら」という声でパンツも脱ぎました。

「ちょっとまいちゃんもそんな愛想悪くしないでさw」

こんな状況でも先輩は笑いながらまい先輩を仰向けに転がしました。
まい先輩は口を『ヘ』の字にして涙を堪えてるようでした。

「なんでーそんなイヤなのー?かずくんそんなブサイクでもないよねー、そんな顔したらかずくんショックだよw」

そう笑って、まい先輩の胸を揉んでいました。

先輩「好きな相手じゃないと童貞捨てれないとか、普通ないよ?」

シャレにならなかった。
僕は先輩からゴムを渡されて、でも付け方がわからなくて・・・。
そうしてるうちに先輩が、「あ、初めてだもんね。生でしよっか」と言って、まい先輩の足を両手で広げました。
その時、まい先輩が僕を初めて見ました。
目が見開いてて・・・。
あんな顔のまい先輩を見るのは初めてでした。
でも僕はもうどうしようもなくて、泣きそうになりながらも、ゆっくりとまい先輩に近づいていきました。

いつの間にかwii組も「かずくんがんばれー」とか「怖くないぞー」とか言ってました。

ちょっと笑いそうになりました。
でも、まい先輩がものすごい怖い形相で僕を見ていました。
僕は膝立ちでゆっくりとまい先輩に近づいて、ナニを持ってまい先輩のアソコに宛てがうと、まい先輩の顔を見ないでゆっくりと挿入しました。
まい先輩の中は、まい先輩の口とは違った柔らかさで、ウニウニと動く生き物みたいで、僕はまい先輩と行った水族館のイソギンチャクを思い出していました。

その時にまい先輩と初めて二人で遊んだときのことを思い出して、まい先輩の可愛い顔とか、声とか、そういうのを思い出して、まい先輩がすごく愛おしくなって・・・。

目を開いたら、真顔で僕を睨みつけるまい先輩がいました。
僕はどうしていいのかわからなくて、でもチンポはすごい気持ちよくて、気持ちよくて・・・。

僕「あああぁぁぁぁ!」

叫んでチンポを抜くと、まい先輩の体に大量の僕の精子がかかりました。
僕は今までで一番気持ちよくて、「はぁはぁ」と息をしてその場でへたり込みました。
周りでは他の人たちが「おめでとう」とか言ってた気がしますが、遠くの出来事のように聞こえました。

見下ろすのは怖かったけど、まい先輩の顔を見ると無表情に僕を見上げていました。
僕は猛烈に吐き気がして、フルチンのまま部屋を出てトイレに駆け込みました。
トイレのドアを開けて、大便のドアも閉めずに床にもブチまけるように吐きました。
泣いてたと思います。

胃の中がカラッポになるまで吐くと水だけ流してトイレから出ました。
すると、そこには廊下の手洗いで全裸に制服のシャツだけのまい先輩が、ガニマタに足を広げてウェットティッシュでアソコを拭いていました。
まるで自分の家でおばさんがアソコを洗っているようでした。
もうまい先輩には羞恥心とか、そういうのは無いように見えました。

まい先輩は僕に気づいてるはずなのに、居ないように無視してアソコを拭くと、僕を見上げて無表情に「気持ちよかった?」と聞きました。

頭がクラクラとしました。
イヤな汗をかいていた気がします。
ものすごい緊張感で立ちくらみしそうでした。
ここまで気持ち悪くなったのは小学生のときに朝礼で倒れたときと、親の財布から金を盗んだのがバレたとき以来でした。

まい「あたしはね、山田くんとは付き合えないって思ってた。こんなんだからね。来なけりゃいいのに、たっくんに会えるって思ったら・・・バカだよね。タダのセフレ・・・、セフレでもないか・・・おもちゃだもんね。でも、初めての人だったし、どうしても・・・忘れられなくて・・・」

妙に頭は冴えていたから、今までのピースが一気に繋がった気がした。

―――――

『自分が好きになった人に好きになってもらえるって奇跡だよねー』
『でも届かないなら自分のことを好きって言ってくれる人と付き合うほうが幸せかも』
『まいは彼氏いたことなし、たぶんエッチもしたことないはずだけどなー』
『でもなんかしたことない雰囲気じゃないんだよねー』
『嬉しかったんだ。かずくんがあたしを好きで』
『かずくんがあたしを好きで。でも・・・その・・・無理というか・・・』
『あたしはね・・・無理だと思う・・・』
『あたしはかずくんを傷つける』
『かずくんに嫌われたくないよ・・・』
『嫌われたくない、嫌われたくないんだよ』
『どうしよう・・・嬉しいんだよね。ズルいよね、あたし。かずくんがあたしのこと好きな気持ちが嬉しくて、お互い傷つかないやり方ないかなって。かずくんに嫌われたくないって思ってる』

―――――

僕は自分のバカさがイヤになった。
その場で昏倒しそうだった。
まい先輩は僕の目を見て冷ややかに言った。

まい「でも・・・、君は誰でもいいんだよね」

否定の言葉を出そうにも体が固まってた。

まい「あたしが好きだから。あたしだけに興奮するって言ったのに、先輩たちにおもちゃにされてる子とヤレちゃうんだ。別にあたしじゃなくてもヤってたよね?あたしは・・・、かずくんに・・・。無理でも・・・助けて・・・ほ・・・か・・」

かすれた声で最後は聞こえなかった。
泣いたと思ったけど、顔をあげたまい先輩は真顔だった。

まい「山田くんとはやっぱ無理だよ」

まい先輩は僕の目を見ると・・・。

まい「てかキモい。顔も見たくない。もう二度と会わないと思う。さよなら」

そう言うとまい先輩は部屋に戻っていった。
しばらくその場で立ちすくんでいたが、部屋の中から「ああぁぁぁ!あんっ!ああぁぁんっ!あんっ!」と声が聞こえてきた。
僕はフルチンのままじゃ帰れないことに気づいて部屋の扉を開けると、ベッドの上で裸の女が腰を前後に振っていた。

まい「あああぁぁぁぁん!あん!気持ちいい!チョー気持ちいい!」

男「どうしたのまいちゃん、いつもよりスゴいじゃん!」

腰がすごい動き方をしてた。
若干周りが引いてた気がする。
僕の様子と合わせて、さすがに何かおかしいとわかったようだけど、みんな何も聞かなかった。

僕は服を着ると、「帰ります」と言って部屋を出た。
帰る頃には外はすっかり暗くなっていました。
途中、ものすごい嘔吐感に襲われて何度か吐こうとしましたが、もう胃液しか出ませんでした。
バイトを辞めようと思いましたが、先にまい先輩は辞めていました。
急に「辞めます」とだけ言って辞めたそうです。
メアドも全部変わってました。
まい先輩と同じ学校の人に聞いたら、「んー、ごめん、ちょっと訳ありなんだ」とか言われて誤魔化されました。
兄貴に聞こうと思いましたが、遠回しにもう兄貴の連れに会わせないと言われました。

僕はキスも初フェラも初体験も、全部好きな人でした。
でも全部、何も無かったほうが良かったと思いました。

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