写真愛好家の義父に頼まれて向かった旅行先の温泉で[後日談6:さやの過去編1]

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〔体験談投稿者:京男 様〕

さやの生まれは、大阪ではなく、ミカンと漁業が主力産業の田舎町だった。
3歳の頃に両親が離婚し、母親と二人で大阪と兵庫県の境目にある街に来た。
母親は、これといって手に職がないので、最初はスーパーのレジ打ちなどを転々としたが、最終的には水商売に落ち着いた。

その頃から、色々な男達が入れ代わり立ち代わり家に来ては、その都度「今日からは、この人がお父さんやで!」と、母親が男を紹介するが、数日すると居なくなっていた。
そのうちに「お前が可愛くせんから、あの人出て行ったんや!お前がおったら、あたしは、幸せになれん・・・」と言いながら、さやさんを殴るようになった。

そして、さやが8歳の頃、二人の男が来た。
一人は薄毛の優しそうに笑うおじさん。
もう一人は、まだ若いが少し暗い男だった。

「さやちゃん、今からみんなでご飯食べに行こか!好きなもんなんや?なんでもいいや」と、優しくおじさんが笑った。

今まで入ったことのない綺麗なお店。
見たことのない料理。
日頃の食事は、学校の給食と、母親が買ってくる冷たい弁当かカップ麺だった。

おじさんが言った。

「あんな、さやちゃん。おっちゃんなママと結婚しようと思うねん。だから、さやちゃんも、おっちゃんの子供になるんや。おっちゃんのこと、パパって呼んでな」

さやは、物凄く嬉しかった。

(これでお母さんに叩かれなくていい・・・)

さやは、満面の笑みで頷いた。

「ほんで、このお兄さんは、さやちゃんのお兄ちゃんになるねん。仲良くしてしてあげてな」と、おじさんが暗い男を紹介した。

「よろしくね、さやちゃん」

男はなんとも言えない薄ら笑いを浮かべて、そう言った。

それから数日して、おじさんの家にさや達は引っ越した。
大きな家だった。

おじさんは、当時50歳。
携帯電話の電子部品を作っている会社の社長だった。
息子は、当時26歳その会社の部長らしい。
おじさんより、息子の方が母30歳と歳が近かった。

数週間が経った。
おじさんを「パパ」と呼び、あの男を「お兄ちゃん」と呼んだ。
最初は言いづらかったが、呼ばないと母が後で怖い顔をして、尻をモノサシで思いっきり叩いた。
尻が赤く腫れあがった。

「なんで、ちゃんと出来んねや。こんなにいい暮らしやのに!なんでお前は言うこと聞かんねん・・・。言われたことは、なんでも言うこと聞け!わかったか!」

そう言って、腫れあがった尻を更に叩いた。

ある日の夜・・・。

「さやちゃん、今晩からは、パパがお風呂入れてあげるからね。一緒に入ろうね・・・」とおじさんが言う。

母を見るが、何も言わずに黙々と夕食を食べている。
そして、横目で冷たくさやを見つめた・・・。

学校の友達でもパパとお風呂に入っている子はいっぱい居る。

(親子になったら、一緒に入るものなのだ)と思った。

恥ずかしいが、「うん」と、笑って返事した。

それからはいつも一緒にお風呂に入った。
いつも、おじさんは小さな胸と毛の無い股間を丁寧に撫でて洗った。
そして、小さなマメを優しく触る。
少し気持ちが良かった。
それが終わると、いつも自分の股間の物を、さやの小さな手で洗せた。
そして、握らせて上下に動かすように教える。
気持ち良さそうにする、パパ・・・。
少し嬉しく、そして・・・怖くもなっていた。
やがて、さやの小さな体に白い物をかけると、さやの頭を撫でる。
その頃にはもう、さやは誰も居ない時や、ベッドの中で、自分の股間にある小さなマメを触り、気持ち良くなることを覚えた。

小学校四年生になった。
胸も少しずつ膨らんで大きくなってきていた。
その頃には、パパと入らない時はお兄ちゃんとも入るようになっていた。
もう、友達の誰もパパやお兄ちゃんとお風呂に入ってない。
それを、パパに言うと・・・。

「愛情が無い家やな。他所は他所、パパはずっとさやと入るで」と、笑って言った。

違和感を覚えるも、誰にも言えなかった。
相変わらず母は、何も言わない。

その日は、いつもよりも丁寧に体の隅々まで洗われた。
そして・・・。

「今日は、さや・・・手で触りながら、少し舐めてくれへんか」と言ってきた。

(えっ!)

さやが少し怪訝な顔をすると、「早くしなさい」と、今まで見たことのない顔で睨んだ。
さやの脳裏に、あの恐ろしい母の顔が浮かぶ・・・。
さやは言われるまま、パパの股間の物を舐めた。

綺麗に洗ったので、匂いも味もしない。
でも、手の中で段々といつもより硬くなっていくのが分かった。

「そう・・気持ちいいよ、さやちゃん・・・。大事にしてあげるからね。ほら、口に入れて咥えなさい。そして、口の中で舌で舐めるんだよ。いいね」

と、パパが言う。

さやは、従った。
口に咥えて、舌を使い、舐める。
そうするとパパが、さやの頭を持って前後に動かしだした。
ゆっくりと、最初は浅く、そして段々奥まで突っ込んでくる。
喉の奥にまで入れてくる。
嗚咽が漏れ、吐きそうになるが、それでも止めようとしない。
頭を掴む手に力が入る・・・。
そして、さやの口の中にいつもの白い物を出した。

さやが吐き出そうとすると・・・。

「あかん、出したら、飲み込みなさい!」

さやは吐き気を堪えながら、ドロドロする物を飲み込んだ。
口の中が生臭くなった。

飲み込むと、パパはさやを抱き締めて、キスをした。
最初は軽く、そして舌を口の中に入れてきた。
パパが口を離すと涎が糸を引いて伸び落ちた。

「さや、何か欲しいもんあるか?パパが何でも買ってあげるからな」と言った。

その日以来、さやは週に二回はパパの白いドロドロの物を飲まされるようになった。

小学6年生になった。
もう、自分が何をしているのかは、十分に分かっていた。
その頃には、パパだけじゃなく、お兄ちゃんの物も飲まされていた。
誰にも、言えなかった。
母はいつも冷たく見つめるだけだ・・・。

パパやお兄ちゃんは、それ以外はとても優しかった。
何でも欲しい物は与えられたし、服も欲しいだけ買ってもらえた。
おこずかいも子供とは思えないほど、欲しいだけくれた。
さやは友達に羨ましがれ、男の子にもとてもモテた。
さやの周りには、取り巻きが沢山出来た。
学校や外で遊んでいる時は女王さまのようだった。

しかし、夕方に携帯が鳴り、家に帰るように言われると、再び現実に引き戻された。

(今日は、どっちの物を飲まされるのだろう・・・)と。

そして、その日は、お兄ちゃんと風呂に居た。
その日は、夕方から何か体調が優れなかった。
お兄ちゃんの物を飲んだ後、お兄ちゃんのはさやの体を洗い出していた。
いつものように、さやの股間を執拗に触り、弄る、お兄ちゃん・・・。

「薄っすら毛が生えてきたなぁ~」と笑う。

その時、「あー」と、お兄ちゃんが叫んだ!

母を呼ぶ、お兄ちゃん・・・。

「もー、どないかしてや、汚いなー!風呂入ったのに、また洗わんとあかんわ!さや、早よ、上がり」と言った。

その日、初潮が来たのだ。

パパは「赤飯買って来い」と、母に言った。

黙って頷いて出ていく母。

「さやも、女になったんやなー」と、嬉しそうにパパが笑う。

目の奥にいやらしい輝きが見えた。

さやが中学1年の時、その日は朝からしんどくて学校を早退した。
家に着き、玄関を入った。
お兄ちゃんが先に帰ってた。

(早いな・・・)

リビングから呻き声が聞こえた。
そっとドアを開けると、全裸の母に後ろからのし掛かっているお兄ちゃんの姿があった。

パンパンパンパン・・・。

肉がぶつかり合う音が聞こえる。

「あーあー・・気持ちいい・・あっあっあっあぁぁぁ~」

母が呻く。

「ええか!おとんより俺のがいいやろ!どないして欲しいねん!言ってみ」

と、お兄ちゃんが母に言う。

「そう、あんたの方がいいで、気持ちいい・・あぁぁ・・入れて奥まで・・そうもっと奥まで突いて!」

と、母が叫んだ。
そして、二人して唸り、崩れ落ちた。
ドアを閉める瞬間に、母と視線があった。

部屋に行き、鍵を閉めてパジャマに着替えた。
ベッドに入るとさっきの光景が思い出される・・・。
嫌悪感がすると同時に、股間が濡れていくのがわかった。
パンツの上から触ってみると湿っていた。
パンツの中に手を入れると、びちゃびちゃに濡れていた・・・。
いつものように指で触る。
優しく・・優しく・・、だんだんと激しく触る。
声が漏れる・・・。

「あっ・・あ、あ、ああぁぁ・・気持ちがいい・・・」

指を軽く穴に押し当て入れてみる。
ゆっくりと・・・。

「痛いっ!」

諦めて、また触り出す。
いやらしく、いやらしく・・・。

「あっあっあぁぁ・・」

イッてしまった。
ドアの外で、“コンッ”と音がして人のいる気配がしたが、そのまま眠りに落ちた。

次の日からも、また交互にさやと風呂に入り、口の中にぶちまける父と兄。
たまに、風呂のドアの磨りガラスに母の姿が見える。

ところが、ある日を境に求めなくなった。
一週間あまり何もない、無かったらないで不安になってくる。

(もう飽きられて捨てられるのか・・・)と、幼い頃に見た恐ろしい母の顔を思い出した。

その顔を頭から振り払おうと、オナニーをする・・・。
いやらしく、いやらしく、声を抑え、イク・・・。

最近、父と兄、母は何やら話し合っている。
時折、母が不満そうな声を出し、何か言ってる。
父が、「うるさい!ほな、お前出て行けや!」と怒鳴った。
恐る恐る中を覗くと・・・。

「あぁ・・ごめんごめん、ちょっとした夫婦喧嘩やから気にせんといいよ。怖がらせてごめんな」と、いつものように父は優しく笑った。

「今、大事な話してるから、部屋におり」と、兄はぶっきらぼうに言った。

その三日後の夜、夕食も終わり部屋に居ると、酔っ払った母がさやの部屋に来てビデオカメラを据える。
冷たい目で見据える母、そして言った。

「わかってんな!言われたこと何でもしろよ!わかってんな!」と、繰り返し言った。

そして、かなり酔ってる父と、兄が、全裸で入ってきた。

固まって動けないさやを二人掛かりでスウェットをむしり取り、パンツを強引に脱がす。
押さえつける兄、我に返り、「いややー」と抵抗するさや。
母に助けを求めようと見ると、母はビデオカメラでその様子を撮っていた。
強引に脚を開かそうとする父は、母に「お前も手伝え!」と言った。
母が片方の脚を強引に引っ張って開くのを手伝う。
開いた脚の間に顔を突っ込み、さやの股間を舐め始めた。
物凄く嫌なのに、物凄く気持ちよくもあった・・・。

兄は、さやの上に跨がり、口の中にチンポを入れ・・・。

「歯立てるなよ、ほら、舌し使え!」

そして、「玉を舐めろ、尻の穴を舐めろ」と言う。

頭が真っ白になる・・・。

(もう・・どうでもいいや・・・)

脚の力が抜けた。
言われるまま、兄のチンポも玉も肛門も舐める。
そして父が、さやのおまんこに強引に突き入れた・・・。
焼いた鉄棒が突き入れられたくらいの激痛が全身を貫いた。

何処からか、悲鳴が聞こえる・・・。
だんだんと近づいてくる・・・。
そして、その悲鳴は自分の口から出てることに気付いた。
兄がまた口に突っ込み、悲鳴を抑える。
涙が出てくる、とめどもなく・・・。

父が呻き、中に出した。
そして、すぐさまに兄が伸し掛かる・・・。
兄もさやの中にぶちまけた・・・。

部屋から出ていく3人・・・。
股が物凄く痛い、尻の下が気持ち悪い・・・。
シーツを見ると血と精液とでグショグショに濡れていた。
風呂場に行き、股間を洗う。
何も考えられなかった・・・。
ただ、おまんこが痛かったが、何かしら子宮の奥から、じんじんと響く快感もあった。

次の日の朝、リビングに行くと楽しそうに3人が朝食を摂っていた。
さやを見ると、父と兄が満面の笑みで「おはよう、早く食べな遅刻するで」と笑う。
何事も無かったかのように・・・。

(あぁ・・今日からは毎晩あれが始まるんや)と悟った。

食事を済ませ学校に向かう。

(まだ股が痛い・・・)

何度か父、兄に犯されていくうちに、嫌なはずなのに感じていく自分もいた・・・。
嫌なのに、感じる自分・・・。
嫌なことを忘れる為に本気で感じ、イクようになった。
汚れた自分が汚く思える・・・。
でも、その後に犯されている自分を思い返し、自慰をするようになった。

そのうち、母も混じり四人ですることもあった。
乱れ狂う母の姿を見ながら、どこか、アダルトDVDでも観てるような感覚に陥る。

母は、父と兄が居ない時は、さやのことをなじった。

「お前、ほんまに私の子か!?いやらしい犬やな、汚い雌犬や!お父さんとお兄ちゃんに色目使いやがって、ほんま怖いガキやな」となじり倒す。

頭がおかしくなっていく自分がわかる。

中学2年になり、やんちゃな子達と付き合いだした。
やがて、家出を繰り返す。
最初は友達や先輩の女の子の家に・・・。
しかし、そう度々お世話になれない。

やがて男友達の家に泊まりだす。
泊まらせてくれる男の子の家は、みんな夜、親が居ない家ばかりだった。
その子一人だったり、溜まり場だったり、みんな、さやの体を求めた。
泊まらせてもらう為に応じるさや。
時には、4、5人に輪姦されることもあった。
前から後ろから、口にもおまんこにも同時に挿れられ、よがり倒した。
抱かせてあげると、みんな優しくしてくれた。
さやも、裸体を見られ、犯されることに、この上ないくらいに快楽を覚えた。

そのうち噂が広まり、「ヤリマンのさや」と呼ばれ、女の友達が居なくなった。

ある日、溜まり場に先輩が来た。
17歳の鳶職の少年だった。
強引にさやを家に連れて帰り、犯した。

その少年は父親と住んで居た。
小さなマンション、2DKの狭い部屋。
父親は、さやが抱かれているのを襖の隙間から覗いていた。
見られながら、少年に抱かれると声が出る・・・。

「あぁ~あっあっあぁぁぁ・・気持ちいい~あぁぁ・・・」

父親に見られ、聞かれて思いっきりイク・・・。

泊まりだして五日目の夜、この日も父親に覗かれながら、よがっている声を聞かせるために大きく声を出してした。
少年が寝たのでトイレに行くと、父親がさやの手を掴み、こう言った。

「ここにおりたいやろ?ヤリマンらしいな、おっちゃんのも舐めてや。させてくれたら、いつまでもおっていいで」と。

さやは頷き、跪いて、父親のズボンをおろしてまだ風呂にも入っていない、ションベン臭いちんこを口に含んで舐めた。
十分に勃つと、テーブルに手をつかせ、後ろから突き上げられた。
激しく、腰を振る父親・・・。
横を見ると少年が襖の隙間から見て、笑っていた。
さやはまた大きく声を出し、よがり狂った。

(見られている、犯されている姿を見られている・・・気持ちいい・・・)

そして、イッた。

そんな生活が1ヶ月ほど続いたある夜、3人で夕食を食べていると、突然ドアが開き、人相の悪い男達が入ってきた。
父親と少年を殴り倒す。
容赦なく殴り続ける。

男の一人がさやを連れて表の車に押し込んだ。
着いた先は自宅だった。

家に入れられると、玄関に父と兄が立っていた。

「心配したぞ、さや。探し回ったんやで」と、父が言った。

そして、男に分厚い封筒を渡した。

「社長、またなんか困ったら言って下さい。いつでもお力になりますんで」と言って、男は帰っていった。

肩を抱かれリビングに連れて行かれる。
母が居たが、何も言わない。
ただ、冷たい目で見つめる。

「お前、ヤリマンさやって言われてるらしいな。そんなに色んな男とヤリたかったんか?中坊のくせしてやらしい女やの、汚い公衆便所か、お前は!」

そう言うと、兄は頬を平手で殴った。
父が慌てて止める。

「もうええやないか、ちゃんと帰って来たんやし。なぁー、さやもちょっと魔が差しただけやんな。これからは、ちゃんとできるやんなー」と笑う。

「ごめんなさい。もうしません」としか、さやは言えなかった。

そして、そのまま二人に風呂場に連れて行かれた・・・。

数日後、あの鳶職の家に行ってみた。
親子は引っ越した後だった。

それからまた新しい噂が、友達や学校中に流れた。

「ヤリマンさやに手を出したら、ヤクザが出てくる」と。

そして誰も、さやと話さなくなった。

そのすぐ後に、妊娠がわかった・・・。
もはや誰の子なのかすら分からないくらいの男達と寝ていた・・・。

2日後、父の知り合いの産婦人科で中絶をした。
もはや、なんの感情も無くなっていた。

さやは、お金を出せば誰でも入れる女子校に進学した。
父や兄の相手をすれば、いつもお金をくれた。
ブランドのバッグでも、財布でも、なんでも買ってもらえた。
財布の中は、いつも万札が詰まっていた。

女子校なので、ブランドや流行りのファッションなど話題が尽きない。
さやも最初は友達が出来た。
学校の帰りにショッピングしたり、カラオケに行ったりと楽しかった。
それも、少しの間だけだった。

同じ中学出身の子が、さやの噂を流したのだ。

「ヤリマンさや」

今まで遊んでいた友達が、さやを囲んで言った。

「あんた、可愛い顔して、ヤリマンなん?売りしてるから、お金持ってんの?なんか、汚いなぁ~、あー、きしょいわ。ヤリマンさや♪」

そう言って、みんなで笑いながらどこかに行ってしまった。

また、一人になった。

夏休みが来た。
本来なら友達と遊びたおし、高校生活を楽しむはずなのに、誰からも連絡はなかった。
毎晩、毎晩、父か兄のちんぽをしゃぶり、突っ込まれるだけの夏休み。
それでも、嫌なのに、たまらなく嫌なのに、感じて大きな声を出して、イッてしまう・・・。
昼間に窓を開けて、全裸でオナニーをする。
人に見られながら、輪姦され、犯され、口の中に、おまんこの中に、全身にぶちまけられて汚される自分を想像して。

(頭がおかしくなりそうだ・・・)

夏休みも終わりに近づいたある日、さやは地元の子らが溜まるコンビニに行った。
中学の同級生の男の子3人が居た。
3人とも、さやは寝ていた。
さやに気がつくと、目配せする。

「久しぶりやな、さや。どないしてたん?学校あそこ行ってるんやろ?」

と、一人が女子校の名前を言った。

「うん、そやで、あんまし面白くないわ、ヤリマンさやって、呼ばれてるしな」

そう言って笑い、「なー、誰か泊めてくれん?」と言うと、3人は下を向きながら「・・・無理」と言った。

その時に、コンビニの駐車場に1台の車が入ってきた。
グレーのベンツ。
父もベンツだが、少し違った。
ドアが2枚で、父のよりも大きく見えた。
男が降りてきた。
黒いTシャツに、ビンテージデニム。
ここら辺の男とは、何かしらオーラが違った。

同級生の一人が言った。

「あっ!ヒデキさん!!こんちわぁー」と、頭を下げた。

男はその子をまじまじと見て、「おう!タカシか?大きーなったなお前、誰か思ったわ!お姉ちゃん元気か?」と、優しく笑う。
そして、さやを見て・・・。

「おっ!タカシの彼女ちゃんか?めっちゃ可愛いやん。お前もなかなかやんなぁ~」と、おおらかに笑った。

今までに出会ったことのない、優しく包み込むような笑顔。
さやの子宮が疼いた。

「違いますよー、同級生です。勘弁してくださいよー」

と、タカシが笑った。

「ふーん、なんや、ちゃうか!まぁ、そやな。お前じゃ釣り合わんもんなぁー」

と、男がまた笑った。
さやの子宮がまた疼いた。

さやが言った・・・。

「あの・・、今晩、泊めてくれませか・・・」

ヒデキと呼ばれた男が言った。

「ん!なんや、家出かぁ・・あかんよ!おとん、おかんに心配かけたらな、あかんよ」

と、優しく笑う。

「ほんでな、初めて会った男についてったら絶対にあかん。誰のためでもないで、自分のためやからな」と言う。

(そんなん、わかってるし・・)

涙が溢れた・・・。
さやを優しく見つめるヒデキ・・・。

タカシがヒデキの腕を突き、少し離れた場所に連れていく。
何やら話す二人。
ヒデキが、さやの方を見ている。

戻ってくると、タカシに1万円札を渡し、「コーヒー買って来て。ほんで、お前らもなんか買っといで。ほんで、この娘のも」と言った。

「なんで、家出したいの?聞いたけど、◯◯電子の娘さんなんやろ?ここらで1番のお金持ちのお嬢さんやん。なんの苦労があんのん・・・」

さやは答えられずに押し黙り、泣いた。

タカシ達が戻ってきた。

「はい、ヒデキさん!」と、お釣りとコーヒーを渡す。

そして、さやにも、なぜか桃の天然水を買ってきた。

ヒデキさんがコーヒーだけ受け取り、「夜中まで遊ぶんやろ?軍資金や。出世したら100倍で返せ」と笑った。
喜ぶ、3人!そして、助手席のドアを開けた。

「ほんじゃ、行こうか、乗りや」

と、さやに向かって言った。
慌ててタカシが、「ヒデキさん、まずいですよ。ヤクザ来ますよー」と言う。

「ふ~ん・・怖いなぁ~」と笑うヒデキさん。

「で、どこの人が探しに来るん?」と聞く。

タカシが、「たぶん、あそこの◯◯会の人と思います」と言った。

すこし考えるヒデキ、そして、「了解!まぁ、大丈夫ちゃう?ヤー公使って探す親なんてロクでもないやろ、そんなん無視無視!」と笑う。

「ほんじゃ、ねーちゃんによろしくな♪」と、車を走らせだした。

無言の車内、さやは、少しずつ、少しずつ、包み隠さずにヒデキに喋った。
今まで、誰にも話したことはないのに、初めて会ったのに、泣きながら・・・叫びながら・・・全てを話した。
ヒデキは何も言わず、ただ聞いている。

さやが、喋り終えると、優しくさやの頭に手を置き、「辛いな・・」とだけ言った。
さやはまた嗚咽を漏らして泣いた。

そして、(この人に抱かれるたい、思いっきり・・・)と思った。

<続く>

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